2017年11月03日

恨み残さじ〜空也十番勝負 青春篇〜

佐伯泰英:著者
双葉文庫

「BOOK」データベースより
直心影流の達人・坂崎磐音の嫡子空也は十六歳で
武者修行に出た。最初の地、薩摩での修行を終えた
空也は肥後国へと戻る。
人吉城下にあるタイ捨流丸目道場の門を再び叩いた空也は、
山修行を思い立ち、平家落人伝説が残る秘境・五箇荘へと
向かう。その頃、薩摩では不穏な動きを見せる
東郷示現流の一党が、空也に向けて次なる刺客を
放とうとしていた。
シリーズ累計2000万部突破の「居眠り磐音 江戸双紙」に
続く新たな物語、波乱の二番勝負が開幕!

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2017年01月22日

声なき蟬(上・下)〜空也十番勝負 青春篇〜

佐伯泰英:著者
双葉文庫

「BOOK」データベースより
直心影流の達人坂崎磐音の嫡子空也は十六歳で
武者修行の旅に出た。向かったのは他国者を
受け入れない“異国”薩摩。そこに待ち受けるのは
精霊棲まう山嶺と、国境を支配する無法集団の
外城衆徒。空也は名を捨て、己に無言の行を
課して薩摩国境を目指す。

瀕死の状態で薩摩入りを果たした坂崎空也は
前薩摩藩主島津重豪の御側御用を務めた渋谷重兼と
孫娘の眉月に命を救われる。再起した空也は、
野太刀流の薬丸新蔵と切磋琢磨して薩摩剣法を
極めていく。そんな中、空也を付け狙う外城衆徒が
再びその姿を現した。
試練に立ち向かう若者の成長を描いた著者渾身の
書き下ろし青春時代小説。

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2016年05月03日

旅立ノ朝-居眠り磐音江戸双紙51-

佐伯泰英:著者
双葉文庫

「BOOK」データベースより
雲ひとつない夏空の下、穏やかな豊後水道の波を切る
関前藩所蔵船豊後丸の船上に、坂崎磐音とその一家の
姿があった。病に倒れた父正睦を見舞うため、
十八年ぶりに関前の地を踏んだ磐音は、帰国早々国許に
燻ぶる新たな内紛の火種を目の当たりにする。
さらに領内で紅花栽培に心血を注ぐ奈緒の身にも…。
春風駘蕩の如き磐音が許せぬ悪を討つ、
“剣あり、恋あり、涙あり”の書き下ろし長編時代小説第五十一弾。
平成の大ベストセラーシリーズ、ここに堂々完結!

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2016年05月02日

竹屋ノ渡-居眠り磐音江戸双紙50-

佐伯泰英:著者
双葉文庫

「BOOK」データベースより
梅香が漂い、霊峰富士を望む小梅村が柔らかな陽射しに
包まれる頃、尚武館坂崎道場では、晴れて入門を許された
空也をはじめ、多くの門弟衆が稽古三昧の日々を送っていた。
そんな折り、道場主坂崎磐音宛てに、遠州相良より
一通の書状が届く。時を同じくして、幕閣に返り咲いた
速水左近が下城の途次に磐音のもとを訪れ…。
超人気書き下ろし長編時代小説第五十弾。

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2015年07月29日

意次の妄-居眠り磐音江戸双紙49-

佐伯泰英:著者
双葉文庫

「BOOK」データベースより
天明八年七月、小梅村では坂崎磐音の嫡男空也が
木刀を手に、独り黙々と稽古に励む日々が続いていた。
そんな折り、尚武館道場を訪れた速水左近の口から
思いもよらぬことを告げられた盤音は、その知らせに
驚愕し言葉を失う。やがてその磐音のもとに、
小梅村から姿を消していた弥助から文が届き…。
超人気書き下ろし長編時代小説第四十九弾。

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2015年01月07日

白鶴の紅-居眠り磐音江戸双紙48-

佐伯泰英:著者
双葉文庫

「BOOK」データベースより
城中で十代家治の御不例が囁かれ、水面下で十一代就位への
準備が進められる中、雨上がりの小梅村には嫡男空也に
稽古をつける坂崎磐音の姿があった。
その日の夕暮れ、尚武館の住み込み門弟の一人が
突如行方をくらます。翌日内藤新宿に姿を現したその門弟は
食売旅篭の店先に立っていた。
一方、八月朔日、金龍山浅草寺の門前に新たな紅屋が店開きし…。
超人気書き下ろし長編時代小説第四十八弾。

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2015年01月03日

失意ノ方-居眠り磐音江戸双紙47-

佐伯泰英:著者
双葉文庫

「BOOK」データベースより
江戸城中を揺るがした佐野善左衛門の刀傷騒ぎのあと、
尚武館から姿を消した松浦弥助は、自らが手にかけた
薮之助の遺髪を懐に忍ばせ、伊賀泉下寺を目指していた。
一方江戸では、坂崎磐音が月に一度の墓参のため
忍ヶ岡の寒松院を訪れていた。
その帰路、竹屋ノ渡し場に立った磐音は、向こう岸から
近付く乗合船に思わぬ人物の姿を認め…。
超人気書き下ろし長編時代小説第四十七弾。

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2014年07月13日

弓張ノ月-居眠り磐音江戸双紙46-

佐伯泰英:著者
双葉文庫

「BOOK」データベースより
天明四年(1784)弥生二十四日未明、
麹町の佐野善左衛門邸を見張る霧子は、
屋敷内の不穏な気配に胸騒ぎを覚えていた。
意を決し邸内に潜入した霧子は、
佐野善左衛門が松平定信に借り受けた刀を携え
登城することを耳にする。
小梅村に舞い戻った霧子から報告を受けた坂崎磐音は、
急遽、奏者番速水左近への書状を認め、霧子に託すが…。
超人気書き下ろし長編時代小説第四十六弾。

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2014年01月06日

空蝉の念-居眠り磐音江戸双紙45-

佐伯泰英:著者
双葉文庫

「BOOK」データベースより
隅田川を渡る風が土手道の葉桜を揺らす頃、
改築なった小梅村の尚武館坂崎道場に、
二十有余年の廻国修行を終えたばかりの老武芸者が現れ、
坂崎磐音との真剣勝負を願い出た。
その人物はなんと直心影流の同門にして“肱砕き新三”の
異名を持つ古強者だった―。

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2013年12月20日

湯島ノ罠-居眠り磐音江戸双紙44-

佐伯泰英:著者
双葉文庫

「BOOK」データベースより
槌音がこだまする小梅村尚武館道場の普請場に
桜の季節が訪れる頃、陸奥白河藩主松平定信の
予期せぬ訪問を受けた坂崎磐音は、門弟衆が稽古する
仮道場に案内し、磐音自ら定信に稽古をつけようとしていた。
一方その頃、弥助と霧子の二人が揃って小梅村から
姿を消した―。
春風駘蕩の如き磐音が許せぬ悪を討つ、超人気書き下ろし
長編時代小説第四十四弾。

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2013年06月17日

徒然ノ冬-居眠り磐音江戸双紙43-

佐伯泰英:著者
双葉文庫

「BOOK」データベースより
師走の空に奴凧が舞い、江戸に年の瀬の風情が漂う頃、
小梅村の坂崎一家と尚武館の門弟衆は、田沼一派の手に
かかり矢傷を負った霧子の回復を願う日々を送っていた。
幕閣内では田沼意知が若年寄に昇進し田沼父子の権力が
頂点を極める中、磐音らは未だ眠りから覚めない霧子を
小梅村に移送するため若狭小浜藩江戸藩邸を訪れるが…。
超人気書き下ろし長編時代小説第四十三弾。

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2013年01月15日

木槿ノ賦-居眠り磐音江戸双紙42-

佐伯泰英:著者
双葉文庫

「BOOK」データベースより
天明三年盛夏、隅田川左岸の小梅村で穏やかな
暮らしを送る坂崎磐音は、参勤上番で江戸に出府する
関前藩主一行を出迎えるため、父正睦とともに
六郷土手でその到着を待っていた。
旧主福坂実高との再会を果した磐音だったが、
随行してきた一人の若武者から思わぬ申し出を受ける。
春風駘蕩の如き磐音が許せぬ悪を討つ、
超人気書き下ろし長編時代小説第四十二弾。

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2013年01月10日

散華ノ刻-居眠り磐音江戸双紙41-

佐伯泰英:著者
双葉文庫

「BOOK」データベースより
春風が江戸に桜の季節を告げる頃、坂崎家では
豊後関前から父正睦、母照埜を小梅村に迎えて親子三代、
賑やかな日々を送っていた。
関前藩の物産事業に絡む内紛の始末がつかぬまま、
富士見坂の江戸藩邸を訪れた磐音は、藩主福坂実高の
正室お代の方の変わり果てた姿を目の当たりにして…。
春風駘蕩の如き磐音が許せぬ悪を討つ、
超人気書き下ろし長編時代小説第四十一弾。

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2012年10月25日

春霞ノ乱-居眠り磐音江戸双紙40-

佐伯泰英:著者
双葉文庫

「BOOK」データベースより
柔らかな陽射しが船着場を照らし小梅村が春の気配に
包まれる頃、豊後関前藩の留守居役兼用人に就いた
中居半蔵より呼び出しを受けた坂崎磐音は、義弟の
遼次郎と霧子を伴い佃島へと向かっていた。
折りしも関前藩の新造帆船が佃島沖に到着し、
荷下ろしを行っていたが…。
春風駘蕩の如き磐音が許せぬ悪を討つ、超人気書き下ろし
長編時代小説第四十弾。

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2012年06月13日

秋思の人-居眠り磐音江戸双紙39-

佐伯泰英:著者
双葉文庫

「BOOK」データベースより
初冬の陽射しが山の端を照らす頃、甲府勤番支配職を解かれた
速水左近は、三人の供を従え一路江戸に向かっていた。
一方、田沼一派の動向を知った坂崎磐音は、速水一行の
帰路を案じつつ夜明けの甲州道中を急いでいたが…。
春風駘蕩の如き磐音が許せぬ悪を討つ、超人気書き下ろし
長編時代小説第三十九弾。

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2012年01月16日

東雲ノ空-居眠り磐音江戸双紙38-

佐伯泰英:著者
双葉文庫

「BOOK」データベースより
朝靄にけむる芒の原が秋の気配に包まれる頃、
江戸を間近に見る六郷の渡しに、坂崎磐音一行の
江戸入りを阻止せんと警備を固める田沼一派の姿があった。
折りしもそこに幼子を連れた旅の一行が姿を現し…。
長の旅に終止符を打ち、期する想い胸に両国橋に
立つ坂崎磐音、ここに新たな戦いの幕が開く!
超人気書き下ろし長編時代小説第三十八弾。

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2011年08月17日

一矢ノ秋-居眠り磐音江戸双紙37-

佐伯泰英:著者
双葉文庫

「BOOK」データベースより
桜の花びらが水面に浮かび、江戸が春の気配に
包まれる頃、駒井小路の桂川甫周邸を訪ねた
品川柳次郎とお有夫婦は、その帰り道、
尚武館道場が解体される現場に遭遇する。
一方、姥捨の郷に寄寓する坂崎磐音ら一行は、
嫡男空也を囲み和やかな日々を送っていたが、
雹田平とその配下が再三再四紀伊領内に姿を現わし…。
春風駘蕩の如き磐音が許せぬ悪を討つ、
著者渾身の書き下ろし長編時代小説第三十七弾。

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2011年05月11日

紀伊ノ変-居眠り磐音江戸双紙36-

佐伯泰英:著者
双葉文庫

「BOOK」データベースより
新玉の紀伊領内が白一色に染まる頃、坂崎磐音、おこんらは
姥捨の郷に寄寓し和やかな日々を送っていた。
そんな折り、田沼意次によって幕府財政立て直しを図る命が
発せられ、高野山に眠る鉱脈にもその手が伸びようとしていた。
一方江戸では、磐音の書状が笹塚孫一を通じて品川柳次郎に
もたらされ…。
春風駘蕩の如き磐音が許せぬ悪を討つ、著者渾身の書き下ろし
長編時代小説第三十六弾。

投稿者 fran : 22:18 | コメント (0)

2011年02月08日

姥捨ノ郷-居眠り磐音江戸双紙35-

佐伯泰英:著者
双葉文庫

「BOOK」データベースより
連日厳しい残暑に江戸が見舞われる頃、坂崎磐音、
おこんらは尾張名古屋城下の長屋で落ち着いた日々を
送っていた。折しも、磐音との稽古を望む武芸者が
藩道場に現れる。どうやら田沼の刺客らしいのだが…。
春風駘蕩の如き磐音が許せぬ悪を討つ、
著者渾身の書き下ろし痛快長編時代小説第三十五弾。

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2010年10月19日

尾張ノ夏-居眠り磐音江戸双紙34-

佐伯泰英:著者
双葉文庫

「BOOK」データベースより
軒菖蒲売りの声が江戸に仲夏を告げる頃、
坂崎磐音、おこんらは尾張名古屋城下に長屋を借り、
落ち着いた日々を送っていた。
そんな折、磐音とおこんは散策の途中、
ふと立ち寄った呉服問屋で揉め事に遭遇するのだが…。
春風駘蕩の如き磐音が許せぬ悪を討つ、
著者渾身の書き下ろし痛快長編時代小説第三十四弾。

急転直下な展開から、ようやく一息、って感じの34巻目。
尾張名古屋に潜伏中。
とはいえ、磐音は相変わらず、その強さで剣士たちの
度肝を抜き、よけいな噂をまき散らす行動を(笑)
おこんも乗るし(苦笑)

目立つ夫婦であります。

次あたりで産まれるかな?子供。
もう少し引っ張りそうな気もするけど(^^;

投稿者 fran : 01:23 | コメント (0)

2010年06月19日

孤愁ノ春-居眠り磐音江戸双紙33-

佐伯泰英:著者
双葉文庫

「BOOK」データベースより
桜の花が咲き、江戸が晩春に移ろう頃、
佐々木磐音とおこんは小梅村にある
両替商・今津屋の御寮で静かな日々を送っていた。
老中田沼意次の配下が昼夜を分かたず御寮を
監視していたが、やがて磐音を狙う刺客が現れ…。
春風駘蕩の如き磐音が許せぬ悪を討つ、
著者渾身の書き下ろし痛快長編時代小説第三十三弾。

いよいよ新章開始、という感じである。
佐々木家に入り、おこんと平和な日々を
まったりと続けてこの先どう話が進むのか
ちと心配していたら、前作で全てがひっくり返り、
ひっくり返ったら返ったで、どうなっちゃうの?
状態だったのが、いや、うまくつなげましたねぇ。

というか、磐音はこれでなきゃ。

まったり若先生なんぞやってるよか、よっぽど
いいや(笑)

しかし、おこんさん。いいのか;;;;
腹に子供がいることを忘れているような;;;;
無事産まれますように;;;;

投稿者 fran : 00:42 | コメント (0)

2010年01月24日

居眠り磐音江戸双紙〜更衣の鷹 上・下〜

佐伯泰英:著者
双葉文庫

内容紹介
備前包平の研ぎを頼みに本所の鵜飼百助を訪ねた
佐々木磐音は、本所深川界隈で新年の挨拶を済ませ、
神保小路への帰路についていた。
両国橋で只ならぬ妖気とともに立ち現れた丸目歌女と
遭遇した磐音は、先の戦いで磐音に敗れた丸目高継の死と
磐音への復讐を告げられる。
そんな折り、西の丸家基の剣術指南役を解かれた磐音は、
近日中に家基一行が鷹狩りに向かうことを知らされ……。
西の丸家基をめぐり、磐音が田沼意次の陰謀に立ち向かう。
著者初の上下巻、2冊同時発売。

通巻31、32巻となります。

これが出る前、正月スペシャルでドラマがあり、
それに関連して、佐伯氏の特集番組もあったんですよ。
暇だったんでみてたんですけど、そんときに
「この新作は、大きなターニングポイント」みたいなこと
おっしゃっていて、あ、もしかしてと思ったら案の定。

だけどよ。だけど!!
あの方まで殺すことないじゃんかああああああ!!!!(号泣)

この先磐音が続くか終わるか、この一作にかかってるといった意味
ようやくわかりましたよ。
ええ、確かにとんでもない展開ですわ。

さてこれから、どうなっていくやら。。。

投稿者 fran : 01:24 | コメント (0)

2009年06月19日

居眠り磐音 江戸双紙 1〜27

佐伯泰英:著者
双葉文庫

1.陽炎ノ辻(かげろうのつじ)
2.寒雷ノ坂(かんらいのさか)
3.花芒ノ海(はなすすきのうみ)
4.雪華ノ里(せっかのさと)
5.龍天ノ門(りゅうてんのもん)
6.雨降ノ山(あふりのやま)
7.狐火ノ杜(きつねびのもり)
8.朔風ノ岸(さくふうのきし)
9.遠霞ノ峠(えんかのとうげ)
10.朝虹ノ島(あさにじのしま)
11.無月ノ橋(むげつのはし)
12.探梅ノ家(たんばいのいえ)
13.残花ノ庭(ざんかのにわ)
14.夏燕ノ道(なつつばめのみち)
15.驟雨ノ町(しゅううのまち)
16.螢火ノ宿(ほたるびのしゅく)
17.紅椿ノ谷(べにつばきのたに)
18.捨雛ノ川(すてびなのかわ)
19.梅雨ノ蝶(ばいうのちょう)
20.野分ノ灘(のわきのなだ)
21.鯖雲ノ城(さばぐものしろ)
22.荒海ノ津(あらうみのつ)
23.万両ノ雪(まんりょうのゆき)
24.朧夜ノ桜(ろうやのさくら)
25.白桐ノ夢(しろぎりのゆめ)
26.紅花ノ邨(べにばなのむら)
27.石榴ノ蠅(ざくろのはえ)

春風のように穏やかで、思いやりの深い青年武士・坂崎磐音。
その剣は「まるで春先の縁側で日向ぼっこをして居眠りを
している年寄り猫」のようだとわれるくらい、のどかな
構えであるが、その腕は半端なく、強い。
居眠り磐音の異名をもつ男の波瀾万丈な生き様を描く、
平成の大ベストセラーといわれる書き下ろし長編時代小説。

1週間くらいかけて、ちまちま書き進めてみました。
長いです(^^;
27巻分のあらすじも書こうと思ったんですが、長くなりすぎで
どうしようもなくなると思ったのでやめました。
なので、思ったままのつらつらをば。
ネタバレというより、わかるひとにしか分からないみたいな
内容ではないかと思いますが、一応、ネタバレ注意!に
しておこう(^^;


とりあえず、27巻まで一気読み。すでに2巡目、3巡目という(笑)
2巡目以降は気が向いた巻を適当に抜いて、な読み方ですが、
どれを抜き出しても結局夢中になるという。。。
こんな読み方するのは、北村薫氏作品だけだったんですが。
1作1作は短編みたいな区切りをつけられるので、
「坂崎磐音」という大きな流れが頭に入っていれば、問題は
ないですね。

それにしても、坂崎磐音、ほんとうに不思議な男です。
男も女も、ひとたび関わるとその人柄に惚れてしまう。
穏やかで長閑、欲もなく、その強さを鼻にかけることもない。
今津屋から始まった人脈がじわじわと広がりいっても、
必要以上の関係を強いることもない。
どんなに、懐が淋しくても、せっせと日傭取りを自分で探す。
今津屋に行けば、ご飯くらい食べさせてくれるだろうくらいな
付き合いになっても、決して無心しない。甘えることはしない。
豊後関前藩が藩主・福坂実高にしても、
玲圓から繋がった御側御用取次の速水左近にしても、
中川淳庵から繋がった修理大夫(しゅりだいぶ)・酒井忠貫に
しても、その面識をひけらかすことは決してしない。
常に距離を保ち、自分は下っ端、の立場を崩さない。
けれど、いざ頼りにされれば、全力で立ち向かう。
そりゃー惚れますわよ。(武左衛門はこれの正反対で、なぜか
憎めないんだけど、信用は、全くない・笑)
つーか、由蔵さんなんかは、その辺歯がゆいみたいでね(笑)
歯がゆいけど、信用度はうなぎ上りで、ついには関前藩の借金の
担保にまでされちゃう(笑)
実高さんは「わしは磐音を手放した覚えはない」と号泣する有様。
(これ、将軍家治さんにも「惜しい家来を手放したな」といわれ、
さらに大泣きするハメに)

とにかくその謙虚というか遠慮深いというか、もうちょっとおおらかに
構えてもいいんじゃないの?というくらい、慎ましやかな性格は
時として、周りを呆れさせ、憤慨させることもあるんですが。
たまに自分自身でも縮こまっちゃうこともあって、師匠であり
後に養父となる佐々木玲圓にもしばしば諭されています。

私の好きなシーンのひとつが、養子縁組を願う時の玲圓の説得。
勝負を挑まれ、また様々な事件に関わるうち、やむにやまれずとはいえ
人を斬り、命を奪ってきた、そのように穢れた自分が、道場を継ぐ
ことなど許されるのだろうか、という葛藤に、答える玲圓の言葉。
「人を斬ることにおいて、殺人者と活人者は紙一重よ。
それさえ承知ならだれがそなたの行為を非難できよう。
見てみよ、そなたの周りには西の丸様をはじめ、幕閣の方々、
今津屋のような豪商、桂川甫周どのや中川淳庵どののような
お医者から深川暮らしの人々まで、多彩な人材がそなたと親交を
保っておるわ。それは偏にそなたの人柄を信じてのことじゃ。
こればかりは佐々木玲圓も足元にも及ばぬ」

(19巻-梅雨ノ蝶 第二章・不覚なり、磐音 より抜粋)

その西の丸様こと、徳川10代将軍の嫡男・家基さんですが、日光社参の
出会いで確か15歳。(ただし、かぞえ。満年齢なら13か14歳)幼いですね。
磐音を心底慕っていると思います。でなきゃ、宮戸川に連れて行けなんて
わがまま言いませんよ。自分の命は磐音がちゃんと守ってくれるという
絶対の信頼があるからこその密行実現なんです。
そんな家基さんですが、史実では18歳(満16歳)で急死してます。
たぶん、この宮戸川が最後の思い出になるかと思われますが。。。
悲しいけど、どう展開していくか。
この家基さんと磐音のからみも、すごく好きなシーンだったから、
なくなっちゃうのは寂しいよなあ。

さて、忘れてはならない、この話は恋愛小説でもあります。
幼き頃よりの許嫁・奈緒。明和9年の悲劇から、すれ違い続けの磐音と奈緒。
白鶴太夫として吉原に落ち着いた奈緒を陰ながら見守ろうという磐音。
その悲恋を悲しみながらも、磐音に惹かれていくのを押さえられないおこん。
三角関係といえばそうなんでしょうけど、3人とも自分の意思では
どうしようもないわけで。
自然に任せてるうちに、落ち着くところに落ち着いたと。
この話の時間の流れで、一番変わったのは、やっぱりおこんでしょう。
深川の一町娘が、御側御用取次の速水左近の養女となり、武家の嫁となるの
ですから。

このおこんも磐音に負けず劣らず、誰からも好かれる気持ちのいい女性。
深川っ子らしく、伝法な啖呵を切る、明るく元気いっぱいの今小町。
次第に落ち着きのある物腰に変わっていきますが、それでもうっかりすると
地がでて、義母・おえいに呆然とされ、磐音に笑われています。
磐音の父・正睦も母・照埜もおこんがすっかりお気に入りで、世の中の嫁が
羨ましがるであろうくらいのベタ惚れっぷり。
本当に、坂崎家に欲しかっただろうに。
井筒遼次郎がいい嫁さんみつけられるといいですね。
(磐音の妹・伊代の旦那・井筒源太郎の弟で坂崎家に養子に入り坂崎を継ぐ
ことが決まっている)
(ん?まてよ?まさか、早苗とはいわんやろな?>嫁さん=武左衛門の娘。
年齢的にそこそこ釣り合うし、あの親父の子にしては鳶が鷹だが;;;
考え過ぎか?^^;)

そして、奈緒ですが。
白鶴太夫として吉原に君臨してきましたが、山形の紅花商人・前田屋内蔵助に
身請けされ、それも妾ではなく正妻としてであり、かなり幸せな結末かと。
それぞれがそれぞれに見つけた、幸せへの道を歩み進んでいくことと
思われましたが奈緒に関しては、その後も結構波乱があったり。

その他にも、西の丸様をうとましく思う田沼意次親子率いる下忍集団・雑賀衆
との戦いとか、ハラハラドキドキも満載。
いや、雑賀泰造なんて、ふつーでしたね。その後の奸三郎丸なんて、まるきり
妖怪変化じゃね(笑)
現実主義でなきゃ勤まらない医者である桂川さんが泣くわ、そりゃ(笑)

で。
いきなりですが、このお話の登場人物で一番好きなのは?(磐音はさておき)
私は、ダントツで佐々木玲圓師匠です。
このひと、相当おちゃめです(笑)
佐々木道場の主でかなり名の知られた剣術家で、門弟からすれば雲の上の人。
結構堅物なイメージでしたが、磐音が養子に入るあたりから、
だんだん崩れてきて(笑)
とにかく磐音がかわいくてかわいくてしょうがないという(大笑)
30過ぎたおっさんにかわいいもなにもないが、技量第一・気性は穏やか・
見識礼儀の心得あり、幕閣の者とも無理なく親交を保ち。
これ以上にはない跡継ぎなわけで。
しかも、おこんももれなく付いてくる(笑)
その祝言の為の段取りにあたっての玲圓と妻・おえいの掛け合いは
爆笑もんです。
早くうちに二人を迎えたい玲圓は、段取り無視であーだこーだ。
おえいに「犬か猫の仔を貰い受けるのではございません。
速水様に呆れられますぞ」とピシリ。
尤も、おこんを養女に迎える速水家でも、左近さんは奥さんから同じ小言を
食らっていますけどね(笑)
50半ばでも、磐音と対等に稽古になる強さも好き(はーと)
一番好きなシーンは、道場の扁額の揮毫を願った、寛永寺座主天慧師の
前での技披露ですな。玲圓と磐音の技の応酬。
決して長くは描かれていないですが、その張りつめた緊張が心に残りました。
師弟の、そしてゆくゆくは親子となるふたりの、阿吽の呼吸がすごく
好きです。

逆に嫌いなのは?
実は、私、奈緒が大嫌いです;;;
つか、白鶴太夫となるまでは、いや、例の「襖越しの最後の別れ」までは、
普通に涙・涙でよかったんですよ。はい。
大門を出た時からですね。嫌いになったの。
身代わりに気づいてなかったってあれです。
そんで偽善者もどきな「おこんさんを大事に」という台詞。

さらに時が経って、山形の紅花専売騒動の折の態度。
すでにこのとき、2年の歳月が経ってるわけで。
なのに、
「奈緒は過ぎた嫁にございます。さりながら、奈緒の心を捉えた男子は
ただ一人、坂崎磐音なる御仁にございます」

(26巻-紅花ノ邨 第五章 半夏一ツ咲き より抜粋)
内蔵助さんに、夫に、こんな台詞吐かせますか。奈緒さん?
しかも、奈緒を探し当てた磐音との再会シーン、
「おこん様と祝言を挙げられたと風の便りに聞いておりました」
「坂崎磐音はもはやこの世におらぬ」
「いえ、奈緒の心には永久(とこしえ)におられます」

(同 抜粋)
顔合わせないで言うんだよね。背中向けたまんま。
心底本気ですか。怖いよ。
内蔵助さんは磐音が佐々木家に入ったことも所帯をもったことも
知らなかった。けど、奈緒は知っていた。
江戸から遠く離れた山形で、かっての許嫁のかすかな噂も必死に集める女。
ここまでくると、一途に健気じゃなくて、粘着質で執念深い女に成り
下がってますって。
一応、きちんと内蔵助さんの妻、前田屋の内儀としての役目は表向き
果たしているだけに、内蔵助さんからすれば、手酷い裏切りやなぁ。
(いや、本人承知の上ですけど)

金で買われた女だけど、心までは買えませんってか?
だったら、くたばるまで吉原にいて、磐音だけを想っていればよかった
のでは?どんなに金を積まれても、諾とするか否とするかは、女の心ひとつ
なのですから。無理矢理落籍(ひか)された訳じゃないのだから。
このままだと内蔵助さんは一生、女房を金で買った後ろめたさを抱えたまま。
それでも惚れてる女だから耐えるしかない。
気の毒に。

ただこれ、磐音の側には全くというくらい心残りがないのが、笑えたと
いやぁ笑えたかも。
ほとんどただの義務で参上しました的な。困惑してたとゆーか(苦笑)
おこんはさすがに奈緒の本心に動揺してたようですが、磐音はそこんとこ
きちんと言葉で諭すんですね。
「奈緒どのは奈緒どのの選んだ道を歩かれた。それがしはまたそれがしの
道を進んだ。そして、そなたと結ばれた。二人はそれぞれ別々の道を歩く
運命にあったのじゃ。おこん、それがしの女房はそなたなのじゃ。
過ぎ去った昔に拘りすぎると、手中の幸せを失うことになる。
分かるな、おこん」

(27巻-石榴ノ蠅 第一章 紅板 より抜粋)
ここで上手く言葉に出来なくて黙りこくってしまって、ますます
奥さんの気持ちを疑惑で固まらせて、というのが不器用な一般的な
男なんでしょうが(笑)
なんたって磐音ですから。その素直さは天性ですから。
さらに
「旅をしてよう分かったぞ」
「なにがでございますか」
「磐音は心からそなたに惚れておる」

(同 抜粋)
ちゃっかり、ご機嫌取りも(笑)ごちそうさまです(笑)
ここまでいわれりゃ、女冥利に尽きるってもんですわ。

ともあれ、奈緒がここまで嫌な女になるとは思ってもいなかったとはいえ
これで磐音夫婦の絆もより強くなればいいなぁと。
これからきっとふたりの子供も産まれて、賑やかにのんびりと、でも
結局なんかしらの事件には引きずり込まれつつ、田沼親子との闘いも
正念場となっていくのでしょう。
まだまだ楽しみです。はい。
(出来れば奈緒はもぅ出して欲しくないなぁ;;;)

と、とりあえず、27巻までの感想でした。
感想になってないけど(^^;

投稿者 fran : 23:51 | コメント (2)