2018年05月20日

ずっとあなたが好きでした

歌野晶午:著者
文春文庫

「BOOK」データベースより
バイト先の女子高生との淡い恋、
転校してきた美少女へのときめき、
年上劇団員との溺れるような日々、
集団自殺の一歩手前で抱いた恋心、
そして人生の夕暮れ時の穏やかな想い…。
サプライズ・ミステリーの名手が綴る恋愛小説集は、
一筋縄でいくはずがない!?
企みに気づいた瞬間、読み返さずにはいられなくなる一冊。

投稿者 fran : 00:36 | コメント (0)

2015年03月29日

密室殺人ゲーム・マニアックス

歌野晶午:著者
講談社文庫

「BOOK」データベースより
“頭狂人”“044APD”“axe”“ザンギャ君”“伴道全教授”。
奇妙なハンドルネームを持つ5人がネット上で仕掛ける
推理バトル。出題者は実際に密室殺人を行い、
トリックを解いてみろ、とチャットで挑発を繰り返す。
謎解きゲームに勝つため、それだけのために人を殺す
非情な連中の命運は、いつ尽きる!?

投稿者 fran : 00:31 | コメント (0)

2014年10月17日

春から夏、やがて冬

歌野晶午:著者
文春文庫

「BOOK」データベースより
スーパーの保安責任者・平田は万引き犯の
末永ますみを捕まえた。
いつもは容赦なく警察に突き出すのだが、
ますみの免許証を見て気が変わった。
昭和60年生まれ。
それは平田にとって特別な意味があった―。
偶然の出会いは神の導きか、悪魔の罠か?
動き始めた運命の歯車が2人を究極の結末へと導く!

投稿者 fran : 21:05 | コメント (0)

2013年09月11日

舞田ひとみ14歳、放課後ときどき探偵

歌野晶午:著者
光文社文庫

「BOOK」データベースより
ゲームとダンスが大好きで、勉強と父親は嫌い。
生意気盛りの中学二年生・舞田ひとみが、
小学校時代の同級生・高梨愛美璃と再会したのは、
愛美璃が友人たちと、募金詐欺を繰り返す胡散臭い女を
尾行していた時だった。数日後、女は死体で発見されて―。
驚きのひらめきと無限の想像力で、ひとみは難事件に挑む!
14歳の少女たちの日常と、彼女たちの周りで起こる不
思議な事件をいきいきと描いた異色の本格ミステリ、
シリーズ第二弾。

投稿者 fran : 01:36 | コメント (0)

2012年09月19日

絶望ノート

歌野晶午:著者
幻冬舎文庫

「BOOK」データベースより
いじめに遭っている中学2年の太刀川照音は、
その苦しみ、両親への不満を「絶望ノート」と
名づけた日記帳に書き連ねていた。そんな彼はある日、
校庭で人間の頭部大の石を見つけて持ち帰り、
それを自分にとっての“神”だと信じた。
神の名はオイネプギプト。
エスカレートするいじめに耐えきれず、彼は自らの血をもって
祈りを捧げ、いじめグループ中心人物の殺人を神に依頼した。
「オイネプギプト様、是永雄一郎を殺してください」
―はたして是永はあっけなく死んだ。
しかし、いじめはなお収まらない。照音は次々に名前を
日記帳に書きつけ神に祈り、そして級友は死んでいった。
不審に思った警察は両親と照音本人を取り調べるが、
さらに殺人は続く―。

投稿者 fran : 21:08 | コメント (0)

2012年08月31日

密室殺人ゲーム2.0

歌野晶午:著者
講談社文庫

「BOOK」データベースより
あの殺人ゲームが帰ってきた。
ネット上で繰り広げられる奇妙な推理合戦。
その凝りに凝った殺人トリックは全て、
五人のゲーマーによって実際に行われたものだった。
トリック重視の殺人、被害者なんて誰でもいい。
名探偵でありながら殺人鬼でもある五人を襲う、
驚愕の結末とは。
第10回(2010年)本格ミステリ大賞受賞作、
2010本格ミステリ★ベストテン第1位。

投稿者 fran : 21:23 | コメント (0)

2012年02月08日

正月十一日、鏡殺し

歌野晶午:著者
講談社文庫

「BOOK」データベースより
彼女が勤めに出たのは、このままでは姑を
殺してしまうと思ったからだった―。
夫を亡くした妻が姑という「他人」に憎しみを
募らせるさまを描く(表題作)。
猫のように性悪な恋人のため、会社の金を使い込んだ青年。
彼に降りかかった「呪い」とは(「猫部屋の亡者」)。
全七編収録。

投稿者 fran : 21:49 | コメント (0)

2010年11月09日

ハッピーエンドにさよならを

歌野晶午:著者
角川文庫

「BOOK」データベースより
夏休みのたびに私は母の実家がある田舎へ行った。
新鮮な山海の料理に、いとこたちとの交流。
楽しい夏の日々だ。あの部屋にさえ入らなければ…。
(「死面」)
理恵が合コンで出会い、付き合ったのは、
容姿はよいがかなり内気な男。次第に薄気味悪い
行動を取り始め、理恵は別れようとするのだが…
(「殺人休暇」)

平凡な日常の向かう先が、“シアワセ”とは限らない。
ミステリの偉才が紡ぎだす、小説的な企みに満ちた
驚愕の結末。

投稿者 fran : 23:49 | コメント (0)

2010年02月20日

密室殺人ゲーム王手飛車取り

歌野晶午:著者
講談社文庫

「BOOK」データベースより
“頭狂人”“044APD”“aXe(アクス)”
“ザンギャ君”“伴道全教授”。
奇妙なニックネームの5人が、ネット上で
殺人推理ゲームの出題をしあう。
ただし、ここで語られる殺人はすべて、
出題者の手で実行ずみの現実に起きた殺人なのである…。
リアル殺人ゲームの行き着く先は!?
歌野本格の粋を心して堪能せよ。

ありそうでこわい、、、

でもね、このラストはいらない。

あそこで止まって欲しかった。
それで十分だったのに。

でも。

そう思うこと自体、もしかして、かなり
毒されているのかしら。。。

投稿者 fran : 00:13 | コメント (0)

2009年10月24日

女王様と私

歌野晶午:著者
角川文庫

「BOOK」データベースより
真藤数馬は冴えないオタクだ。
無職でもちろん独身。
でも「引きこもり」ってやつじゃない。
週1でビデオ屋にも行くし、秋葉原にも月1で
出かけてるし。
今日も可愛い妹と楽しいデートの予定だったんだ。
あの「女王様」に出逢うまでは。
彼女との出逢いが、めくるめく悪夢への第一歩だった…。
「このミステリーがすごい!」1位。
「本格ミステリ・ベスト10」1位。
日本推理作家協会賞受賞。
本格ミステリ大賞受賞。
四冠制覇の歌野が贈る、未曽有の衝撃。

またも現実逃避だよ;;;
つか、これは、最高にえぐいけど(^^;

もぅ読み難いのなんの。。。日本語破壊。
今時のガキがつかってる、小さいあいうえお、、、
〜するのゎ、〜ぢゃないのヵナ、ぁりぇなぃ、〜だぉ

・・・これだけでイライラしてきた・・・

それが会話で使われてるんだからもー。
よくまぁ、ここまで研究したもんだ。歌野氏。
現役に変換させたんじゃないか?(笑)

といいたいとこだけど、2009年現在もこの表現
有効なんでしょうか^^;;;;
初出が2005年ですからね、3年たったら死蔵なんて
ガキの世界じゃ当たり前だろうし。
流行もの(というのかどうかも謎)を扱うには
それなりの覚悟も必要でしょう。

それはさておき、トリックもオチもなんだかなー
所詮理解出来ない世界なんだから、しょーがないですが。
かつ、どれが現実なんだか区別がつかない不気味さ。
ひっかけばっかりで、なにをどう紹介していいのかにも
困るような作品(苦笑)

ま、恩田陸氏と同じでこの方にも当たり外れは承知で
挑んでいますから(笑)
次は当たるといいなぁ(苦笑)

投稿者 fran : 23:33 | コメント (0)

2009年02月04日

そして名探偵は生まれた

歌野晶午:著者
祥伝社文庫

「BOOK」データベースより
三月には珍しい雪の日、伊豆の山荘で惨劇は起こった。
新興企業アラミツ・グループが所有する保養所・萩宮荘で、
若き総帥・荒垣美都夫が撲殺されたのだ。ここは歴代の所有者が
次々と不幸に襲われたという呪われた山荘だった。
殺害現場となったホールは完全な密室状態だった。
外部からは争う物音が確認されたが、現場に入ってみると
荒垣の死体しかなかった。ホールの窓の外は降り積もった雪が
逃走した者がいないことを証明している。犯人はどこへ消えたのか?
社内懇親会で集められた二十人の中に犯人が?
事件の解決に名探偵・影浦逸水が乗り出したが…。
『生存者、一名』『館という名の楽園で』を収録した密室トリック三部作。

投稿者 fran : 21:50 | コメント (0)

2008年12月16日

ジェシカが駆け抜けた七年間について

歌野晶午:著者
角川文庫

「BOOK」データベースより
米国ニューメキシコ州にある長距離専門の陸上競技クラブNMAC。
日本人が主宰するこのクラブの所属選手、エチオピア出身の
ジェシカ・エドルは、日本人選手アユミ・ハラダの異変に気づいた。
アユミは夜ごと合宿所を抜け出し、呪殺の儀式を行っていたのだ。
アユミがそこまで憎む相手とは誰なのか?
彼女の口から明かされたのは、意外な人物の名前と衝撃の事実だった…。
不可解な謎と巧妙な罠。驚天動地の傑作ミステリ。

最近、タイトル長くなってきてませんか?(^^;

さて。
歌野晶午らしいといえばらしい作品である。
なんか、淡々としてるけど、しっかり騙しポイント
高いです。
とはいえ、あたし時間系苦手でさ。
最後の最後まで、さっぱりわかんなかった(^^;
(だから、時刻表とにらめっこするようなトレインミステリは
絶対読まないね)
おっと、ネタバレすれすれだわ。

しかしよく読むと、ほんとうによく練られていると思う。
ただ、一見しただけじゃわかんないだけで。
後味もいいし、いい終わり方してくれてる。
ほんとうに、叶うといいな。ジェシカの夢。

投稿者 fran : 00:51 | コメント (0)

2008年06月05日

館という名の楽園で

歌野晶午:著者
祥伝社文庫

「BOOK」データベースより
「奇妙な殺人事件は、奇妙な構造の館で起こるのが定説です」
三星館と名づけられた西洋館の主は、四人の招待客にある提案をした。
それぞれが殺人者、被害者、探偵役になって行なう“殺人トリック・ゲーム”
である。そして今、百数十年前にイギリスで起こった事件が再現される!
時空を超えて幽霊のごとく立ち現われる奇怪な現象、謎、さらに最後の
惨劇とは。

めちゃくちゃ大掛かりなトリックやなぁ(^^;
の、割には、ちょっとしょぼい内容(^^;

歌野氏の初期ってこんなもんでしょう。
結構、館シリーズで出してますが、大抵、おおげさ・お笑い・ドタバタな
感じです。主人公の軽さに腹立つこともあります(笑)

これも借りたもの。
あげると言われた気がするが、返すかも(^^;

投稿者 fran : 00:20 | コメント (0)

2008年03月13日

舞田ひとみ11歳、ダンスときどき探偵

歌野晶午:著者
カッパノベルス光文社

うらがきより
舞田歳三(まいだとしみ)は浜倉中央署の刑事だ。仕事帰りに兄・理一
(まさかず)の家によって、小学五年生になる姪のひとみの相手をし、
ビールを飲むのを楽しみにしている。難事件の捜査の合間を縫ってひとみを
かわいがる歳三だが、彼女のふとした言動が事件解決のヒントになったりも
して…。
多彩な作風で知られる歌野晶午が、ちょっと生意気でかわいらしい少女と
本格ミステリらしい難事件を巧みに描く!

なんか、かわいい作品です。
題名長過ぎ!なのはさておき、そのひとみちゃんが探偵きどりで事件に
首を突っ込む話かとおもいきゃ、そんなんじゃなくて。
あくまでも事件を解決するのは、歳三で、彼はひとみの相手をしていると
彼女のひと言にピン!とくる何かを拾う事が出来る。
そのやりとりがおもしろい。
単なる安楽椅子探偵に仕立て上げないところに、歌野氏ならではの手腕が
光りますね。
多少、ひとみが鋭すぎる点もありますが(笑)

なかなかポップなミステリだと思います。
ゆるミス、っていいかもしんない(笑)

投稿者 fran : 23:55 | コメント (0)

2007年10月03日

生存者、一名

歌野晶午:著者
祥伝社文庫

「BOOK」データベースより
鹿児島の遙か沖の孤島、屍島に六人の男女が降り立った。
彼らは都内で爆弾テロを行なった四人の実行犯と二人の幹部だった。
翌日、幹部の一人が船とともに姿を消し、残りの五人は文字通り
絶海の孤島に閉じ込められた!
組織に対する疑心と、食料をめぐる仲間同士の暗鬼。
やがて、一人また一人と殺されていく…。
犯人は誰か?そして、最後に生き残る者は。

無人島のサバイバルゲームというのだろうか。
生き残る為の駆け引きの末・・・
なんというか、まぁ、、、賛否両論あるでしょなぁ、これは(苦笑)
ラスト生存者の意外さは、歌野氏お得意のどんでんがえしともみえなくも
ないけど、ちょっと苦しいかもしんない。
そろそろ奇想天外を狙うのをやめて本腰いれたほうがよくねか?と
いらぬ心配してしまう(苦笑)

今度はそんな無駄な心配吹き飛ばしてくれる作品に会えるとよいなぁ。

投稿者 fran : 01:02 | コメント (0)

2007年03月07日

ブードゥー・チャイルド

歌野晶午:著者
角川文庫

うらがきより
今ぼくは第二の人生を送っています。つまりぼくには前世があるのです。
ある雨の日の晩にバロン・サムディがやってきて、おなかをえぐられて
そうしてぼくは死にました。前世、ぼくは黒人でした。チャーリー
それがぼくの名前でした。
─現世に蘇る、前世でいちばん残酷な日。不可解な謎を孕む戦慄の
殺人劇に、天才少年探偵が挑む!

初出9年前ですなぁ。
インターネット、普及してたかしら?
まだまだ、はしりだったような気がするんですが、広まるのはすんごい
あっという間だったからなぁ。
おそらく当時読んでいたら、はて?と思うだろうけど、今読んでも
違和感なしの、すごい時代先取りのようなプロット。
携帯もまだまだ電話専用だったよなぁ。

前世の記憶が残っているぼく─日下部晃士は、自分が殺された時の真相を
知ろうと、ホームページを立ち上げ、覚えている限りのことを記録して
いた。身体には前世でお腹をえぐられた時の傷跡のようなものまである。
しかし、平和だった日常が、母親を惨殺されるという事件から一転して
しまう。しかも母親の遺体の側には前世を思いおこさせるマークが描かれた
紙が落ちていた。
そして、父親も襲われて・・・
自分の前世とこれらの事件に何か関連性があるのか?
ネットの掲示板を通して知り合った「ジュリアン」と妹と共に、真相を
探し始める。

テンポがいいので、ぐいぐい読めます。
ツッコミはまぁ、おいときましょう(笑)
それにしても、ひとの記憶というのは、おもしろいもんだな。

投稿者 fran : 23:13 | コメント (0)

2007年02月06日

家守

歌野晶午:著者
光文社文庫

うらがきより
木造モルタル二階建て、築三十年は経とうかという何の変哲もない「家」。
その家から主婦の死体が見つかった。死因は窒息死。帰宅した夫が発見
したとき、家は完全に戸締まりされた密室状態だった。事故死の可能性が
高まる中、刑事の執拗な捜査により、死体に秘められた、ある事件が
浮かび上がる・・・(表題作)
「家」に籠る人間の妄執を巧みな筆致で描く傑作推理全五編。

久しぶりにまともな(ヲイ)作品。
ひねりすぎて脱力感が伴うような、それはそれでおもしろいのだが
いささか食傷気味でもあった最近の歌野氏だったので、こういった素直な
(それもひどい言い方か^^;)ミステリがでるとうれしい。
それでも歌野氏らしく、通り一遍では終わらないところがミソ。
家をテーマにしたちょっと怖い話。

婿養子を迎えてまで、家から離れない女。
幼い頃の隠れ家的な家で行方不明になった友達。
村ひとつが「家」を形成している、山奥のとある村。
ボケてなお「我が家」を探す老人。
片田舎から都会に出て来た夫婦の訳あり戸建て。

このそれぞれの話のオチが怖いのなんの。
そして、巧いです。唸りました。

投稿者 fran : 23:11 | コメント (0)

2006年11月02日

世界の終わり、あるいは始まり

歌野晶午:著者
角川文庫

うらがきより
東京近郊で連続する誘拐殺人事件。誘拐された子供はみな、身代金の
受け渡しの前に銃で殺害されており、その残虐な手口で世間を騒がせていた。
そんな中、富樫修は小学六年生の息子・雄介の部屋から被害者の父親の
名刺を発見してしまう。息子が誘拐事件に関わりを持っているのでは
ないか?恐るべき疑惑はやがて確信へと変わり・・・
既存のミステリの枠を超越した、崩壊と再生を描く衝撃の問題作。

読んでいて、違和感というか「今、誰の読んでるんだっけ?」という
奇妙な感覚にとらわれていた。
歌野晶午にしてはあまりにも正統派な話運び。
軽めの横山か重松か???なんて思いながら、半分くらいにまで来た時・・・

爆笑

歌野だ!やっぱり歌野だ!こうこなくちゃ!!

はい、まっとうにいくわけないのです(大笑)
そういう意味ではまたも騙されましたねぇ。わははは。

恐るべき子供たち。
保身しか考えない父親。
その父親が悶々と悩む様は、正直ウザったい。
ウザったいが、この父親の立場に自分がなったら、果たしてどんな
行動をとるだろうか?
幾通りもの「結末」を描きながらも、最後は逃げましたね。
きっと、作者も「自分ならこうする」という確信がなかったのかも
しれません。
相当消化不良ですが、パンドラの箱に残った「希望」に期待しましょう。
ネットの評価は批判が多いですが、あたしは歌野氏はこういうものだと
思っているので、また騙してくれてありがとう、です(笑)

そして最後まで読んで、題名に納得がいくのである。
歌野氏って、題名が上手いよねぇ。「葉桜〜」もそうだけど。
内容とこれだけリンクし、かつ詩的な題名ってなかなかお目にかかれない。

さて、次はどんな「騙し」をやってくれるだろうか。

投稿者 fran : 22:55 | コメント (0)

2006年02月17日

さらわれたい女

歌野晶午:著者
角川文庫

うらがきより
「私を誘拐してください」
小宮山佐緒里は潤んだ瞳で俺の手を握りしめた─。
報酬は百万円、夫の愛を確かめるための、”狂言誘拐”を
頼みたいというのだ。便利屋の俺は完璧なプランを練り、
見事に”誘拐”を成功させる。しかし、身を隠していた
佐緒里が部屋で殺されているのを発見し・・・。
偉才・歌野が放つ、誘拐ミステリの白眉。

最近、昔の焼き直しが流行ってるんでしょか・・・
おぉ、新作?と思ったら、なんと15年前の作品!
誘拐ミステリで唸ったといえば、岡嶋二人氏の
「99%の誘拐」ですが、これも古くさい設定ながら
かなりのものでした。99%を先に読んでいたため
電話のくだりでピンときましたよ。
でもその辺の小道具が古いことを除けば、さすが歌野氏。

「葉桜の季節に君を想うということ」でこのミス大賞
(2003年)を取った歌野氏ですが、この文体は今も15年前も、
全く変わってないのね・・・
違和感なく読めたはずだよ・・・(微妙に青臭いけど・笑)
葉桜のような大どんでん返しはないけども、こうきたか、
みたいな所はしっかり。

普通に読んでいれば、わかる程度の結末ですんで、歌野ときいたら
騙されるか?!な気負いのある方も、お気軽に(笑)

投稿者 fran : 23:28 | コメント (4)