2017年11月13日

私の命はあなたの命より軽い

近藤史恵:著者
講談社文庫

「どうして人の命の重さには違いがあるの?」
東京で初めての出産をまぢかに控えた遼子。
夫の克哉が、突如、ドバイへ赴任することになったため、
遼子は大阪の実家に戻り、出産をすることに。
実家に帰ると、両親と妹・美和の間に、
会話がないことに気がつく。
そして父は新築したばかりの自宅を売却しようとしていた。
実家で何があった?
明らかになっていく家族を襲った出来事とは―。
『サクリファイス』の著者が「命の重さ」を描く渾身ミステリー!!

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2016年11月28日

さいごの毛布

近藤史恵:著者
角川文庫

「BOOK」データベースより
犬の最期を看取る「老犬ホーム」で働くことになった智美。
初日から捨て犬を飼うことになってしまったり、
脱走事件があったりと、トラブル続きの毎日だ。
若い犬を預ける飼い主を批判してオーナーに怒られたり、
最期を看取らない飼い主や、子供に死を見せたくないと
老犬を預けた親に憤り…。ホームでの出来事を通じ、
智美は、苦手だった人付き合いや疎遠な家族との関係を
改めて考え直し始める。世知辛い世の中に光を灯す、
心温まる物語。

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2016年08月29日

胡蝶殺し

近藤史恵:著者
小学館文庫

「BOOK」データベースより
市川萩太郎は、蘇芳屋を率いる歌舞伎役者。
先輩にあたる中村竜胆の急逝に伴い、その幼い息子・秋司の
後見人になる。同学年の自分の息子・俊介よりも秋司に
才能を感じた萩太郎は、ふたりの初共演『重の井子別れ』で、
三吉役を秋司に、台詞の少ない調姫役を俊介にやらせる
ことにする。しかし、初日前日に秋司にトラブルが。
急遽、三吉を俊介にやらせることに。そこから、秋司と
その母親・由香利と、萩太郎の関係がこじれていく。
そしてさらなる悲劇が…。
幅広いジャンルで傑作ミステリーを発表しつづける著者が、
子役と親の心の内を描く白熱心理サスペンス!

投稿者 fran : 21:16 | コメント (0)

2016年05月19日

キアズマ

近藤史恵:著者
新潮文庫

「BOOK」データベースより
ふとしたきっかけでメンバー不足の自転車部に入部した正樹。
たちまちロードレースの楽しさに目覚め、頭角を現す。
しかし、チームの勝利を意識しはじめ、エース櫻井と衝突、
中学時代の辛い記憶が蘇る。二度と誰かを傷つける
スポーツはしたくなかったのに―走る喜びに突き動かされ、
祈りをペダルにこめる。
自分のため、そして、助けられなかったアイツのために。
感動の青春長編。

投稿者 fran : 19:36 | コメント (0)

2016年04月13日

土蛍-猿若町捕物帳-

近藤史恵:著者
光文社時代小説文庫

「BOOK」データベースより
南町奉行所の定町廻り同心・玉島千蔭は、猿若町の中村座から
三階役者が首を吊ったと知らせを受ける。
早速かけつけた千蔭は、骸があった場所でその死に不審を抱く。
調べを進める千蔭の前に明らかになってきたのは、芝居の世界に
横たわる漆黒の「闇」だった(表題作「土蛍」)。
人気シリーズ、待望の第五弾は、珠玉の短編四編を収録。
読者を唸らせる時代推理小説の大傑作。

投稿者 fran : 16:49 | コメント (0)

2015年11月30日

シフォン・リボン・シフォン

近藤史恵:著者
朝日文庫

「BOOK」データベースより
乳がんの手術後、故郷に戻ってランジェリーショップを
ひらいたオーナーのかなえ。彼女のもとを訪れる、
それぞれの屈託を抱えた客たちは、レースやリボンで
飾られた美しい下着に、やさしく心をほぐされていく。
地方都市に生きる人々の希望を描く小説集。

投稿者 fran : 15:34 | コメント (0)

2015年05月14日

あなたに贈る×(キス)

近藤史恵:著者
PHP文芸文庫

「BOOK」データベースより
感染から数週間で確実に死にいたる病。
その驚異的なウイルスの感染ルートはただひとつ、唇を合わせること。
かつては愛情を示すとされたその行為は、現在は国際的に禁じられ、
封印されている。
ここは、外界から隔絶され、純潔を尊ぶ全寮制の学園、リセ・アルビュス。
平穏な学園生活は、一人の女生徒の死をきっかけに、一変した。
「彼女の死は、“あの病”によるものらしい」と、不穏な噂が駆け巡る。
不安と疑惑が増殖する中、あまりに謎めいた“犯人”探しが始まる―。

投稿者 fran : 23:26 | コメント (0)

2015年05月05日

ヴァン・ショーをあなたに

近藤史恵:著者
創元推理文庫

「BOOK」データベースより
下町のフレンチレストラン、ビストロ・パ・マル。
フランスの田舎で修業した変人シェフの三舟さんは、
実は客たちの持ち込む不可解な謎をあざやかに解く名探偵。
田上家のスキレットはなぜすぐ錆びる?
ブイヤベース・ファンの女性客の正体は?
ミリアムおばあちゃんが夢のように美味しいヴァン・ショーを
作らなくなったわけは?
ェフの修業時代も知ることができる魅惑の一冊。

投稿者 fran : 23:20 | コメント (0)

2015年02月23日

ホテル・ピーベリー

近藤史恵:著者
双葉文庫

「BOOK」データベースより
職を失った木崎淳平は、鬱屈した心を抱えて
ハワイ島にやってきた。
長期滞在型のホテル・ピーベリーは小さいけれど居心地が良く、
他に四人の日本人旅行者がいた。
だが、ある夜、客の一人が淳平に告げる。
「楽しみにしてろよ。今におもしろいものが見られる」
不吉な予感の通り、客の一人が溺死し、やがてもうひとり―。
様々な気候を併せ持つハワイ島の大自然と、
人生の夏休みに絡め取られた人々の心の闇。
巧緻な筆致で衝撃の真相へと導かれる。
一気読み必至の傑作ミステリー。

投稿者 fran : 23:53 | コメント (0)

2014年12月22日

はぶらし

近藤史恵:著者
幻冬舎文庫

内容紹介(Amazonより)
脚本家の鈴音は高校時代の友達・水絵と突然再会した。
子連れの水絵は離婚して、リストラに遭ったことを打ち明け、
1週間だけ泊めて欲しいと泣きつく。
鈴音は戸惑いながらも受け入れた。
だが、一緒に暮らし始めると、生活習慣の違いもあり、
鈴音と水絵の関係が段々とギクシャクしてくる。
マンションの鍵が壊されたり、鈴音が原因不明の
体調不良を起こしたり、不審な出来事も次々と起こる。
水絵の就職先はなかなか決まらない。
約束の1週間を迎えようとしたとき、水絵の子供が高熱を出した。
水絵は鈴音に居候を続けさせて欲しいと訴えるのだが……。
人は人にどれほど優しくなれるのか。
救いの手を差し伸べるのは善意からか、それとも偽善か。
揺れる心が生む傑作ミステリー!

投稿者 fran : 22:14 | コメント (0)

2014年10月12日

タルト・タタンの夢

近藤史恵:著者
創元推理文庫

「BOOK」データベースより
商店街の小さなフレンチ・レストラン、ビストロ・パ・マル。
シェフ三舟の料理は、気取らない、本当のフランス料理が
好きな客の心と舌をつかむものばかり。
そんな彼が、客たちの巻き込まれた事件や不可解な
出来事の謎をあざやかに解く。
常連の西田さんが体調を崩したわけは?
フランス人の恋人はなぜ最低のカスレをつくったのか?
絶品料理の数々と極上のミステリ。

投稿者 fran : 21:02 | コメント (0)

2014年07月20日

サヴァイヴ

近藤史恵:著者
新潮文庫

「BOOK」データベースより
団体戦略が勝敗を決する自転車ロードレースにおいて、
協調性ゼロの天才ルーキー石尾。
ベテラン赤城は彼の才能に嫉妬しながらも、
一度は諦めたヨーロッパ進出の夢を彼に託した。
その時、石尾が漕ぎ出した前代未聞の戦略とは―
(「プロトンの中の孤独」)。
エースの孤独、アシストの犠牲、ドーピングと故障への恐怖。
『サクリファイス』シリーズに秘められた感涙必至の全六編。

投稿者 fran : 00:27 | コメント (0)

2014年07月01日

薔薇を拒む

近藤史恵:著者
講談社文庫

「BOOK」データベースより
施設で育った内気な少年・博人は、進学への援助を得るため、
同い年の樋野と陸の孤島にある屋敷で働き始めた。
整った容姿の樋野には壮絶な過去が。
博人は令嬢の小夜に恋心を抱くが、陰惨な事件で
穏やかだった生活は一変する。
それは悪意が渦巻く屋敷で始まる、悲劇の序章に過ぎなかった―。

投稿者 fran : 00:11 | コメント (0)

2013年07月15日

三つの名を持つ犬

近藤史恵:著者
徳間文庫

愛犬エルとの生活を綴ったブログがきっかけに、
ようやく仕事が入り始めたモデルの草間都。
彼女にとって、エルとの絆はあらゆる意味で人生の救いだった。
だがある夜、デートから帰るとエルは死んでいた。
犬嫌いの男と会っていたばかりに……。
自分を責める都。
エルの死は、モデルの仕事の危機も意味していた。
追い込まれた都の前に、エルそっくりの犬が現れる。
犬を愛するひとなら号泣必死のサスペンス。

投稿者 fran : 00:29 | コメント (0)

2013年05月19日

モップの精と二匹のアルマジロ

近藤史恵:著者
実業之日本社文庫

「BOOK」データベースより
最先端ファッションでオフィスの清掃人をつとめ、
日常の謎も解くキリコ。
彼女は越野真琴という地味な女性から、夫の友也の
行動を探ってほしいと頼まれた。美形である友也の
退社後には、数時間の空白があった。
ところが友也が事故に遭い、3年間の記憶を喪失してしまう。
その後、彼の身辺には不審な出来事が。
キリコと夫の大介は、夫婦の絆をめぐる謎に迫るが…。

投稿者 fran : 00:46 | コメント (0)

2013年02月25日

エデン-EDEN-

近藤史恵:著者
新潮文庫

「BOOK」データベースより
あれから三年―。白石誓は唯一の日本人選手として
世界最高峰の舞台、ツール・ド・フランスに挑む。
しかし、スポンサー獲得をめぐる駆け引きで監督と対立。
競合チームの若きエースにまつわる黒い噂には動揺を隠せない。
そして、友情が新たな惨劇を招く…。
目指すゴールは「楽園」なのか?
前作『サクリファイス』を上回る興奮と感動、
熱い想いが疾走する3000kmの人間ドラマ。

投稿者 fran : 00:36 | コメント (0)

2013年02月16日

演じられた白い夜

近藤史恵:著者
実業之日本社文庫

「BOOK」データベースより
小劇場界の著名女優・麻子は、夫で演出家の匠に呼ばれ、
雪深い山荘へやってきた。山荘には匠によって、
初対面である八人の俳優らが集められていた。
匠の新作は本格推理劇で、演じる側にも犯人がわからないよう
稽古は行われていく。台本が進行するにつれ、
麻子を含む女優たちに疑心が兆し、それは恐るべき
事件の形を取って表れた。作中劇の中に隠された真相は―。

投稿者 fran : 00:26 | コメント (0)

2012年03月06日

ダークルーム

近藤史恵:著者
角川文庫

「BOOK」データベースより
シェフの内山が勤める高級フレンチレストランに
毎晩ひとりで来店する謎の美女。
黙々とコース料理を口に運ぶ姿に、不審に思った
内山が問いかけると、女は意外な事実を語り出して…
(「マリアージュ」)。
立ちはだかる現実に絶望し、窮地に立たされた人間たちが
取った異常な行動とは。
日常に潜む狂気と、明かされる驚愕の真相。
ベストセラー『サクリファイス』の著者が厳選して贈る、
謎めく8つのミステリ集。書き下ろし短編収録。

投稿者 fran : 22:14 | コメント (0)

2012年01月12日

モップの魔女は呪文を知ってる

近藤史恵:著者
実業之日本社文庫

「BOOK」データベースより
深夜のスポーツクラブでひとり残った
スタッフの行動は―。
希少種の猫を入手するため、バイトを
かけもちする女子大生が―。
小児病棟に配属された新人看護師の前に
現れた“魔女”の正体は―?
妹を殺害してしまったアクセサリー通販会社社長は
進退きわまって―。
謎を洗いたてて事件をリフレッシュ!
女清掃人探偵掃査中。

投稿者 fran : 22:18 | コメント (0)

2011年07月02日

モップの精は深夜に現れる

近藤史恵:著者
文春文庫

「BOOK」データベースより
大介と結婚した掃除人キリコは、短期派遣の清掃の
仕事を始めた。ミニスカートにニーハイブーツの
掃除のプロは、オフィスに溜まった人間関係の澱も
死角も見逃さず、電器メーカーの子会社に編プロ、
モデル事務所の謎を鮮やかに解き明かす。
夫・大介が探偵役となる最後の謎は、キリコ自身。
読後感温かなミステリ。

投稿者 fran : 00:32 | コメント (0)

2011年05月02日

寒椿ゆれる-猿若町捕物帳-

近藤史恵:著者
光文社文庫

「BOOK」データベースより
男前ながら堅物の同心・玉島千蔭。
今日もその周囲では事件が起こる。
美貌の花魁・梅が枝、若手人気女形・水木巴之丞らの
手も借りつつ、江戸を騒がす不可解な事件の解決にあたる。
今回は、女が苦手な千蔭に久しぶりに“兵”の
見合い相手が登場。
事件の行方、そして、千蔭の見合いの行方は…。
江戸が息づく傑作シリーズの猿若町捕物帳、
待望の第四弾が文庫化。

投稿者 fran : 22:00 | コメント (0)

2011年02月22日

アンハッピードッグズ

近藤史恵:著者
ポプラ文庫

「BOOK」データベースより
真緒と岳はパリで犬の弁慶と共に同棲中。
幼稚園からの知り合いという、恋人のような、
ただの腐れ縁のような2人。
ある日岳は空港で置き引きにあった日本人の
カップルを連れて帰ってくる。奇妙な同居生活は、
やがて4人の関係を微妙に歪ませてゆく…。

投稿者 fran : 15:03 | コメント (0)

2010年06月10日

ふたつめの月

近藤史恵:著者
文春文庫

「BOOK」データベースより
契約社員からようやく本採用になった矢先、
解顧をいいわたされた久里子。
心から喜んでくれた両親の手前、
出社するふりをしては日中ぶらぶらと暇を
つぶす毎日を送っていた。
ある日、偶然すれ違った元同僚の言葉に不審な点が―
もしかして私、自分から辞めたことになってる?
近藤史恵版『隅の老人』第二弾。

「賢者はベンチで思考する」の続編ですね。
この話すごく好きだったので、また会えてすごく
うれしかった。

というか。
近藤作品には、また会いたいというのが多い。
特に、こう、なにがあるわけでもないのだけど。
知り合えてうれしい。再会できてうれしい。
そんな作品が多いです。

犬もね、かわいいんだわ、これが。うふ。

投稿者 fran : 00:47 | コメント (0)

2010年02月25日

サクリファイス

近藤史恵:著者
新潮文庫

「BOOK」データベースより
ぼくに与えられた使命、それは勝利のために
エースに尽くすこと―。
陸上選手から自転車競技に転じた白石誓は、
プロのロードレースチームに所属し、
各地を転戦していた。そしてヨーロッパ遠征中、
悲劇に遭遇する。
アシストとしてのプライド、ライバルたちとの駆け引き。
かつての恋人との再会、胸に刻印された死。
青春小説とサスペンスが奇跡的な融合を遂げた!
大藪春彦賞受賞作。


正直、全く興味のない自転車世界。
そんな人たちにも楽しめる作り。
さぞ、詳しいのかと思いきゃ、レース自体見たことないと
いう作者(大笑)

だから好きなのかも(笑)

これの、ゼロエピソードともいえる作品がStorySellerという
アンソロジー本に収録されています。
yomyomにもあったけ?

競技自体には興味持てなくても、最低限の説明はされているし
ミステリとして読むだけでも十分楽しめます。
その上でゼロエピソードにかかれば、もう完全です。
こういう楽しみ方もあるんだなーな目うろこ。

投稿者 fran : 00:21 | コメント (0)

2009年08月10日

ほおずき地獄-猿若町捕物帳-

近藤史恵:著者
光文社

「BOOK」データベースより
ほおずきを落として姿を消す幽霊が吉原に出るという噂が、
同心・玉島千蔭の耳に入る。そして殺人事件が起き、
その下手人もほおずきを残していく。
偶然か、それとも本当に幽霊の仕業なのか?
千蔭は女形の歌舞伎役者・巴之丞と花魁・梅が枝の協力を得て
事件の解決に乗り出す。
運命が結んだ男女三人が怪事件を解決していく時代ミステリー小説。

「にわか大根」が出たことで復刊された猿若町捕物帳シリーズ。
第一弾の「巴之丞鹿の子」が出てから、第二弾のこの作品まで
えらい時間かかって、、、まさか復刊頓挫か?!とやきもき。

朴念仁の千蔭がかわいいんすよ。うぷぷぷ。
己に持ち込まれたはずの見合いが、おとっつぁんに
かっさらわれたその経緯が、ようやく読めました。
それで十分です(ヲイ!!)

いやいや、薄くても読み応えしっかりです。
また新刊だしてくんないかなー。

投稿者 fran : 23:56 | コメント (0)

2009年02月02日

賢者はベンチで思索する

近藤史恵:著者
文春文庫

「BOOK」データベースより
ファミレスでバイトをしているフリーターの久里子。
常連にはいつも同じ窓際の席で何時間も粘る国枝という名の老人がいた。
近所で毒入りの犬の餌がまかれる事件が連続して起こり、久里子の愛犬アンも
誤ってその餌を食べてしまう。
犯人は一体誰なのか?
事件解決に乗り出したのは、意外なことに国枝老人だった。

投稿者 fran : 21:48 | コメント (0)

2009年01月15日

巴之丞鹿の子-猿若町捕物帳-

近藤史恵:著者
光文社文庫

「BOOK」データベースより
江戸で若い娘だけを狙った連続殺人が起こった。
南町奉行所同心の玉島千蔭は、殺された女が皆「巴之丞鹿の子」という
人気歌舞伎役者の名がついた帯揚げをしていたことを不審に思う。
そして、巴之丞の蔭に浮かぶ吉原の売れっ妓。
調べが進むなか新たな被害者が―。はたして真犯人は!?
大藪春彦賞作家・近藤史恵の時代ミステリー小説シリーズ第一作がついに復刊。

投稿者 fran : 21:04 | コメント (0)

2008年09月09日

狼の寓話

近藤史恵:著者
徳間文庫

「BOOK」データベースより
警察に入ってから、ずっと刑事になるのが夢だった。
刑事課に配属が決まって小躍りするくらいうれしかったのに。
会川圭司はドアを開けた途端に血の匂いにたじろいでしまった。
それだけじゃない。犯行現場のバスルームで間違って、
たじろいだ瞬間にシャワーの蛇口をひねってしまい、鑑識が見つけた
髪の毛を流してしまった。まさにヘタレのニックネームをつけられ、
ことあるごとにヘタレと呼ばれる自分が頭に浮かんだ。
先輩の城島と鳥居係長に捜査班を移された。
組んだ相手が、黒岩という女性刑事。
どうやら、こちらも刑事課でお荷物扱いの人間のようだ。
与えられた事件は一週間前の殺人事件。
夫が殺され、疾走した妻が疑われるのだが…。
著者が初めて挑んだ、本格の薫り高き、書下し警察小説。

これねぇ。
ジャケ引きですよ(笑)
ジャケ買いつーのがあるなら、逆にドン引きもあるだろうと
勝手に言葉作ってみましたが、あるかな?(笑)

つまり。
近藤史恵なら欲しい。
たとえ、ちょっとどうなの?と思った警察ものだとしても。
そして、少々昔のものでも。
けど、この表紙には、思いっきり引きましたねぇ(^^;
興味のある方は検索してくださいな(苦笑)

で。
内容はというと。
まぁ、要するにやる気満々だけど、空回り状態の刑事と、つかみ所のない
女刑事の事件簿であって。特にどうということはない。
ただ、やっぱり人物像が好き。
こればっかは、作家による。
会話を読んでるだけで、結構心地よい。

できれば、これからもっと復刊させるなら、表紙はまともなものに(涙)
あ、これは別に復刊とかじゃないんだけど。
やっぱりへたくそなマンガ絵で絶版になってたやつが、最近復刊しだして
いるんで。

あー猿若町、復刊してくれぇ〜〜〜!!

投稿者 fran : 23:54 | コメント (0)

2008年07月15日

桜姫

近藤史恵:著者
角川文庫

「BOOK」データベースより
十五年前、大物歌舞伎役者の跡取りとして将来を嘱望されていた
少年・市村音也が幼くして死亡した。それ以後、音也の妹・笙子は、
自らの手で兄を絞め殺す生々しい夢に苦しめられるようになる。
自分が兄を殺してしまったのではないだろうか—。
誰にも言えない疑惑を抱えて成長した笙子の前に、かつて音也の親友だった
という若手歌舞伎役者・市川銀京が現れた。音也の死の真相を探る銀京に、
笙子は激しい恋心を抱くようになるが—。
梨園を舞台に繰り広げられる痛切な愛憎劇。
ミステリ界の最注目株・近藤史恵が満を持して放つ、書き下ろし
歌舞伎ミステリ。

歌舞伎を好きで、きちんと知識を持ってる人には許せないみたい
ですね(^^;
でも、近藤氏、かなり歌舞伎好きみたいですよ?
ってことは、これはこれで、氏なりに練ったものなのだろうと思います。
ちなみに、今泉シリーズです。

決して長い話ではないのに、ぎっしりと詰まっています。
それ故に、あちこちが尻切れとんぼ状態な感が否めない。
もうちょっと掘り下げたらもっと魅力的だと思うのに、それだけが
ちょっと残念。

しかし、この結末って、、、なんか、、、びみょー、、、(^^;

投稿者 fran : 00:45 | コメント (0)

2008年06月06日

にわか大根

近藤史恵:著者
光文社文庫

「BOOK」データベースより
芝居小屋が軒を連ねる江戸は猿若町。上方への巡業から戻った人気女形が、
なぜか突然大根役者になっていた。そんな折り、その幼い息子が不審な
死を遂げて…。続いて起きた謎めいた出来事につながりはあるのか?
(「にわか大根」)
南町奉行所の同心・玉島千蔭。男前だが女心にはちとうとい。
けれども事件となれば名推理が冴える。
江戸情趣溢れる連作時代ミステリー。

ひとこといいたい。

なんで早々に絶版にする訳?!

というのも。
これは「猿若町捕物帳」というシリーズで、この「にわか大根」は
シリーズ3作目にあたります。
ところが前2作は幻冬舎文庫から出てて、すでに絶版扱い。
インターバルが開き過ぎなのはあるかもしれない。
だけど、これ読んじゃったら前作だって読みたくなるじゃない!
3作目が幻冬舎じゃなくて光文なのには、なんぞあったのか?
どっちでもいい。前作だせ!!
「サクリファイス」で本屋大賞を取ったから、フェアかなんかで
再版されることを祈るしかない。

さて。
長い愚痴になってしまいました。
江戸時代の歌舞伎役者の話です。
いや、違う、ほんとは奉行の話です。
歌舞伎が今ほど敷居は高くなく、民衆の娯楽だった時代。
今で言うなら人気アイドルの座を巡るようなものかしら。
人気の高かった役者がいきなりへたくそになってしまった。
その理由は?(「にわか大根」)
吉原で立て続けに死人がでた。
病死と医者は診断し、特に事件性はないと思われたが…(「吉原雀」)
スリの常習・茂吉が見つけた天水桶に放り込まれていた死体。
それは旅芝居の役者であった。(「片陰」)
の3作からなる連作短篇。
その各話に、南町奉行所の千陰の内輪話も盛り込まれ、さらに歌舞伎
役者・巴之丞も絡み…

前作を知らなくてもきちんと読める話です。
それでも所々、疑問が湧くのです。
特に巴之丞には謎が多すぎます。読みたくなって当然でしょ。
って、また愚痴になっちゃうー(苦笑)

投稿者 fran : 00:29 | コメント (0)

2007年03月13日

二人道成寺

近藤史恵:著者
文春文庫

うらがきより
恋路の闇に迷うた我が身、道も法も聞く耳持たぬ─
梨園の御曹司・岩井芙蓉と抜擢によりめきめき頭角を顕した中村国蔵。
人気、実力伯仲するふたりの若手女形は、かねて不仲が噂されていたが・・・
芙蓉の妻・美咲が恋したのはだれだったのか。
意識の戻らぬ彼女をめぐる謎を今泉文吾が解き明かす。
せつなさが胸に響く歌舞伎ミステリ。

「ねむりねずみ」「散りしかたみに」に続く歌舞伎を舞台にした今泉文吾と
瀬川小菊のミステリ。
別にシリーズ物というわけでもないようなのだが、シリーズっぽくなって
いる。「以前の事件で・・・」とかでてくるし。
が、これ、みんな出版社が違うのはどゆわけだ(笑)

それはさておき。
なんとも切ないお話でありました。
歌舞伎の演目になぞらえたかのような悲しい恋物語。

自宅の火事が原因で意識不明のまま眠り続ける岩井芙蓉の妻・美咲。
話はその事故が起こった半年前と、現在を交互に描く形で進んでいきます。
事故後半年たってから、殺人未遂なのでは?と調査を依頼する、芙蓉の
ライバル国蔵。しかし、その真実はあまりにも哀しいものであった・・・

近藤氏のなかでは一番気に入ってる歌舞伎もの。
探偵ブンちゃん(笑)も大活躍とかそういうものではなく、絡み合った
糸をほぐすだけのような、でしゃばらないささやかさがすきです。
歌舞伎の事はほとんど知らないけど、それでも楽しめます。
一度観に行きたいなぁ・・・

投稿者 fran : 23:08 | コメント (0)

2006年11月05日

Shelter

近藤史恵:著者
祥伝社文庫

うらがきより
<人はなぜ、最も大切な人をいちばん傷つけてしまうのだろう?>
これ以上、妹を傷つけたくないと過去から逃れるように東京に来た
江藤恵(めぐむ)は、いずみと名乗る謎めいた少女と出会う。
「殺されるかもしれない」とすがってくる少女にいつしか妹の面影を
重ね・・・
愛し合い傷つけ合う若者の心に染みいる異色のミステリ。

整体師シリーズ、、、というのかしら。
シリーズになってること知らなかったよ。第3弾らしいので、2作目を
すっとばした形。探さないと。

整体師の合田せんせがむちゃいい感じだった1作目と比べて、影が
薄くなってるようなないような・・・
まぁ、今回は恵(めぐむ)が主人公なので。
恵と妹・歩(あゆむ)はビルの屋上に飛ばされそうに建つプレハブの
合田接骨院の助手。
医院長の合田力は、ちょっと変わり者だが、身体の悲鳴を的確に掴み
的確な治療をするので、知る人ぞ知るな病院である。
雑誌記者の小松崎はそんな合田の治療で救われたひとりであり
歩の彼氏でもある。
中国に旅行すると長期休暇をとった恵が、実際は中国など行ってなく
どこに行ったか分からなくなったことからパニックになる歩。
東京で不思議な少女を拾った恵。
二つの話を軸に、姉妹の過去に迫って行く。

それぞれ訳ありな過去を抱えたひとたちの、過去と、これから生きて行く
ための自分探しみたいな話です。
ミステリというよりも青春小説みたいな・・・
なんともこそばゆいですけど。
ちょっとコメディっぽくもあり、結構楽しめます。

1作目は合田せんせに惚れたんで、出番が少ないのがちぃと残念。
もっともおいしいところはがっつりかっさらっていきますが(笑)
ぬーん。やっぱり2作目読まないことには、歩ちゃんが小松崎とつきあう
ようになった経歴がわからんな。
わかんなくても十分楽しめますけどね。

投稿者 fran : 23:21 | コメント (0)

2006年06月19日

天使はモップを持って

近藤史恵:著者
文春文庫

うらがきより
深く刺さった、小さな棘のような悪意が、平和なオフィスに
8つの事件を引き起こす。社会人一年生の大介にはさっぱり
犯人の見当がつかないのだが─。
「歩いたあとには1ミクロンの塵も落ちていない」という
掃除の天才、そして、とても掃除スタッフには見えないほど
お洒落な女の子・キリコが鋭い洞察力で真相をぴたりと当てる。

久しぶりに新刊をみた近藤氏の短篇集。
軽く、それでいてぴりっとした辛さのあるミステリです。

社会人となって張り切る大介。
配属先はオペレータールーム。先輩女性たちにおもちゃにされ
かわいがられ、ひたむきに頑張る大介。
この会社には、専属の掃除スタッフがいて、社内はいつもピカピカ。
しかし、その「掃除スタッフ」は、イメージとはおよそかけはなれた
そして、「普通の会社」ならまずいそうもない、渋谷あたりを歩いて
いる方が似合ってるお洒落な女の子が、一人でやっているのである。
掃除に命をかけているような少女・キリコ。
入社早々、ちょっとしたトラブルから、知り合いになった大介だが、
それからも時々起こるちいさな事件のたびに、キリコの頭のよさに
舌をまくのであった。

うーん、掃除がだいっきらいな方々に読ませたいぞー(笑)
まぁ、そこまで念入りになんてあたしもできないけどー。
ちょっと「家政婦は見た!」みたいな感じかしらね。
掃除をしていると、ゴミのひとつからも、その人物像がいろいろ
想像できちゃうそうだ。
そんなささやかな手がかりから、ずばり事件の解決へと。
人の醜さもさらけだし、やりきれなさが残る結果もありますが、
おおむね軽快。
非常に短い話で、テンポよく進んで行く手際の良さは、巧いです。

ただ、最後の話、それはどうなの?ってのはあるんですが〜
これには続編があるみたいだけど、すんごい話すっとんで
終わっちゃって、これの続きっていわれても〜な戸惑いが(苦笑)
まぁ、また驚きの展開で始めてくれるのかもしれません。
楽しみに待ってましょう。

投稿者 fran : 22:58 | コメント (0)

2005年12月26日

青葉の頃は終わった

近藤史恵:著者
光文社文庫

うらがきより
河合瞳子が大阪郊外のホテル7階から飛び降りた。
周囲を魅了した彼女の突然の死。大学卒業から五年、
その報せは仲間に大きな動揺を与えた。
そんな折り、友人たちに瞳子からのはがきが。
そこには、わたしのことを殺さないで、とあった。
彼女を死に赴かせたものは?答えを自問する残された
者たちが辿り着いた先は?
ほろ苦い青春の終わりを描く感動のミステリ。

はて。どうも背中がむずがゆい(^^;
いやー青いですな。ははは(^^;

瞳子を「手の届かない憧れの存在」としか見られないままの弦。
弦と付き合いながらも、どことなく引いている法子。
いつも瞳子と一緒だった加代。仲間のリーダー的存在のサチ。
そして、かって瞳子にアタックして玉砕した猛。
5人の残された仲間たちは、アイドル的存在であった瞳子が
自殺したのはなぜなのか、それぞれのなかで自問し、葛藤する。

決してべたべたみんな仲良し、ってわけではなくて、(法子は
瞳子が嫌いだし)どっちかてともうちょっと大人になったら
自然に消滅したんじゃないか、ってな程度の「仲間」である。
その中でもさらに一歩高みにおかれた感じの瞳子。
当の瞳子はそんな自分をどう感じていたんだろうか?

死後届くようにしたはがきやなんやかで、自分の気持ちを伝えようと
してますが、なにも死ぬことはなかったんじゃなかろかね。
もろい人間だったといえばそれまでだけど。

うーん。いいのか悪いのかは、読む人の立場でいろいろ意見が
別れそうだなー。


投稿者 fran : 23:21 | コメント (0)