2016年09月05日

書楼弔堂 破曉

京極夏彦:著者
集英社文庫

「BOOK」データベースより
明治二十年代の半ば。雑木林と荒れ地ばかりの
東京の外れで日々無為に過ごしていた高遠は、
異様な書舗と巡りあう。
本は墓のようなものだという主人が営む店の名は、
書楼弔堂。古今東西の書物が集められたその店を、
最後の浮世絵師月岡芳年や書生時代の泉鏡花など、
迷える者たちが己のための一冊を求め“探書”に訪れる。
変わりゆく時代の相克の中で本と人の繋がりを編み直す
新シリーズ、第一弾!

投稿者 fran : 21:20 | コメント (0)

2015年09月25日

数えずの井戸

京極夏彦:著者
角川文庫

「BOOK」データベースより
数えるから、足りなくなる。
それは、はかなくも美しい、もうしとつの「皿屋敷」。
人口に膾炙し怪談となった江戸の「事件」を独自の解釈で
語り直す人気シリーズ第三作。

投稿者 fran : 15:14 | コメント (0)

2015年02月12日

定本 百鬼夜行-陽

京極夏彦:著者
文春文庫

「BOOK」データベースより
人に見えないものが視える。
闇の中に、他人の恐怖が悔恨が苦痛が悲哀が―視えてしまう。
そんな男、榎木津礼二郎にとりついているのは魚の眼だった(「目競」)。
『狂骨の夢』『絡新婦の理』『邪魅の雫』他の名作、
そして『鵺の碑』に登場する者たちの闇と因果を綴る怪異譚。
魔術的な語りの果てに―妖しきものが現れる。
初文庫化!

投稿者 fran : 23:27 | コメント (0)

2014年06月03日

冥談

京極夏彦:著者
角川文庫

「BOOK」データベースより
庭に咲く艶々とした椿の花とは対照に、
暗い座敷に座る小山内君は痩せ細り、
土気色の顔をしている。
僕は小山内君に頼まれて留守居をすることになった。
襖を隔てた隣室に横たわっている、妹の佐弥子さんの
死体とともに。
しかしいま、僕の目の前に立つ佐弥子さんは、
儚いほどに白く、昔と同じ声で語りかけてくる。
彼女は本当に死んでいるのだろうか。
「庭のある家」をはじめ、計8篇を収録。
生と死のあわいをゆく、ほの瞑い旅路。

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2013年08月23日

豆腐小僧双六道中おやすみ

京極夏彦:著者
角川文庫

「BOOK」データベースより
妖怪総大将であった父に恥じぬ立派なお化けになるため、
達磨先生と修行の旅に出た豆腐小僧。
甲州の裏街道を行く人間2人組を理由もなく追いかけるが、
道中は思いもよらぬ珍騒動ばかり。
突如現れた金の鴉に巨大な蟹、凶悪な邪魅。
芝居者狸らによる“妖怪総理化計画”。
信玄の隠し金を狙う人間たちの悪だくみ…。
ゴタゴタに巻き込まれた豆腐小僧に、
驚くべき災難が降りかかる。
果たして小僧の運命や如何に!?シリーズ第2弾。

投稿者 fran : 01:14 | コメント (0)

2013年02月01日

死ねばいいのに

京極夏彦:著者
講談社文庫

「BOOK」データベースより
死んだ女のことを教えてくれないか―。
無礼な男が突然現われ、私に尋ねる。私は一体、
彼女の何を知っていたというのだろう。
問いかけられた言葉に、暴かれる嘘、晒け出される業、
浮かび上がる剥き出しの真実…。
人は何のために生きるのか。
この世に不思議なことなど何もない。
ただ一つあるとすれば、それは―。

投稿者 fran : 23:57 | コメント (0)

2012年11月16日

西巷説百物語

京極夏彦:著者
中央公論新社

「BOOK」データベースより
どうにもならぬことをどうにかする裏商売、舞台は江戸から大坂へ。
仕掛けるは御行の又市が朋輩、靄船の林蔵。
帳屋の看板を掲げる優男が絵草紙版元“一文字屋”から請け負うは、
生者を彼岸に導く狂言仕事。
口先三寸の嘘船に乗り、気づかぬうちに絡めて取られ、
通らぬ筋が一本通る。踊る亡者を前にして、露わになるのは真情か―
いくつかの巷説を経、林蔵が大坂を離れた十六年前の「失敗り」、
その真相が明らかになる。
これで終いの金比羅さんや―
二四回柴田錬三郎賞受賞作品。

投稿者 fran : 21:27 | コメント (0)

2012年10月23日

厭な小説 文庫版

京極夏彦:著者
祥伝社文庫

うらがきより
「厭だ。厭だ。厭だ――」同期深谷の呪詛のような繰り言。
パワハラ部長亀井に対する愚痴を聞かされ、うんざりして
帰宅した“私"を出迎えたのは、見知らぬ子供だった。
巨大な顔。山羊のような瞳。左右に離れた眼。
見るからに不気味な子供がなぜ?
しかし、妻は自分たち以外に家には誰もいないと言う。
幻覚か? だが、それが悪夢の日々の始まりだった。
一読、後悔必至の怪作!

投稿者 fran : 20:42 | コメント (0)

2012年03月23日

幽談

京極夏彦:著者
MF文庫

「BOOK」データベースより
妻と離別した私は記憶を辿りながら、七年前と同じように
汽船に乗って浜辺を歩き、侘しい岬に建つ一軒宿を訪れる。
以前、私は妻とともに庭の見える部屋に泊った。
そして、月光が満ちた旅館の庭で艶かしい女の手首を拾ったのだ。
「手首を拾う」怪談よりも怪しく、奇談よりも奇妙な幽き物語たち。
端正な美しさと不気味さが入り交じった京極小説の別天地がここにある。

投稿者 fran : 20:48 | コメント (0)

2011年11月21日

ルー=ガルー2(上・下)

京極夏彦:著者
講談社文庫

「BOOK」データベースより
少女達を襲ったおぞましい事件から3カ月が経った―。
前回の事件の被害者・来生律子のもとを、
謎の毒を持った作倉雛子が訪ねてくる。
彼女は小壜を律子に託し姿を消す。
未知なる毒の到来は、新たなる事件の前触れなのか!?
突如凶暴化する児童達。未登録住民の暴動。
忌まわしき過去の事件を巡る、妄執と狂気と陰謀。
すべての謎が繋がるとき、少女達は新たなる扉を開く!
戦慄の近未来ミステリ。

投稿者 fran : 00:05 | コメント (0)

2011年06月29日

豆腐小僧その他

京極夏彦:著者
角川文庫

「BOOK」データベースより
研究所で働く母と夏休みを過ごすため、
村を訪れた妖怪好きの少年・淳史。彼が
思い浮かべたことで、間抜けな妖怪・豆富小僧は、
ぽん、とその場に涌いたのだった!
思わぬ事件に巻き込まれる淳史。そのとき、小僧は…?
(「豆富小僧」角川つばさ文庫版再録)

ジュブナイル版として書かれ、妖怪とは何かも
解りやすく盛り込まれた小説「豆富小僧」や、
オリジナル狂言「豆腐小僧」「新・死に神」などを収録した、
貴重な作品集。

投稿者 fran : 00:27 | コメント (0)

2010年11月17日

豆腐小僧双六道中ふりだし

京極夏彦:著者
角川文庫

「BOOK」データベースより
江戸郊外のとある廃屋に、いつのまにやら
棲みついていた1匹の妖怪、豆腐小僧。
豆腐を載せた盆を持ち、ただ立ちつくすだけの
妖怪である自分は、豆腐を落としたとき、
ただの小僧になるのか、はたまた消えてしまうのか―。
思い悩んだ小僧は、自らの存在理由を求めて旅に出る!
軽快な講談調で、小僧が出会う鳴屋や死に神、
鬼火との会話の中から現れてくる妖怪論。
妖怪とは、いったい何なのか?
妖怪入門としても必読の痛快作。

投稿者 fran : 00:20 | コメント (0)

2009年06月21日

前巷説百物語

京極夏彦:著者
中央公論社 C-NOVELS BIBLIOTHEQUE

「BOOK」データベースより
理不尽な目困った目、弱り目崇り目悲しい目、
出た目の数だけ損をうる、
それが憂き世の倣いごと。出た目の数だけ金を取り、
損を埋めるが裏の顔―。
物貸しを商売にする根岸町の損料商“ゑんま屋”に
流れ着いた若き小悪党・小股潜りの又市。
口は悪いがお人好し、直ぐに熱くなる青二才の双六売りが、
御行装束に身を包み、闇の世界に身を投ずるまでの物語。

久々京極ワールド。健在。レンガ本もな(笑)
巷説百物語のシリーズの、これは又市が
「御行奉為-おんぎょうしたてまつる-」
を、始めたきっかけの話。

相変わらずせつなくてなぁ。
悪党のくせに。
又市がまだまだ若造の頃ですから、さらに
青臭いわ暑苦しいわ(笑)

730ページ余という、普通なら超大作なんだろうけど
京極氏には普通(大笑)な厚さも、みじんも感じさせず
さっくりと読み終わりました。
さすがに、1週間これをもって通勤は、しんどかったけど(笑)
家じゃ読む暇ないもんな。

早く次、なんか出ないかなぁ〜

投稿者 fran : 23:31 | コメント (0)

2006年10月16日

邪魅の雫

京極夏彦:著者
講談社ノベルズ

うらがきより
「殺してやろう」「死のうかな」「殺したよ」「殺されて仕舞いました」
「俺は人殺しなんだ」「死んだのか」「─自首してください」「死ねば
お終いなのだ」「ひとごろしは報いを受けねばならない」
昭和二十八年夏。江戸川、大磯、平塚と連鎖するかのように毒殺死体が
続々と。警察も手を拱く中、ついに”あの男”が登場する。
「邪なことをすると─死ぬよ」

前作から3年、待ちに待った新刊。
期待を裏切らない分厚さに、わくわくしながら読み始めましたが・・・

昭和二十八年夏。とあるアパートの一室で発見された毒殺死体。
仏はその部屋に住んでいる「真壁恵」という女性・・・のはずだった。
しかし、交番に届けられていた台帳の前住所などは、まるででたらめで
実際は身元不明状態であった。
そこから始まる、不気味な連続殺人事件。
犯人は?「真壁恵」とは一体何者か?

端折り過ぎなあらすじですが、とにかく登場人物が多くて多くて。
しかも名前は騙るわ、入れかわるわ、関係が分からないわ、頭抱えたよ。
ただでさえ人が多すぎると混乱してくるのに、出てくる人物ことごとく
殺されていくんだから、なにがなんやらもー(涙)
作品の中で刑事さんたちが振り回され、引っ掻き回され、疲労困憊ですが
読んでる方も疲労困憊。
(加えて、校正がお粗末で、名前間違えている箇所が続出。混乱を
増長させております)

さらに過去の事件のおさらいみたいな感じの所も多くて、話忘れて
いるってば(^^;
オールスターキャストとばかりに過去の人物もこれでもかとでてるが
忘れているってば(^^;

まぁ、最後はきっちりまとめてくれましたけどね。
しかも最後の最後で「え?これってもしかして、恋愛物?!」
あれだけ殺しておきながらこのオチっすかorz
いや、いいんですけど。だからこそ、というのはありますし。

京極堂の憑き物落としがややうすっぺらいのも不満ですねー
妖怪蘊蓄もないし(笑)
榎木津に関係してる内容でありながら、榎さん出番少ないし。
(ただし、一番おいしいところは、ばっちりさらっていった)
関口がまともにしゃべっていたのにもびっくり。
あれほど他人に向けて言葉を発した関口なんて初めてじゃないでしょか。
しかもみんなまともに扱ってるし!(大笑)

ともあれ。
京極堂シリーズのなかでは、異色といってもいいかもしれないです。
妖怪ミステリではなくただのミステリ。
そういう意味では楽しめます。
それにしても切ない幕切れでしたなぁ。あんな榎さんもあるんだなぁ。

今回の新刊にはおまけがついてて、今までの作品のまとめ小冊子という
感じなんですが、やっぱり本編でこれだけ過去の事件が語られるのだから
非常に親切かもしれない(笑)
でもその前に、名前間違えないでね(涙)

で。
最後に。
巻末の「京極夏彦作品一覧」。
次作の題名だけはきまってるんかい!!
あー、、、また3年まちかなー、、、orz

投稿者 fran : 23:14 | コメント (0)

2006年03月19日

後巷説百物語

京極夏彦:著者
中央公論新社

カバー見開きより
無類の珍談奇談好きである東京警視庁一等巡査の矢作剣之進は、
仲間と共に薬研掘の九十九庵を訪れる。
維新から十年、町並みも世情も変わりゆく中、いまだ江戸が
残るその庵の主は一白翁と名乗る老爺。
かって怪異譚を集めて諸国を巡ったという、博学にして無欲なる
世捨て人である。若者に乞われて隠居が語る、怪しく、悲しい
昔話。胸の裡によみがえるは、鈴の音と、忘れえぬあの声・・・
御行奉為(おんぎょうしたてまつる)─。

道を通せば角が立つ。
倫(みち)を外せば深みに嵌まる。
彼誰誰彼(かわたれたそがれ)丑三つ時に、
そっと通るは裏の径(みち)。
所詮浮き世は夢幻と、
見切る憂き世の狂言芝居。
身過ぎ世過ぎで片をばつけて、
残るは巷の怪しい噂─。
(本文より)

巷説百物語、続巷説百物語と続いた百物語シリーズの
最後の巻です。
781ページ、いやぁ、まいった(笑)
持ち歩くにはあまりにも分厚すぎ、合間を見て読んだから
時間かかったのなんの。
いえ、京極はこれがいいんですけど(笑)

さて、時代がかわりました。諸国を旅していた山岡百介が
すっかりじい様になっています。
でもいつの世も怪談奇談が好きな人間というのはいて、そういう
人種を呼び寄せるんですな。
事件がどうにも尋常では説明つかない事柄であるたびに、剣之進は
百介つまり一白翁に助けを求めます。
そして、百介が自分の体験した中から似たような事件をゆるゆると
語って行く。
けして怪談などではなく、とても悲しい事件だったりしますが。
それが、剣之進の時代にもぴたりとあてはまったりする。
時代は変われど、人は変わらない。そんな典型を集めたような。

これは全編通さないと楽しめませんね。
そして、百物語からはじまったこのシリーズは百物語で終わります。
京極堂シリーズの次に好きなシリーズです。

投稿者 fran : 23:34 | コメント (0)