2012年04月05日

小説・震災後

福井晴敏:著者
小学館文庫

「BOOK」データベースより
二〇一一年三月十一日、東日本大震災発生。
多くの日本人がそうであるように、東京に住む平凡な
サラリーマン・野田圭介の人生もまた一変した。
原発事故、錯綜するデマ、希望を失い心の闇に
囚われてゆく子供たち。そして、世間を震撼させる
「ある事件」が、震災後の日本に総括を迫るかのごとく
野田一家に降りかかる。
傷ついた魂たちに再生の道はあるか。
祖父・父・息子の三世代が紡ぐ「未来」についての物語―。
『亡国のイージス』『終戦のローレライ』の人気作家が描く
3・11後の人間賛歌。
すべての日本人に捧げる必涙の現代長編。

投稿者 fran : 21:57 | コメント (0)

2010年02月03日

戦国自衛隊1549

福井晴敏:著者
半村良:原作
角川文庫

「BOOK」データベースより
自衛隊演習場で、新兵器の実験中に暴走事故が発生。
的場一佐率いる第三特別混成団が約460年前の戦国時代に
飛ばされてしまう。一方、その影響と思われる虚数空間が
日本各地に出現し、現代世界を侵食し始めた。
的場たちを救出するため組織されたロメオ隊の一員として、
救出作戦への参加を決めた元自衛官の鹿島は、
タイムスリップで戦国時代へ飛ぶが、そこで待ち受けて
いたものとは!?圧倒的スケールで贈るSF戦国アクション。

ドラマ、で見たんだよなあ、これ。
だいぶうろ覚え状態だけど、おもしろかったことだけは
よく覚えてる。
そうか半村さんが最初だったんだ。。。

とりあえず、歴史抜きでぼんやり読むとなかなか
楽しめる話ではないかと。

投稿者 fran : 23:47 | コメント (0)

2009年03月26日

Op.ローズダスト(上・中・下)

福井晴敏:著者
文春文庫

出版社 / 著者からの内容紹介
二〇〇六年秋、“ネット財閥”アクトグループの役員を狙った
連続テロが起こる。
実行犯は入江一功をリーダーとする「ローズダスト」を名乗る五人グループ。
警視庁の並河警部補は防衛庁情報本部の丹原朋希と捜査にあたるうちに、
朋希と一功の間の深い因縁を知る。
かつて二人は防衛庁の非公開組織「ダイス」に所属し、従事していた
対北朝鮮工作が失敗、二人が思いを寄せていた少女が死んだ。
朋希を除く生き残った工作員たちはテロリストとなり、アクトグループ役員と
なった元上官に復讐しようとしているのだと……。
互いを理解しながら憎しみあう二人の若者と彼らを取り巻く人間たちの
群像劇を通して、壮大なスケールで描くサスペンス・アクション。

投稿者 fran : 00:23 | コメント (0)

2008年09月25日

終戦のローレライ(1〜4巻)

福井晴敏:著者
講談社文庫

Amazon商品説明より抜粋
第2次大戦末期、主人公の海軍新兵・折笠征人は、未だ知らされぬ
任務のため親友の清永と広島の呉軍港に降り立つ。そこでは、1隻の
潜水艦が彼らを待っていた。その潜水艦こそは、戦争の形態を根本から
変えてしまうという秘密兵器「ローレライ」を搭載していたドイツ軍の
Uボートだった。しかし、日本に到着する前、アメリカ軍の執拗な追撃の
ために「ローレライ」はやむなく日本近海に投棄されてしまっていた。
折笠たちに与えられた極秘任務とは、それを回収することにあった。
それを阻止せんとするアメリカ軍とのあいだで苛烈な戦闘が
繰り広げられる。そして、その秘密兵器を日本の終戦工作に使おうとする
陰謀が、密かに進行していた。

ずーっと読みたいと思っていたローレライ。
やっと揃えたものの、文庫4巻ということで、なかなか手が出せなく
しばらく「つんどく」だったんですが(笑)

読み始めたら、一気に。
もぅ、なんですか?!これは!
戦争でしょ?本当にあった第二次世界大戦が舞台でしょ?!
だのに、なに?この不謹慎と叱りたくなっちゃうくらいのわくわくは!(笑)

半端じゃないっす。
さすがガンダム手がけちゃうだけのことは、ある。
史実と架空を非常に上手くミックスさせた例だともいえるかも。

個人的には。
潜水艦「伊507」のアクロバットチックな戦闘シーンで大興奮(笑)
映画、ここまでやったのかなぁ?(みてない)
あとは、人物描写がしっかりしてるとこ。
艦長、すげー好みなんですけど(笑)

生き残った折笠征人とパウラ・エブナーの後日譚は駆け足で描かれるが
詳しく描かれるとくどいし、かといって、あそこで終わっていたら
その後が気になるし、をいい具合にまとめたという感じで、なかなか
うまくできてると思った。その辺の風景は史実だし。

うーん、おもしろかった。
読み終わったとき、すごい残念だったもんな。

投稿者 fran : 00:24 | コメント (0)

2007年06月07日

6ステイン

福井晴敏:著者
講談社文庫

うらがきより
愛する男を待ち続ける女、隠居した天才的スリ、タクシー運転手として
働きながら機が満ちるのを待った工作員。心に傷を持ちながら、独り誇りを
抱き続けた者たちの消せない染み。あきらめることを知らない6つの魂が、
薄明の世界に鮮烈な軌跡を刻む。著者が織り成す切なく熱い人間讃歌、
人生を戦うすべての者へ。

すっかりはまりつつある福井氏。
「市ヶ谷」に縛り付けられた工作員たちの、駒のひとつじゃない人生集。
組織に組み込まれた歯車のひとつとはいえ、ひとつの命をもったひとつの
人間である彼らが、それぞれの立場から語る物語。
短編集ながら、かなり濃い内容だなーと思ったです。

で、やっぱり自分の中で一押しは「920を待ちながら」。
一番最初に読んだのが「亡国のイージス」だったせいか、そりゃもう「彼」
には思い入れがあるわけですよ。はい。
あ、これってネタバレ?(苦笑)
でも、すぐにわかるから(笑)

ただ、短編のせいか、「今あたしが読んでるのって横山秀夫だっけ?」と、
ふと混乱してしまうこと多々(ゲラ)
似て非なるとはいえ、警察と工作員、行動一緒(笑)
ましてやオヤジになっちゃうともう、埃くさい背広のニオイぷんぷんで
区別つかないってば(笑)

ともあれ、買うか借りるか迷ったが、買ってよかったかも。
っていうか、全部揃えちゃおうかなー
・・・ローレライ、長いけど(^^;

投稿者 fran : 23:04 | コメント (0)

2007年01月25日

川の深さは

福井晴敏:著者
講談社文庫

うらがきより
「彼女を守る。それがおれの任務だ」
傷だらけで、追手から逃げ延びてきた少年。彼の中に忘れていた熱い
たぎりを見た元警官は、少年を匿い、底なしの川に引き込まれてゆく。
やがて浮かび上がる敵の正体。風化しかけた地下鉄テロ事件の真相が
教える、この国の暗部とは。
出版界の話題を独占した必涙の処女作。

位置づけとしては、亡国のイージスの番外編ですかね。
如月行が所属する「ダイス」の前身というか、「ダイス」ができる
きっかけとなったというか、まぁ、行の先輩ともいうべき人たちの話。
めちゃくちゃハードボイルド♪
これでもか、な、スリリングな展開、スピード、アクション。
それでいて不器用な人間の一途さは、涙なしでは語れない。
桃山のおっちゃん、先任伍長を思わせますなぁ。

あくまでもミステリであり、現実にはこんなんありえないが、この作家が
描く国家の膿みは、決して絵空事ではないはず。

防衛庁が防衛省となった今、それが吉と出るか凶と出るか。
いつかこのへんで描いてもらいたいものである。
ま、実際の権限は今の所大して変化はしてないみたいだけど。
市谷=ダイスはきっと黙っていないかと(笑)

投稿者 fran : 23:23 | コメント (0)

2006年07月25日

亡国のイージス(上・下)

福井春敏:著者
講談社文庫

うらがきより(まとめ)
「現在、本艦の全ミサイルの照準は東京首都圏内に設定されている。
その弾頭は通常にあらず」
在日米軍基地で発生した未曾有の惨事。最新のシステム護衛艦
《いそかぜ》は、真相をめぐる国家間の策謀にまきこまれ暴走を
始める。そして、《いそかぜ》を占拠した反乱者からの「宣言」。
ついに始まった戦後日本最大の悪夢。戦争を忘れた国家がなす術もなく
立ち尽くす時、運命の男たちが立ち上がる。

うへー。大作っすよ。おどろいた。
福井氏、名前は知ってたが、戦争ものが得意っぽいなーと、手を出した
ことはなかったが、貸してくれちゃったのよ(笑)
えぇ、戦争もの(笑)つか、平和ボケした日本にがつんと喝をいれて
くれてるような。

決して交わることはなかったであろう、3人の男。
運命の歯車が回り始める出来事が、それぞれの序章で描かれています。
人を愛することを知らずに育った男。
ただただ、仕事を愛し、艦を愛した男。
そして・・・国に息子を殺された男。

たったひとりの男の恨みが、国を脅かすものとなる。
戦争という国家レベルの話が、たったひとりの男の協力で動き始める。
始まりは人であるということか。

自衛隊という組織に埋没し、たったひとつの「駒」として動く彼ら
でも、ふとひとりの「人間」戻るときがある。
どちらも同じ「自分」なのに、「駒」と「人間」の狭間で揺れる。
そんな心理描写も見事に描かれています。

ゆるゆると進む前振りから、核心に入った途端に、ジェットコースター
のような急転直下。裏の裏を読みたくなるような展開。
アクション映画ばりの銃撃戦。
いいけど、手榴弾ごろんごろんはちょっといくらなんでも(苦笑)
ついでなんで、船艦の見取り図、入れといて欲しかったなぁ。
言葉だけじゃ、今どこにいるんだかわかんないよぅ。
そのへんの専門用語はちょっとすっとばしました。
おもしろさ半減かも。

それにしても、壮大な話ながらあまりにリアルで、もし本当にこんな
ことあったら、絶対この通りでしょうよと、思ったのが、対策を講じる
政府や官庁。保身しか考えられない腰抜けだもんな。
想像できちゃって笑えるってば。
そんでいて、アメリカに一矢報いたいというあまりに茶番なあがき。
幼稚すぎてね〜

しっかし、思いっきりタイムリーな時に読んだわ。。。
北朝鮮がらみだもの。こないだミサイルとばされたばっかじゃん。
で、イージス準備おけ、じゃん。あれ?出港したんだっけ?
あれは迎撃するだけなんだっけ?
ほーら、平和ボケ(自爆)

これ、映画にもなってるつーが、これだけの話、2時間か3時間かに
まとめるのは無理がありそうですね。
まぁ、もはや過去の話ですが。

最初「無理かもなー」とか思っていたけど、読み始めたら一気でした。
さすが雑食なあたし(笑)

投稿者 fran : 22:59 | コメント (2)