2018年06月03日

悲嘆の門(上・中・下)

宮部みゆき:著者
新潮文庫

「BOOK」データベースより
インターネット上に溢れる情報の中で、
法律に抵触するものや犯罪に結びつくものを監視し、
調査するサイバー・パトロール会社「クマー」。
大学一年生の三島孝太郎は、先輩の真岐に誘われ、
五カ月前からアルバイトを始めたが、ある日、
全国で起きる不可解な殺人事件の監視チームに
入るよう命じられる。その矢先、同僚の大学生が
行方不明になり…。

失踪した同僚の森永を探す三島孝太郎は、
西新宿セントラルラウンドビルで元捜査一課の
刑事・都築に出会う。だが、そこで二人を待ち
受けていたのは、まさに“怪物”と呼ぶべき存在だった…。
“狼”を名乗る謎の美少女・森崎友理子との遭遇。
クマー社長・山科鮎子を襲う悲劇。
悪意による“物語”が拡散され、汚濁に満ちた闇が
日常へと迫る中、正義と復讐に燃える青年は、
ある決断を下す。

おまえは後悔する―。
度重なる守護戦士の忠告に耳を貸さず、連続切断魔の
特定に奔走する三島孝太郎。なぜ、惨劇は起きたのか。
どうして、憎しみは消えないのか。犯人と関わる中で、
彼の心もまた、蝕まれていく。
そうした中、妹の友人・園井美香の周囲で積み重なった
負の感情が、新たな事件を引き起こす。
都築の、ユーリの制止を振り切り、孝太郎が辿りついた場所。
“悲嘆の門”が、いま開く。

投稿者 fran : 00:49 | コメント (0)

2016年12月29日

ここはボツコニアン1〜5

宮部みゆき:著者
集英社文庫

「BOOK」データベースより
“ボツネタ”が集まってできた、できそこないの世界
“ボツコニアン”。そこをより良い世界に創り変えるため、
「長靴の戦士」として選ばれた少年ピノと少女ピピ。
植木鉢の花の姿をした「世界のトリセツ」と共に二人は、
前代未聞・驚天動地・抱腹絶倒の冒険の旅に出る!
宮部みゆきの新境地、RPGファンタジー。

投稿者 fran : 00:24 | コメント (0)

2016年11月03日

幻色江戸ごよみ

宮部みゆき:著者
新潮文庫

「BOOK」データベースより
盆市で大工が拾った迷子の男の子。迷子札を頼りに
家を訪ねると、父親は火事ですでに亡く、そこにいた子は
母と共に行方知れずだが、迷子の子とは違うという…
(「まひごのしるべ」)。
不器量で大女のお信が、評判の美男子に見そめられた。
その理由とは、あら恐ろしや…(「器量のぞみ」)。
下町の人情と怪異を四季折々にたどる12編。
切なく、心暖まる、ミヤベ・ワールドの新境地!

投稿者 fran : 23:42 | コメント (0)

2016年07月09日

泣き童子

宮部みゆき:著者
角川文庫

「BOOK」データベースより
三島屋伊兵衛の姪・おちか一人が聞いては聞き捨てる
変わり百物語が始まって一年。幼なじみとの祝言を
ひかえた娘や田舎から江戸へ来た武士など様々な客から
不思議な話を聞く中で、おちかの心の傷も癒えつつあった。
ある日、三島屋を骸骨のように痩せた男が訪れ
「話が終わったら人を呼んでほしい」と願う。
男が語り始めたのは、ある人物の前でだけ泣きやまぬ童子の話。
童子に隠された恐ろしき秘密とは―
三島屋シリーズ第三弾!

投稿者 fran : 20:31 | コメント (0)

2016年06月12日

ペテロの葬列(上・下)

宮部みゆき:著者
文春文庫

「BOOK」データベースより
今多コンツェルン会長室直属・グループ広報室に勤める
杉村三郎はある日、拳銃を持った老人による
バスジャックに遭遇。事件は3時間ほどであっけなく
解決したかに見えたのだが―。
しかし、そこからが本当の謎の始まりだった!
事件の真の動機の裏側には、日本という国、そして人間の
本質に潜む闇が隠されていた!
あの杉村三郎が巻き込まれる最凶最悪の事件!?
息もつけない緊迫感の中、物語は二転三転、
そして驚愕のラストへ!
『誰か』『名もなき毒』に続く杉村三郎シリーズ待望の第3弾。

投稿者 fran : 19:51 | コメント (0)

2014年12月08日

ソロモンの偽証 1〜6

宮部みゆき:著者
新潮文庫

「BOOK」データベースより

第1部「事件」
クリスマスの朝、雪の校庭に急降下した14歳。
彼の死を悼む声は小さかった。けど、噂は強力で、
気がつけばあたしたちみんな、それに加担していた。
そして、その悪意ある風評は、目撃者を名乗る、
匿名の告発状を産み落とした―。
新たな殺人計画。マスコミの過剰な報道。
狂おしい嫉妬による異常行動。
そして犠牲者が一人、また一人。
学校は汚された。
ことごとく無力な大人たちにはもう、任せておけない。

第2部「決意」
騒動の渦中にいるくせに僕たちは何も知ろうといなかった。
けど、彼女は起ちあがった。校舎を覆う悪意を拭い去ろう。
裁判でしか真実は見えてこない!
彼女の覚悟は僕たちを揺さぶり、学校側の壁が崩れ始めた…
気がつけば、走り出していた。
不安と圧力の中、教師を敵に回して―
他校から名乗りを上げた弁護人。
その手捌きに僕たちは戦慄した。
彼は史上最強の中学生か、それともダビデの使徒か―。
開廷の迫る中で浮上した第三の影、そしてまたしても犠牲者が…
僕たちはこの裁判を守れるのか!?

第3部「法廷」
事件の封印が次々と解かれていく。
私たちは真実に一歩ずつ近づいているはずだ。
けれど、何かがおかしい。
とんでもないところへ誘き寄せられているのではないか。
もしかしたら、この裁判は最初から全て、仕組まれていた―?
一方、陪審員たちの間では、ある人物への不信感が募っていた。
そして、最終日。
最後の証人を召喚した時、私たちの法廷の、
骨組みそのものが瓦解した。

学校に仕掛けられた史上最強のミステリー。

投稿者 fran : 21:56 | コメント (0)

2013年09月05日

《完本》初ものがたり

宮部みゆき:著者
PHP文芸文庫

「BOOK」データベースより
文庫本未収録の三篇を加え、茂七親分の物語が
再び動き始めた!
茂七とは、手下の糸吉、権三とともに江戸の下町で
起こる難事件に立ち向かう岡っ引き。
謎の稲荷寿司屋、超能力をもつ拝み屋の少年など、
気になる登場人物も目白押し。
鰹、白魚、柿など季節を彩る「初もの」を
巧みに織り込んだ物語は、ときに妖しく、哀しく、
優しく艶やかに人々の心に忍び寄る。
ミヤベ・ワールド全開の人情捕物ばなし。

投稿者 fran : 01:29 | コメント (0)

2012年11月23日

ばんば憑き

宮部みゆき:著者
新人物往来社

「BOOK」データベースより
江戸で小間物商を営む佐一郎・お志津の若夫婦は、
箱根湯治の帰途、雨のために戸塚宿で足止めになった。
そして、やはり足止めの老女との相部屋を引き受ける。
不機嫌なお志津をよそに、老女の世話を焼く佐一郎。
その夜、風の音に混じって老女のすすり泣きで目を覚ました
佐一郎に、老女が語り出したのは、五十年前の奇怪な出来事だった…。
表題作はじめ6篇を収録。収録の「お文の影」では、
『日暮らし』の岡っ引き・政五郎とおでこの三太郎が謎を解き明かす。
また「討債鬼」では、『あんじゅう』の青野利一郎と悪童たちが
奮闘するなど、他のシリーズの登場人物たちが縦横に活躍する傑作集。

投稿者 fran : 21:37 | コメント (0)

2012年03月29日

あんじゅう

宮部みゆき:著者
新人物ノベルス

「BOOK」データベースより
一度にひとりずつ、一話語りの百物語の聞き集めを始めた
三島屋伊兵衛の姪・おちか。彼女のもとに不思議話を携えて
様々な人がやってくる。ある日、おちかは本所亀沢町の
手習所“深考塾”の若先生・青野利一郎から「紫陽花屋敷」と
呼ばれる空き屋敷にまつわる不思議な話を聞く。
それは、“深考塾”の大先生である加登新左衛門・初音夫婦と、
草鞋に似た真っ黒な固まりである暗獣“くろすけ”との
交わりであった。人を恋いながら、人のそばでは生きられない
“くろすけ”とは…。表題作をはじめ4話収録。

投稿者 fran : 21:03 | コメント (0)

2011年11月27日

小暮写眞館(上・下)

宮部みゆき:著者
講談社文庫

「BOOK」データベースより
家族とともに古い写眞館付き住居に引っ越ししてきた
高校生の花菱英一。変わった新居に戸惑う彼に、
一枚の写真が持ち込まれる。
それはあり得ない場所に女性の顔が浮かぶ心霊写真だった。
不動産屋の事務員、垣本順子に見せると「幽霊」は
泣いていると言う。謎を解くことになった英一は。
待望の現代ミステリー。

人の想いは思いもかけない場所に現れることがある。
たとえば写真とか。英一の小学生の弟、光の様子がおかしい。
友人のテンコによれば、彼は写眞館の元主、小暮さんの幽霊に
会いたいのだという。そして垣本順子、英一と家族、
各々が封印してきた過去が明らかになる。
読書の喜びがここにある。感動の結末へ。

投稿者 fran : 23:43 | コメント (0)

2011年11月02日

おまえさん(上・下)

宮部みゆき:著者
角川文庫

「BOOK」データベースより
痒み止め薬「王疹膏」を売り出し中の瓶屋の主人、
新兵衛が斬り殺された。
本所深川の“ぼんくら”同心・井筒平四郎は、将来を期待される
同心・間島信之輔(残念ながら醜男)と調べに乗り出す。
その斬り口は、少し前にあがった身元不明の亡骸と同じだった。
両者をつなぐ、隠され続けた二十年前の罪。さらなる亡骸…。
瓶屋に遺された美しすぎる母娘は事件の鍵を握るのか。
大人気“ぼんくら”シリーズ第三弾。
あの愉快な仲間たちを存分に使い、前代未聞の構成で著者が挑む新境地。


投稿者 fran : 00:44 | コメント (0)

2011年09月01日

チヨ子

宮部みゆき:著者
光文社文庫

「BOOK」データベースより
五年前に使われたきりであちこち古びてしまった
ピンクのウサギの着ぐるみ。大学生の「わたし」が
アルバイトでそれをかぶって中から外を覗くと、
周囲の人はぬいぐるみやロボットに変わり―(「チヨ子」)。
表題作を含め、超常現象を題材にした珠玉の
ホラー&ファンタジー五編を収録。
個人短編集に未収録の傑作ばかりを選りすぐり、
いきなり文庫化した贅沢な一冊。

投稿者 fran : 13:56 | コメント (0)

2011年07月30日

英雄の書

宮部みゆき:著者
光文社カッパノベルス

「BOOK」データベースより
森崎友理子は小学生。中学生の兄・大樹が、
学校で同級生をナイフで刺し、そのまま逃走、
行方不明になった。友理子は兄が心配で、
彼のしたことが信じられなくて、途方に暮れる。
そんな彼女に、優しく語りかけてくる本があった。
本が言葉を話す!?それが、兄を救い出すべく、
彼女が旅立つ壮大な冒険のはじまりだった…。
なぜ私たちは、物語を紡ぐのか。英雄を求めるのか。
宮部みゆき、最大の問題作にして、究極の破戒作。

投稿者 fran : 01:17 | コメント (0)

2010年11月20日

ICO-霧の城-(上・下)

宮部みゆき:著者
講談社文庫

「BOOK」データベースより
霧の城が呼んでいる、時が来た、生贅を捧げよ、と。
イコはトクサ村に何十年かに一人生まれる角の生えた
ニエの子。その角を持つ者は「生贅の刻」が来たら、
霧の城へ行き、城の一部となり永遠の命を
与えられるという。
親友トトによって特別な御印を得たイコは
「必ず戻ってくる」と誓い、村を出立するが―。

断崖絶壁に建つ夢の城にやってきたイコは、
鳥篭に囚われた一人の少女・ヨルダと出逢う。
「ここにいちゃいけない。一緒にこの城を出よう。
二人ならきっと大丈夫」。
なぜ霧の城はニエを求めるのか。
古のしきたりとヨルダの真実とは。
二人が手を取り合ったとき、この城で起きた
悲しい事件の幻が現れ始める。

投稿者 fran : 00:27 | コメント (0)

2010年07月20日

おそろし〜三島屋変調百物語事始〜

宮部みゆき:著者
新人物往来社ノベルズ

「BOOK」データベースより
17歳のおちかは、実家で起きたある事件を
きっかけに、ぴたりと他人に心を閉ざしてしまった。
ふさぎ込む日々を、江戸で三島屋という店を構える
叔父夫婦のもとに身を寄せ、慣れないながら黙々と
働くことでやり過ごしている。
そんなある日、叔父・伊兵衛はおちかを呼ぶと、
これから訪ねてくるという客の対応を任せて出かけてしまう。
おそるおそる客と会ったおちかは、次第にその話に
引き込まれていく。いつしか次々に訪れる人々の話は、
おちかの心を少しずつ溶かし始めて…
哀切にして不可思議。宮部みゆきの「百物語」、
ここに始まる。

投稿者 fran : 01:11 | コメント (0)

2010年03月01日

楽園(上・下)

宮部みゆき:著者
文春文庫

「BOOK」データベースより
未曾有の連続誘拐殺人事件(「模倣犯」事件)から9年。
取材者として肉薄した前畑滋子は、未だ事件の
ダメージから立ち直れずにいた。そこに舞い込んだ、
女性からの奇妙な依頼。12歳で亡くした息子、
等が“超能力”を有していたのか、真実を知りたい、
というのだ。かくして滋子の眼前に、16年前の
少女殺人事件の光景が立ち現れた。

模倣犯、、、完全に忘れてます、、、(汁)

読み直しから始めないと、、、
でもハードなんだよなぁ、、、
あたしにしては珍しく、古本屋で半額だったハードカバーを
手に入れた。(半額とはいえ、普通なら置き場所の問題も
あるから買わないし)

とはいえ、十分にハマれるのが宮部作品なんですけど。
あちこちに飛び火したみたいな流れも、きちんと
収束されてるし、やっぱうまいよなぁ。

投稿者 fran : 00:29 | コメント (0)

2009年07月04日

名もなき毒

宮部みゆき:著者
光文社カッパノベルズ

「BOOK」データベースより
今多コンツェルンの広報室では、ひとりのアルバイトを雇った。
編集経験があると自称して採用された原田いずみは、しかし、
質の悪いトラブルメーカーだった。
解雇された彼女の連絡窓口となった杉村三郎は、極端なまでの
経歴詐称とクレーマーぶりに振り回される。折しも、街では
連続して起こった、無差別と思しき毒殺事件が多くの注目を
集めていた…。
人間の心の陥穽を、圧倒的な筆致で描ききった、
現代ミステリーの最高峰。第41回吉川英治文学賞受賞。

「誰か」の続編といったとこでしょうか。
その「誰か」もなんか読み込んでないので、シリーズだとは
しばらーく気がつかなかった。
なんかあっちはメルヘンチックだったような気がするんだが〜

が、こちらは、ぞっとするほど、絶対に現実にある話。
「誰でもよかった」「人を殺してみたかった」
そんな世の中です。原田いずみなんて掃いて捨てるほど
転がってる輩でしょう。

ところで、結構あれこれ詰め込んでます。
クレーマーにシックハウスに環境汚染に無差別殺人に…
このメインの毒殺事件のは、なんなんだろ?
これも現代病のひとつなんでしょがねぇ。
マイナスばかり詰め込んで、暗いですわ。

今の世の中、見えない毒ばかりやなぁ。
しみじみ思いましたです。

投稿者 fran : 00:46 | コメント (0)

2009年01月07日

日暮らし(上・中・下)

宮部みゆき:著者
講談社文庫

「BOOK」データベースより
浅草の似顔絵扇子絵師が殺された。
しかも素人とは思えない鮮やかな手口で。
「探索事は井筒様のお役目でしょう」―。
岡っ引きの政五郎の手下、おでこの悩み、植木職人佐吉夫婦の心、
煮売屋のお徳の商売敵。
本所深川のぼんくら同心・平四郎と超美形の甥っ子・弓之助が動き出す。
著者渾身の時代ミステリー。

投稿者 fran : 20:47 | コメント (0)

2008年09月26日

孤宿の人(上・下)

宮部みゆき:著者
新人物往来社ノベルズ

Amazonより内容紹介
それは海うさぎとともにやってきた。

江戸から金比羅代参で讃岐を訪れた九歳の少女ほうは、丸海の港で
置き去りにされ、たった一人見知らぬ土地に取り残される。
幸い、丸海藩の藩医・井上舷洲宅に奉公人として住み込むことになった。
それから半年……、この丸海の地に幕府の罪人・加賀殿が流されてくる
こと……。海うさぎが飛ぶ夏の嵐の日、加賀殿の所業をなぞるかのように
不可解な毒死事件や怪異現象が井上家と丸海藩に次々と起こっていく……。

ほう。
あほうの「ほう」と名付けられた望まれない子ども。
捨て子同然に旅に出され、文字通り捨てられた子ども。
それでも拾ってもらえた家で、精一杯生きる子ども。

けなげ、とかいってるけど、本能で生き延びただけなんだけど(苦笑)
激流を感じるのは大人だけのことで、”ほう”はただ流されているだけ。
いわれたままに、いわれたことをしてるだけ。
ただ一生懸命生きてるだけ。
一生懸命な子どもを拾って救われたのは大人だ。
その無垢な命にすがりついたのは大人だ。
ずるい。
そんな感じだった。

ま、そんなもんでしょうけど。

幽霊の正体は枯れすすき、に代表されるような、話ではあるが
人間の心理をうまくついてるなぁとは思うです。
”ほう”の成長譚のようでいて、実は加賀様の悲劇の話であったか
というのは、さておき(笑)
きっといい子に育つな、”ほう”は。
加賀様にもらった名前が最高だもんね。
つか、これだけしか出てないのに、加賀様、インパクトすごすぎ(笑)
と、おいしいとこ、とりすぎ(爆)

これは、ラジオドラマにもなってて、母親がすごいハマってた。
読んだ?読んだ?と一時うるさかった(^^;

投稿者 fran : 01:13 | コメント (0)

2007年01月15日

あかんべえ(上・下)

宮部みゆき:著者
新潮文庫

「BOOK」データベースより
江戸・深川の料理屋「ふね屋」では、店の船出を飾る宴も終ろうとして
いた。主人の太一郎が胸を撫で下ろした矢先、突然、抜き身の刀が
暴れ出し、座敷を滅茶苦茶にしてしまう。亡者の姿は誰にも見えなかった。
しかし、ふね屋の十二歳の娘おりんにとっては、高熱を発して彼岸に渡り
かけて以来、亡者は身近な存在だった—。
この屋敷には一体、どんな悪しき因縁がからみついているのだろうか。

「ふね屋」には五人の亡者が迷っていた。あかんべえする少女、美男の
若侍、婀娜っぽい姐さん、按摩のじいさん、宴席で暴れたおどろ髪の男。
亡者と心を通わせていくうちに、おりんは、ふね屋の怪異が三十年前に
ここで起きた忌わしい事件に関っていることに気づく。
幾重もの因縁の糸はほどかれ、亡者は成仏できるだろうか?
ファンタジーとミステリと人情味が絶妙に溶け込んだ感動の時代長篇。

ひたすら健気な女の子である。
12才にしては考える事がちょい大人過ぎなのだが(笑)
まさしくファンタジー+ミステリ+人情ものですね。
江戸ものといったら、料理屋が多い宮部氏ですが、好きなのかしら?
お料理。やっぱり美味しそうでございます。

さて、特に書く事はない(ヲイ)
あいかわらず読ませて引き込ませてくれる、安心の大御所(笑)
「あなたはお化けさんですか?」というおりんちゃんの台詞がかわいくて
いいぞー(^^)

投稿者 fran : 23:18 | コメント (0)

2006年06月20日

ブレイブストーリー(上・中・下)

宮部みゆき:著者
角川文庫

うらがきよりまとめ抜粋
小学校五年生の亘(ワタル)は、成績はそこそこで、テレビゲームが
好きな男の子。大きな団地に住み、ともに新設校に通う親友の
カッちゃんがいる。街では、建設途中のビルに幽霊が出るという噂が
広がっていた。そんなある日、帰宅した亘に、父は「この家を出てゆく」
という意外な言葉をぶつける。不意に持ち上がった両親の離婚話。
これまでの平穏な生活から一転した、あまりの理不尽な出来事に
泣くことしか出来ない亘の目の前に、現世とは違う幻界─ヴィジョン─
が現れる。”旅人”としての資格を手に入れた亘は、運命を変える
望みを叶えてくれるという「運命の塔」を目指して、旅立っていった。
”僕は運命を変えてみせる”
剣と魔法と物語の神が君臨する広大な異世界─。
大トカゲのキ・キーマ、ネコ族のミーナらと共に、5つの宝玉を
探しながら旅を続けるワタルを待ち受けているものは?
そしてワタルが最後に選ぶ本当の願いとは?
壮大な冒険ファンタジー。

いやーぶっちぎり4日で3巻読了(^^;
ガキんちょだゲームだファンタジーだとバカにしちゃーいけません。
さすが宮部氏です。読ませる読ませる。
気になって仕事も手につかんかったよ(笑)

ひとことでいうなら、操作しないで勝手に話がすすんでいくロール
プレイングゲームってやつでしょか。
あたしゲームめっさ苦手なんで、こんなのあったらやりたいかもー
(意味ねーって!!・笑)
まぁ、資格を手に入れ、装備を整え、宝玉を探しながら旅を続けていく
というのは、ゲームそのまんまでありますが。

そこには、実はとても重いテーマが隠されていたりするのです。
ワタルは迷い悩みながらも、一歩ずつ成長していきます。
ワタルに”旅人の証”をくれた、現世でも友達の(友達といえるか
どうか?でもワタルは友達だと思っている)ミツルが、ぶっちぎりの
能力で何歩も先を行きますが、その二人の対比も、見ものです。
ありがちな設定といっちゃーそうなんだけど。

たくさんの人と知り合い、たくさんの人の力を借りながら、それ故に
泣き、笑い、怒り、たくさんの思い出と共に成長するワタル。
一方のミツルはたったひとり、ただ己の望みの為だけに、冷ややかに
全てを切り捨てる。それ故に強い。
ただひたすらまっすぐなワタルと、全てを拒否するミツル。
そんなふたりが行き着く先は・・・
人の醜さ、愚かさ、そして愛おしさ。
大事にして欲しいものを切々と訴えかけてくる話です。

子供が考えるにしては、かなりオリコウさん過ぎな感がなくもない
ですが、11歳ならそのくらい考えてもいいかもね。
で、アニメはどうなんでしょうねぇ〜
うまく表現してくれてるといいですけど。

投稿者 fran : 23:23 | コメント (2)