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2005年12月12日

博士の愛した数式

小川洋子:著者
新潮文庫

うらがきより
「ぼくの記憶は80分しかもたない」博士の背広の袖には、
そう書かれた古びたメモが留められていた─
記憶力を失った博士にとって、私は常に”新しい”家政婦。
博士は”初対面”の私に、靴のサイズや誕生日を尋ねた。
数字が博士の言葉だった。やがて私の10歳の息子が加わり、
ぎこちない日々は驚きと歓びに満ちたものに変わった。
あまりに悲しく暖かい、奇跡の愛の物語。
第1回本屋大賞受賞。

文庫化はやっ!新書でてから2年もたってないよ?
通常3年待ちで、売れてるとなかなか文庫化しないのに、
新書でも結構売れてるのに、驚異のスピード。
太っ腹〜(・o・)
当分読めないと思っていただけに、うれしい。

それはさておき。
事故で物事を記憶する能力が失われ、記憶の蓄積は1975年で
終わってしまっている数学博士と、派遣家政婦の「私」の交流。

《30年前に自分が見つけた定理は覚えていても、昨日食べた
夕食のメニューは覚えておりません。簡潔に申せば、頭の中に
80分のビデオテープが1本しかセットできない状態です。
そこに重ね録りしていくと、以前の記憶はどんどん消えてゆきます》
(本文より)

博士は常に数学で話をする。自分が覚えているのは数学だけだからだ。
靴のサイズを聞いて階乗を説明し、電話番号を聞いて素数の説明をし
誕生日を聞いては友愛数を説明する。
数学の式がいかに美しいか、答えにいたるまでの経過は、例え数学が
苦手な人でも引き込まれるんじゃないでしょか。
うっとりするほどリズムにあふれた文章でした。

そして、子供をなによりも一番に愛する博士。「私」の息子は頭が
平らっぽいことから√(ルート)と呼ばれ、80分後も忘れないように
メモを体に貼り付けるほどに愛される。そしてルートも博士の全てを
受け止め、愛する。
「私」と博士とルート。悲しい話といえば、そうなるのだけど、でも
優しさにあふれたお話でした。

映画化も決定して、博士が寺尾聰だと知ったとき、いいかもとおもた。
なんとなく小汚い(失礼!)雰囲気がよく合うかも(笑)
小川氏はあんまり人に勧めないが、これは勧めたくなりましたよ。
数学アレルギー?んなもんどうでもよい(笑)
学校で習った数学なぞ必要ないぞ♪

「実生活で役に立たないからこそ、数学の秩序は美しいのだ」
(本文より)

投稿者 fran : 2005年12月12日 23:15

コメント

土曜日持っていきなされ。

投稿者 fran : 2005年12月14日 20:46

うわ!この本、買おうかどうか悩んだんだ!
読みたいいいい
映画もみたいいいい

投稿者 あちゃ : 2005年12月14日 01:51

正直あの数式はわからん(笑)てか、ちゃんとやってる人でないとわからんわ、オイラーの公式なんて。
でも、楽しい。

投稿者 fran : 2005年12月13日 23:42

弥生ちゃんが読んで良かったって言ってたよ。
でもメインで出てくる数式の意味(良さ?)がいまいちわからなくて
数学の勉強してる友達に聞いたら
「あ〜あの数式ねあれは美しいわね」って返事が返ってきたらしい。
結局どこがどう美しいかはいまいち解んなかったけど
数学やってる人にはそう見える数式なんだと解ったと。

ちなみにこの映画うちの会社絡んでるので安くみれます。
券ほしかったら言ってね。
とはいえ、レディースデイよりは高いんですが。

投稿者 ぶんぶん : 2005年12月13日 22:54

お〜ひさしぶり〜元気に学生してるかい(笑)
たまには遊びにおいで。
読んだ?仲間がいてうれすぃ(笑)
うん、深津絵里も合ってるかもしんないね。でも、大人になったルートが吉岡秀隆って・・・(^^;

投稿者 fran : 2005年12月13日 21:42

ひさしぶりに覗いてます。
元気そうだね。
『博士』は私も読みました。寺尾聡も深津絵里(字あってる?)も合っているような気がするけどね。

投稿者 まる : 2005年12月13日 00:11

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