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2010年02月28日

StorySeller 2

沢木耕太郎・伊坂幸太郎・有川浩・近藤史恵
佐藤友哉・本多孝好・米澤穂信
新潮社ストーリーセラー編集部:編
新潮文庫

「BOOK」データベースより)
お待たせしました!!
大好評アソンロジー第2弾をお届けします。
日本作家界のドリームチームが再び競演。
今回もオール読み切りで、読み応え満点。
どこから読み始めても、他では経験できない
読書体験が味わえます。物語大好きのあなたも、
これから読み始めるあなたも、お気に入りの
作品が必ず見つかることでしょう。
著作リストも完備して、新規開拓のガイドとしても
最適です。

投稿者 fran : 00:23 | コメント (0)

2010年02月25日

サクリファイス

近藤史恵:著者
新潮文庫

「BOOK」データベースより
ぼくに与えられた使命、それは勝利のために
エースに尽くすこと―。
陸上選手から自転車競技に転じた白石誓は、
プロのロードレースチームに所属し、
各地を転戦していた。そしてヨーロッパ遠征中、
悲劇に遭遇する。
アシストとしてのプライド、ライバルたちとの駆け引き。
かつての恋人との再会、胸に刻印された死。
青春小説とサスペンスが奇跡的な融合を遂げた!
大藪春彦賞受賞作。


正直、全く興味のない自転車世界。
そんな人たちにも楽しめる作り。
さぞ、詳しいのかと思いきゃ、レース自体見たことないと
いう作者(大笑)

だから好きなのかも(笑)

これの、ゼロエピソードともいえる作品がStorySellerという
アンソロジー本に収録されています。
yomyomにもあったけ?

競技自体には興味持てなくても、最低限の説明はされているし
ミステリとして読むだけでも十分楽しめます。
その上でゼロエピソードにかかれば、もう完全です。
こういう楽しみ方もあるんだなーな目うろこ。

投稿者 fran : 00:21 | コメント (0)

2010年02月24日

スロウハイツの神様(上・下)

辻村深月:著者
講談社文庫

「BOOK」データベースより
『スロウハイツ』二〇二号室。
そこには、わたしたちの神様が住んでいる。
人気作家チヨダ・コーキが暮らす『スロウハイツ』の
住人たちは、平和な日々を送っていた。
新たな入居者、加々美莉々亜がくるまでは―。
コーキに急接近する莉々亜の存在が、不穏な空気を
漂わせるなか、突如判明した驚愕の事実。
赤羽環のプライドを脅かすこの事件は、
どんな結末を迎えるのか…。
環を中心とした『スロウハイツ』の環は、
激しい衝突と優しい修復を繰り返しながら、
それでもゆっくりと着実に自分たちなりの円を描いていく。
未成熟な卵たちが、ここを巣立つ時とは。

辻村深月という作家に出会えて、幸運だったなぁと
しみじみ思いました。
こんな家をもちたかった。
こんな生き方をしたかった。
こんな付き合い方をしたかった。

いや、たぶん、あたしだったら、もっと突き放した
付き合いかもしんないけど。
それでも、自分が憧れていた世界が、これに近いです。
なりたかったのも環に近いです。

毎回、ああいいなぁとつぶやきながら読む小説って
そうそうないでしょうねぇ。
それだけでも、結構幸せです。

投稿者 fran : 00:16 | コメント (0)

2010年02月20日

密室殺人ゲーム王手飛車取り

歌野晶午:著者
講談社文庫

「BOOK」データベースより
“頭狂人”“044APD”“aXe(アクス)”
“ザンギャ君”“伴道全教授”。
奇妙なニックネームの5人が、ネット上で
殺人推理ゲームの出題をしあう。
ただし、ここで語られる殺人はすべて、
出題者の手で実行ずみの現実に起きた殺人なのである…。
リアル殺人ゲームの行き着く先は!?
歌野本格の粋を心して堪能せよ。

ありそうでこわい、、、

でもね、このラストはいらない。

あそこで止まって欲しかった。
それで十分だったのに。

でも。

そう思うこと自体、もしかして、かなり
毒されているのかしら。。。

投稿者 fran : 00:13 | コメント (0)

2010年02月18日

罪・万華鏡

佐々木丸美:著者
創元推理文庫

「BOOK」データベースより
ある日突然、友人・魔作子を殺害し、
それを天誅と言った正子。彼女は上流家庭に育ち、
絵画の才能を伸ばすための留学を控え、
充実した日々を送っていたはずだった。
何が正子を凶行に駆り立てたのか?
精神分析医・吹原は対話と調査から、彼女の生活と
心を撹乱した原因を探ろうと試みる。
日常に潜む無意識の悪意が作る罠と、少女の心に
眠る真相とは。「異常心理」他、全四編を収録。

館三部作にもいたんだっけ、吹原医師。
その精神分析医の助手として傍らにいる「私」の
視点と調査事実で語られる話。

「正子・魔作子」「正世・魔作世」「正恵・魔作恵」
吹原医師のもとに現れたのが「正」であり、死んだのが
「魔作」であり、全ての話はそのように進む。
加害者であり被害者でもあるのが、吹原医師のカウンセリングを
受けるうちに、偽りの真相であったものが、真の真相に
導かれていく。

かなり少女趣味の強い佐々木作品であるが、これはその毒味が
大分薄いように思える。
それでも「助手」の少女性はきついけど(笑)

まだ、もう少し作品は残っているみたいです。
それらが全て文庫化されることを祈りつつ。。。
お願いします、創元推理社さま。。。

投稿者 fran : 00:09 | コメント (0)

2010年02月15日

ワーキング・ホリデー

坂木司:著者
文春文庫

「BOOK」データベースより
「初めまして、お父さん」。
元ヤンでホストの沖田大和の生活が、
しっかり者の小学生・進の爆弾宣言で一変!
突然現れた息子と暮らすことになった大和は
宅配便ドライバーに転身するが、荷物の世界も
親子の世界も謎とトラブルの連続で…!?
ぎこちない父子のひと夏の交流を、爽やかに
描きだす。文庫版あとがき&掌編を収録。

いきなり「あなたの子供です」といわれたら?!

女にはわからん感覚よなー(笑)

坂木氏は安心して読むことができる数少ない作家です。
とにかく人間がみんなやさしい。
悪意があるように見えても、きちんとその理由を
説明してくれる。そして、それは決して悪意なんかじゃ
ないわけで。
ぬるいかもしんないけど、殺伐した現実で生きてると
こういうオアシスも、必要かなと。

いきなりあんたの子供、って飛び込んできたにも
関わらず、いやーな顔しながらも、面倒くさい態度
とりながらも、しぶしぶながらも、ちゃんと父親としての
顔も見せるのです。
ま、この子供も非常に出来過ぎなんですが(笑)

不器用に交わり合う父子は、なんだかほんわかしてきます。

投稿者 fran : 00:06 | コメント (0)

2010年02月12日

警察庁から来た男

佐々木譲:著者
ハルキ文庫

「BOOK」データベースより
北海道警察本部に警察庁から特別監察が入った。
監察官は警察庁のキャリアである藤川警視正。
藤川は、半年前、道警の裏金問題の為に百条委員会で
うたった(証言した)津久井刑事に監察の協力を要請した。
一方、札幌大通署の佐伯刑事は、ホテルでの部屋荒らしの
捜査を進めていた。被害者は、すすき野の風俗営業店で
死んだ男の父親だった。大通署に再捜査の依頼の為、
そのホテルに泊まっていたのだという。
佐伯は、部下の新宮と事故現場に向かうのだが…。
『笑う警官』に続く道警シリーズ第二弾。

笑う警官の佐伯と津久井が再び、って今回はこの二人は
全く交わることはないですが。
それぞれの仕事をこなしてたら、実は繋がってました的な。

つか、今回この警察庁のキャリアくんがいい。
キャリアのくせに、いい仕事する。
なにかと官僚ってやり玉あげられたりするし、
あんまりいいイメージないけど、きっとこういう人も
現実にはいるよなー

どうでもいいけど、最後の一文、やめてくれ。。。
一気に三文小説になりさがったぞ。。。

投稿者 fran : 00:02 | コメント (0)

2010年02月10日

工学部・水柿助教授の解脱

森博嗣:著者
幻冬舎ノベルズ

「BOOK」データベースより
本シリーズの特徴は、話がつぎつぎに些末な方へ、
否、多方面へと逸れていくために、なかなか話が
進まない、本題が何であったかを忘却してしまう、
もともと本題などない、というまさに人間の思考、
人間の会話、人間の会議、人間の委員会、
人間のワーキンググループ、人間の国会、
すなわちほとんどの人間関係を象徴している点にある。
実名は愛犬パスカルだけだけど、限りなく実話に近いと
言われるM(水柿)&S(須摩子)シリーズ、完結。

投稿者 fran : 23:58 | コメント (0)

2010年02月09日

裁判長!これで執行猶予は甘くないすか

北尾トロ:著者
文春文庫

「BOOK」データベースより
傍聴ブームという社会現象まで起こしたベストセラー
「裁判長!ここは懲役4年でどうすか」待望の続篇は
ますます絶好調。男泣き大安売りの被告人に、
キャラも十人十色の裁判官。嫉妬に狂った地味な女も
キャバ嬢に騙された34歳の男も、法廷でそれぞれ
ドラマを展開中。
文庫版スペシャル・伊藤理佐さんの突撃傍聴マンガも必読。

前作、結構面白かったし。
相変わらず、マニアがんばってますね(笑)
そんで、相変わらず、絵、激下手だけど(大笑)

今回もいろんな人間のいろんな人生をかいま見させて
もらいました。
ありなんですねーこんなん。

最後の、マニア仲間の話はちょっと意外だったけど。

いつか「裁判員に任命されました!」なんて本がでたら
いいね、って、守秘義務があるから無理か(^^;

投稿者 fran : 23:56 | コメント (0)

2010年02月05日

真幸くあらば

小嵐九八郎:著者
講談社文庫

「BOOK」データベースより
衝動殺人で死刑囚となった南木野淳。
他の女と寝ていた婚約者を殺された榊原茜。
弁護士の勧めで茜は拘置所の淳を訪ねる。
交わるはずのはかった二人は、奇跡の恋におちた。
差し入れの聖書の行間に書き込まれた秘密通信だけが
真実を語る。死刑執行までの愛。
人が人を裁く意味を深く考えさせる慟哭の純愛小説。

なんとなく買ってみたけど。。。
可もなく不可もなく、かなぁ。
つまんなくはないけど、面白くもない。
イメージだけの恋愛なんて、結局自慰行為だし。

映画化ってあるけど、なんか間延びした
淡々なだけの映画になりそやな(苦笑)

投稿者 fran : 23:53 | コメント (0)

2010年02月03日

戦国自衛隊1549

福井晴敏:著者
半村良:原作
角川文庫

「BOOK」データベースより
自衛隊演習場で、新兵器の実験中に暴走事故が発生。
的場一佐率いる第三特別混成団が約460年前の戦国時代に
飛ばされてしまう。一方、その影響と思われる虚数空間が
日本各地に出現し、現代世界を侵食し始めた。
的場たちを救出するため組織されたロメオ隊の一員として、
救出作戦への参加を決めた元自衛官の鹿島は、
タイムスリップで戦国時代へ飛ぶが、そこで待ち受けて
いたものとは!?圧倒的スケールで贈るSF戦国アクション。

ドラマ、で見たんだよなあ、これ。
だいぶうろ覚え状態だけど、おもしろかったことだけは
よく覚えてる。
そうか半村さんが最初だったんだ。。。

とりあえず、歴史抜きでぼんやり読むとなかなか
楽しめる話ではないかと。

投稿者 fran : 23:47 | コメント (0)

2010年02月01日

茶室殺人伝説

今野敏:著者
講談社文庫

「BOOK」データベースより
古都・鎌倉、相山流茶道の家元邸で開かれた茶会は
御曹子婚約発表の場でもあった。
その席で、ある男が胸に包丁を突き立てた死体と
なって発見される。手伝いとして現場にいた小高紅美子は、
家元の次男・秋次郎や県警の安積刑事と流派に隠された
伝承と戦国時代にさかのぼる怨讐を追う。
傑作長編ミステリー。

作者本人も言ってますが、ここに出てくる
「安積刑事」は臨海署の安積警部補じゃないです。
同姓同名の刑事ってことで(笑)
こっちに出てくる安積はもっと口が滑らかだし(笑)

それはさておき。
結構、警察ものミステリーで綺麗に収まっています。
定石通りといってもいいかもしんないです。
しかも、恋愛要素まできっちりと。
火サスでも狙いましたか?的な(大笑)

しかし、茶人に関する云々、最近どっかであったよなぁと
思ったら、ドラマ「相棒」でした(^^;
正月スペシャルっすね。ちょうどその直後くらいに読んだので
でじゃぶっ(笑)な感覚でしたよ。はい。
(で、なんで感想が今頃?という突っ込みはしないように)

相棒では千利休でしたが、要するにそんな昔から、しがらみに
縛り付けられなきゃならんのか、みたいな。
それがあってこその由緒、なのだとか。
守らなくちゃいけない、だとか。
窮屈だけども、美しいです。

作者の今野氏は武人だけども、きっと、だからこその侘び寂びを
心得ているんじゃないかとも思いました。
ミステリとしては型はまりかもしれないけど、いい話でした。

投稿者 fran : 00:25 | コメント (0)