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2006年09月25日

天使の代理人(上・下)

山田宗樹:著者
幻冬舎文庫

うらがきよりまとめ
生命を誕生させるはずの分娩室で行われた後期妊娠中絶。
過去、数百にのぼる胎児の命を奪ってきた助産婦・桐山冬子はある日、
無造作に放置された赤ん坊の目に映る醜い己の顔を見た。
その時から罪の償いのために半生を捧げる決意をした彼女は、声高に
語られることのない”生”を守る挑戦を始める─。
”天使の代理人”という組織を運営する冬子。
突然銀行でのキャリアを捨て精子バンクを利用する出産を決意した
川口弥生36歳。
妊娠が分かった直後、人違いで中絶させられた佐藤有希恵26歳。
一時は中絶を考えたが産み育てることを選んだ佐藤雪絵20歳。
それぞれの人生と”天使の代理人”が交錯した時、奇蹟が起ころうと
していた。

いやぁ、読ませます。うまいですねこのひと。
両極端にある考えの違いを、見事にかき分けています。

胎児は人か否か?
中絶を平気でやるひとは、人じゃないというし、欲しくて待ちこがれた
人は、立派な一個の人格だという。
それぞれの立場考え方の違い。
途方もなく水掛け論になるだけのテーマではありますが。

妊娠後期に入ってそれでも「やっぱりイラナイ」っていうのは、どう
なんでしょうね?そうなってしまったら、普通に分娩して、しかし胎児に
ストレスを与え、死産として産ませるだそうです。
そこまできたら、それは殺人ではないかと思いますが。。。
もちろんやむを得ずに、たとえばレイプされたとか、ありますが、
するべき避妊もせずに、できちゃった堕そう、っていうのは、なんだかな。

そういう人たちを説得して、なんとか胎児の命を助けようと活動
しているのが”天使の代理人”という組織。
しかし、その組織も、次第に傲慢さが加わっていく。

きれいごとばかりじゃない所も、よい感じである。
あ、でも最後はきれいごとか。もうそれもしょうがないけどさ。
無理矢理まとめなきゃ終わらない(笑)
でもこのひとの作品、やっぱりどこか怖いです。

投稿者 fran : 2006年09月25日 22:47

コメント

そうそうそう、それも怖いのよ。
もしかして実は女?!(オナベとか・爆)

投稿者 fran : 2006年09月26日 21:37

この作者男なはずなのに、女をこんだけ出してきて誰一人違和感ないところも怖くない?
普通男の作者ってどこか理想が入っちゃって嘘くさい女の子が出て来たりすんだけどね。それが無い。
日々どんな女の人の中で生きてんだろうなどと思ってしまう。
友達は「きっと女ばっか6人姉弟の末っ子とかですごい揉まれて育ったんじゃないの?」とか言ってた(笑)

投稿者 ぶんぶん : 2006年09月26日 00:34

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