2014年11月03日

やなりいなり

畠中恵:著者
新潮社

「BOOK」データベースより
偶然みかけた美しい娘に、いつになく心を
ときめかせる若だんな。
近頃日本橋通町では、恋の病が流行しているらしい。
異変はそれだけに止まらず、禍をもたらす神々が
連日長崎屋を訪れるようになって…。
恋をめぐる不思議な騒動のほか、
藤兵衛旦那の行方不明事件など、五つの物語を収録。
妖たちが大好きな食べものの“れしぴ”も付いて、
美味しく愉快な「しゃばけ」シリーズ第10作!

投稿者 fran : 21:20 | コメント (0)

2014年10月07日

ゆんでめて

畠中恵:著者
新潮社

「BOOK」データベースより
屏風のぞきが行方不明になり、悲嘆にくれる若だんな。
もしあの日、別の道を選んでいたら、こんな未来は訪れなかった?
上方から来た娘への淡い恋心も、妖たちの化け合戦で
盛り上がる豪華なお花見も、雨の日に現れた強くて
格好良い謎のおなごの存在も、すべて運命のいたずらが
導いたことなのか―。
一太郎が迷い込む、ちょっと不思議なもう一つの物語。
「しゃばけ」シリーズ第9作。

投稿者 fran : 20:58 | コメント (0)

2013年11月05日

ちょちょら

畠中恵:著者
新潮文庫

「BOOK」データベースより
間野新之介は、兄の自刃を受けて、多々良木藩の江戸留守居役を引き継いだ。
先輩の留守居役たちにしごかれながら、幕府と藩の橋渡し役として、
接待や付け届け、情報戦に明け暮れる日々。
そんなとき新之介は、多大な負担を強いる「お手伝い普請」の情報を得る。
困窮する藩のため、何としてでもこれを逃れたい―。
兄の死の謎や思い人の運命に悩みつつ奔走する、若き藩士の痛快奮闘記。

投稿者 fran : 01:18 | コメント (0)

2009年10月14日

ころころろ

畠中恵:著者
新潮社

「BOOK」データベースより
摩訶不思議な妖怪たちに守られながら、
今日も元気に(?)寝込んでいる江戸有数の大店の
若だんな・一太郎。
ある朝起きると、目から光りが奪われていた!
その理由は、空前絶後のとばっちり?
長崎屋絶体絶命の危機に、若だんなが名推理。
だけど光りの奪還には、暗雲が垂れこめて―。
佐助は妻と暮らし始め、どうなる、若だんな?
絶好調「しゃばけ」シリーズ第八弾。

短編連作といったとこでしょうか。
ある朝目が覚めたら、目が見えなくなっていた一太郎を
巡って妖たちが繰り広げる騒動。
ちょっと目先がかわっていて面白かった。
しかも、なんとなく、みんなコイバナ(笑)
あの佐助がねぇ。。。(笑)

一太郎の災難はともかくも、終わってみればなんとも
ほのぼのと。
いや、あの神様はね(^^;
かわいそうだけどさ(^^;


投稿者 fran : 23:10 | コメント (0)

2009年09月21日

つくもがみ貸します

畠中恵:著者
角川書店

「BOOK」データベースより
お江戸の片隅、お紅と清次の姉弟二人で切り盛りする、
小さなお店「出雲屋」。鍋、釜、布団にふんどしまで、
何でも貸し出す出雲屋ですが、よそにはないような、
ちょっと妙な品も混じっているようで…。
彼らは、生まれて百年を経て、つくもがみという妖怪に
化した古道具。気位も高く、いたずら好きでおせっかいな
妖怪たちは、今日もせっせと、出雲屋を引っ掻き回すので
ありました。
ほろりと切なく、ふんわり暖かい。
畠中ワールド、待望の最新作。

しゃばけとは違ったこちらは、決して交わろうとはしないが
関係はもちたい絶妙な距離感を見事にまとめてある。
話的にはちょい平凡かも?
けど、読んでて安心感はあるし、それを決して裏切らない
読後感のよい作品です。

妖たちときゃわきゃわころがっているのも面白いけど、
こういう、これが普通だよね的なのも、いいもんです。

投稿者 fran : 23:24 | コメント (0)

2009年08月02日

こいしり

畠中恵:著者
文藝春秋

「BOOK」データベースより
「あのね、この子猫達、化けるんですって」
お気楽跡取り息子・麻之助に託された三匹の子猫。
巷に流れる化け猫の噂は、じつは怪しい江戸の
錬金術へとつながっていた!?
町名主名代ぶりも板につき、絶妙の玄関捌きが
いっそう冴えながらも、淡い想いの行方は皆目
見当つきかねる麻之助。
両国の危ないおニイさんたちも活躍する
まんまことワールド第二弾。

投稿者 fran : 23:48 | コメント (0)

2009年05月21日

アイスクリン強し

畠中恵:著者
講談社

「BOOK」データベースより
ビスキット、チヨコレイト、アイスクリン、シユウクリーム、
スイートポテト。南蛮菓子から西洋菓子へと呼び名が変わり、
新たな品々が数多登場。
そんなスイーツ文明開化の東京で、孤児として生まれ育った真次郎は、
念願の西洋菓子屋・風琴屋を開いた。そこには今日もまた、
甘い菓子目当てに若い元幕臣の警官達がやってくる。
菓子作りの修業に精を出したい真次郎に、厄介事が次々と…。
著者の魅力全開!明治の築地居留地で、西洋菓子屋の若主人と
元幕臣の警官達「若様組」が繰り広げる「スイーツ文明開化」騒動記。

設定はおもしろいのだが。
もうちょっと突っ込みが欲しいのよねぇ。
時代物ではなく現代ものでもない。
中途半端な時代ゆえに、掘り込んだものができれば
もっと面白かったかと。

でも。
甘いものは好きじゃないけど、なんか食べてみたくなるのは
やっぱり作者の腕かねぇ(笑)

投稿者 fran : 23:53 | コメント (0)

2009年04月01日

アコギなのかリッパなのか

畠中恵:著者
実業之に本社 Jノベルコレクション

「BOOK」データベースより
21歳の大学生・佐倉聖は腹違いの弟を養うため、
元大物国会議員・大堂剛の事務所に事務員として勤めている。
ここに持ち込まれるのは、大堂の弟子にあたる議員からの様々な問題。
飼い猫の毛の色が変わる謎、後援会幹部が何者かに殴打された
事件の始末、宗教団体へ入信の秘書が寄進した絵画の奪還…などの
厄介ごとに関わった聖は、元不良の負けん気と機転の利く頭で、
センセイ方顔負けの“解決”を成しとげてしまうのであった―。
昔は不良だった事務員が、元大物代議士のもとに持ち込まれる
陳情、難題、要望から、その裏にある日常の謎を解決する
現代ミステリー。

投稿者 fran : 01:10 | コメント (0)

2009年01月21日

いっちばん

畠中恵:著者
新潮社

「BOOK」データベースより
摩訶不思議な妖怪に守られながら、今日も元気に(?)寝込んでいる
日本橋大店の若だんな・一太郎に持ち込まれるは、訳ありの頼み事やら
お江戸を騒がす難事件。
お馴染みの妖がオールキャストで活躍する「いっちばん」、
厚化粧のお雛ちゃんの素顔が明らかになる「ひなのちよがみ」の他三編を収録。
大人気「しゃばけ」シリーズ第七弾。

投稿者 fran : 21:19 | コメント (0)

2008年10月02日

こころげそう

畠中恵:著者
光文社

作品紹介より
江戸・橋本町の下っ引き宇多が、恋しい思いを伝えられぬまま
亡くしたはずの於ふじが帰ってきた
――幽霊の身となって!!
神田川でこときれた於ふじと千之助。兄妹の死の真相を探るうちに、
9人の幼なじみたちそれぞれの恋や将来への悩み、思いの糸が絡み合って、
妙な騒ぎが次々と……。

江戸の妖怪ワールドを描いて大人気、著者の新作はほんのりせつない
大江戸青春恋物語。

すいません。
こころげそう
何度見ても、ころげそう、なんです(爆)
だいぶテーブルにほたからしで。
みるたんびに、ころげそう、って(笑)
表紙がまた、びみょーにヘタウマで(笑)

ひらがなでかくからだめなのよねぇという「こころげそう」
「心化粧」と書きます。
口には言わないが、内心恋焦がれること。

ということで。
男女九人お江戸の恋ものがたり、と副題もついてる通り、かって
子どもの時分には、いつも一緒に遊んでた幼なじみの仲間たちの
コイバナってやつです。

それがかなりに入り組んでいるもんで、登場人物把握だけで
かなり時間食いました。でも未だにわかってません(自爆)
ま、死んだ人間まで、ちょこまか出てくるから手に負えないんだけど。
つか、基本的にコイバナってなぁ。。。てヤツだもんで。

幽霊に恋愛物という、ちょっと変わった組み合わせですが、なんか
万人ウケしそうだから、オススメしてみます。

投稿者 fran : 02:10 | コメント (0)

2008年03月27日

とっても不幸な幸運

畠中恵:著者
双葉文庫

出版社 / 著者からの内容紹介
ややひねくれているけれど、料理自慢で世話好き店長のいる酒場。
今日もクセモノ常連客が、いわくつきの「とっても不幸な幸運」の缶を
持ち込んだ。缶から現れた物がもたらしたのは「災い」? 
それとも「幸せ」? 
「しゃばけ」シリーズで大人気の作家が贈る現代版ファンタジック
ミステリー!

しゃばけシリーズでおなじみの畠中氏。
時代物だけじゃあないんだな。現代もののミステリも書きますぜ。
そして、これがなかなかおもしろいのだな。

100均で売ってる「とっても不幸な幸運」の缶詰。
開けた人によって違う物が現れ、それがその人の何かに関わるもの。
そして開けた事により起こる事件は、はたしてそのひとにとって
「不幸」なのか「幸せ」なのか?

そんな題材で、”酒場”に集まる人たちの一騒動を描く短篇連作。
温かくあり、ほんわかあり、切なくあり。
”酒場”のマスターが一癖も二癖もあるならば、常連たちだって負けてない。
こんな店があったら、確実に常連だろう(笑)
というか、常連しか店に入れてもらえないのだから、意地でも常連に
なるかもしれない(笑)

ともかく、ますます好きになりました畠中氏。
これからも楽しみ。
これ、続編出して欲しいな。

投稿者 fran : 01:00 | コメント (0)

2008年03月14日

ゆめつげ

畠中恵:著者
角川書店

「BOOK」データベースより
江戸は上野の端にある小さな神社の神官兄弟、弓月と信行。
のんびり屋の兄としっかり者の弟という、世間ではよくある組み合わせの
兄弟だが、兄・弓月には「夢告」の能力があった。
ただ、弓月の「夢告」は、いなくなった猫を探してほしいと頼まれれば、
とっくに死んで骨になった猫を見つけるという具合で、まったく役に
立たないしろもの。そんなある日、地震で迷子になった大店の一人息子の
行方を占ってほしいとの依頼が舞い込んだ。
屋根の修繕費にでもなればと、目先の礼金に目がくらみ、弟をお供に
しぶしぶ出かけてしまったのが運のつき、事態は思いもよらぬ方向に
転がりに転がって…。
ちゃんと迷子の行方は知れるのか!?そして、果たして無事に帰れるのか!?
大江戸・不思議・騒動記。

しゃばけシリーズでおなじみ畠中氏の時代物。
若だんなに似た、ちょっと頼りなくのんきなおにいちゃんが、命を
危険にさらしても事件を解決しようとする奮闘記。
あんまり頼りなかった「夢告」の能力だが、次第に本領発揮となっていく
様は、ハラハラドキドキもの。…かもしれない(笑)

このひとの特色といえば、キャラクターの魅力だと思う。
のんびりしたおにいちゃんも、しっかりものの弟も、敵なんだか味方
なんだかよくわかんない権宮司もいい味出してて。
そして、大騒動の挙げ句、八方ハッピーエンドな後味のよさは、しゃばけを
読んでないひとにも、オススメかもです。

そして、実はその魅力は時代物に留まらず…
ま、それは、のちの話にしておきましょう。

ぼんぶー早く次読んで、貸してねー♪
つーか、ちょうだいね(はーと)
(これも、もらう気満々だから・笑)

投稿者 fran : 00:18 | コメント (0)

2007年09月07日

まんまこと

畠中恵:著者
文藝春秋

出版社 / 著者からの内容紹介
「しゃばけ」シリーズがブレイク中の気鋭・畠中恵さんの新シリーズは
『まんまこと』というタイトルです。意味は「真実。ほんとうのこと」。
江戸は神田の古名主の玄関先に持ち込まれる騒動(いまでいう民事の
範疇)を、やや頼りない跡とり息子・麻之助とふたりの悪友----男前で
モテモテの清十郎、堅物の吉五郎が活躍し、絵解きします。
この彼らがとても魅力的なのです。ついついお話の向こう側まで想像して
しまうような強力なキャラクターたちです。女性陣も負けてはおりません。
芯が強く、可憐な眦を決し、こうと決めたら動かない意気地のある女たちが
生き生きと描かれています。
お腹の子の父は誰なのか? 万年青争いの真相は? ----切ない恋物語も
織り交ぜられ、読者をつつみこむような畠中ワールドが存分に楽しめる
一冊です。ふうわりと温かな読後感をぜひ味わってみてください。


しゃばけのシリーズとはちょっと違った魅力の一作。
いや、さっぱりとしたいい話ばかりです。
男たちも、健康で(笑)飄々と、たまーに悩みながらも力強く生きています。
ふつーに江戸市井の時代物ですかね。
でも畠中氏の描き方好きなんで、これもこれからがたのしみです。

って、シリーズっていうからには、続きあるのよね?(笑)

投稿者 fran : 00:22 | コメント (0)

2007年08月02日

ちんぷんかん

畠中恵:著者
新潮社

帯より
江戸有数の大店の若だんな・一太郎は摩訶不思議な妖怪に守られながら
今日も元気に(?)寝込んでいたが、日本橋を焼き尽くす大火に巻かれ
とうとう三途の川縁を彷徨う羽目に・・・。
若だんなと鳴家の三途の川縁冒険譚に、若き日のおっかさんの恋物語、
兄・松之助の縁談に、気になるあのキャラも再登場で、本作も面白さ
盛りだくさん!
大好評「しゃばけ」シリーズ第六弾!

つづいて6作目。
まとめて借りたのでー(笑)
やっぱりこの形が一番いいかも。

話も少しずつ進んでいきます。
いつかはくるだろうとわかっていた兄・松之助の縁談。
幼なじみの栄吉の修行の話。
近づく大事な人たちとの別れ。
そして、ふと気がつく、自分と妖たちとの時の流れの違い。

ちょっとずつ、若だんなも成長してきてます。

投稿者 fran : 00:14 | コメント (0)

2007年08月01日

うそうそ

畠中恵:著者
新潮社

「BOOK」データベースより
日本橋の大店の若だんな・一太郎は、摩訶不思議な妖怪に守られながら、
今日も元気に(?)寝込んでいた。その上、病だけでは足りず頭に怪我まで
負ったため、主に大甘の二人の手代、兄・松之助と箱根へ湯治に行くことに!
初めての旅に張り切る若だんなだったが、誘拐事件、天狗の襲撃、
謎の少女の出現と、旅の雲行きはどんどん怪しくなっていき…。
大好評「しゃばけ」シリーズ第五弾。

おなじみしゃばけシリーズ。
今回は長編。湯治に行った先での大騒動。

でも、一話完結の短編の方が好みだなーこのシリーズは。
まぁまぁおもしろかったけど。

投稿者 fran : 00:05 | コメント (0)

2006年12月27日

おまけのこ

畠中恵:著者
新潮社

「BOOK」データベースより
摩訶不思議な妖怪に守られながら、今日も元気に(?)寝込んでいる
日本橋大店の若だんな・一太郎に持ち込まれるは、訳ありの頼み事やら
お江戸を騒がす難事件。親友・栄吉との大喧嘩あり、「屏風のぞき」の
人生相談あり、小さな一太郎の大冒険ありと、今回も面白さてんこ盛り。
お待ちかね、大好評「しゃばけ」シリーズ第四弾!
身体は弱いが知恵に溢れる若だんなと、頼れるわりにちょっとトボケた
妖たちの愉快な人情妖怪推理帖。

すっかりおなじみ、シリーズ第4弾。
今回は鳴家が大活躍♪の表題作「おまけのこ」はめちゃくちゃかわいくて
よかったです。
若旦那・一太郎、だてに妖の血を引いてない。
よそのうちの、見分けもつかない沢山の鳴家の中「あれはうちのこだよ!」
と、しっかり自分のうちの鳴家を見つけるあたり、妙にじーん。

そして一太郎と親友・栄吉の幼い頃の事件、前作で登場した厚化粧から
抜け出せない紅白粉問屋のお雛の悩み、若旦那が吉原の禿と駆け落ち?!
などなど、ほんわか人情話がてんこもり。
「ありんすこく」って題名、なんだろう?と思ったけど郭言葉の
「〜でありんす」からきてるのか。ありんすの国でありんすこくね。
へー(妙な所に感心する)

いいなぁ鳴家ほしいなぁ(笑)
いたらきっとうるさくてかなわんでしょけど(笑)

投稿者 fran : 23:12 | コメント (0)

2006年12月19日

ねこのばば

畠中恵:著者
新潮社

「BOOK」データベースより
犬神や白沢、屏風のぞきに鳴家など、摩訶不思議な妖怪に守られながら、
今日も元気に(?)寝込んでいる日本橋大店の若旦那・一太郎に持ち込まれ
るは、お江戸を騒がす難事件の数々—
愛嬌たっぷり、愉快で不思議な人情妖怪推理帖。
名(迷?)脇キャラも新登場で、ますます賑わう「しゃばけ」シリーズ第三弾。

おなじみ「しゃばけ」シリーズの3作目。
今回は若だんなと同じように、妖たちを見ることのできる新キャラが
登場。幼い於りんちゃんがこれからどう関わってくるのか、楽しみ。

相変わらず仁吉と佐助は若だんなに大甘。
それなのに、「ちょっと放蕩息子もしなきゃねぇ」とグレ宣言して
黙って家を飛びだしちゃう、その真相は・・・『たまやたまや』

「帰ったら殺されちゃうの」迷子の女の子の口から飛び出した
物騒なひと言。堅実な材木問屋・中屋の外に知られたくない秘密とは?
・・・『花かんざし』
他、人間の怖さも思い知らされる『茶巾たまご』など、全5編。

佐助の過去の話にほろり。
そして、不味い菓子を作る事で有名(?)な栄吉の妹・お春ちゃんが
お嫁にいってしまいます。
幼い思い出がほんのり切なく・・・

ハズレのない作品故、読むのに疲れた本の口直しにいいと思って
とっておいたけど、読み出すととまらなくて、次作の「おまけのこ」
まで一気に読んじゃった(^^;
ほっとする本って分かってると罪ねー(ゲラ)

あ、ちなみに、借りました。つか、くれる、らしい(笑)

投稿者 fran : 23:24 | コメント (0)

2006年09月04日

百万の手

畠中恵:著者
創元推理文庫

見開きあらすじより
両親を助けるために、目の前で燃えさかる自宅の中へ飛び込んでいった
親友の正哉。夏貴の手に残ったのは彼の携帯電話だけ。
嘆き悲しむ夏貴だが、死んだはずの正哉がその携帯電話から語りかけて
きた。「どう考えてもおかしいんだよ」彼が巻き込まれたのは不審火
だったという。その真相を探ってほしいと。家の中に火の気はなかった
うえに、消火活動が終盤に入ってもなお激しく燃え上がる不可解な火事
だった。
なぜ正哉と彼の両親は死ななければならなかったのか。
正哉と共に探り出した、不審火の驚愕の真相とは・・・。

「しゃばけ」の作家、といえばわかりやすいですね。
妖怪ファンタジーの畠中氏が贈る、初の現代小説、ファンタスティック
ミステリ。

いやぁ、、、
火事からこんな展開になっていくとは思いもせなんだ。
そもそも、火事などおこりようもない、火の気のない家から、なぜ
家一軒丸ごと消失してしまうような激しい火が起こったか。
人為は明らかだが、理由がわからない。ただの通り魔的放火にしては
異常である。
それを調べていくうちに、とんでもない事実、正哉と夏貴の出生の
秘密にまで発展していきます。

それにしても、ひとりではなにもできない(というか頼りない)男の子を
かくのが好きっすねぇ(笑)
そんでもって、息子を異常なほど溺愛する母。
その理由ももちろんあって、後半明らかにされますが、、、
うーん。。。これ、あり?(苦笑)
核心に触れると、あっというまにネタバレになるので、かけないのが
もどかしいんだが。
そして、その頼りない主人公を支える、イキのよい脇役(笑)
ともすれば、暗い方に傾きがちになる話を、そのトボケぶりで救って
いってます。

タイトルの「百万の手」最後までよめば、意味がわかります。
事件の発端となった「あるもの」。
それさえ、あれば、幸せになれる人はきっと山ほどいるのでしょう。
けれども、人間は人間である以上、手をだしてはいけない神域というのは
あると思います。
これ以上、うぬぼれないように。。。傲慢にならないように。。。
重いテーマをも含めた一作。

でも、ちょっと、つめこみすぎ(笑)

投稿者 fran : 22:59 | コメント (0)

2006年05月02日

ぬしさまへ

畠中恵:著者
新潮文庫

うらがきより
きょうも元気に(?)寝込んでいる、若だんな一太郎の周囲には
妖怪がいっぱい。おまけに難事件もめいっぱい。
幼なじみの栄吉の饅頭を食べたご隠居が死んでしまったり、新品の
布団から泣き声が聞こえたり・・・。
でも、こんなときこそ冴える若だんなの名推理。ちょっとトボケた
妖怪たちも手下となって大活躍。ついでに手代の仁吉の意外な想い人
まで発覚して、シリーズ第二弾、ますます快調。

しゃばけに続く、薬種問屋の一太郎と妖怪たちのファンタジーミステリ
第二弾です。
妖怪の血を引く一太郎はめっぽう病弱。そんな一太郎を守る手代の
仁吉と佐助も白沢・犬神という妖。そして周りには鳴家や屏風のぞき
野寺坊、ふらり火などといった妖怪たちがにぎやかに囲む。
なにか事件が起こるたび、この妖怪たちを使って探らせるのですが。

あいかわらずピントがずれたような小妖怪たちがかわいい(笑)

今回は菓子屋の跡継ぎなのに、どうにも不味いお菓子しか作れない
幼なじみの栄吉が事件に巻き込まれます。
不味いらしいですな。この栄吉が作る菓子は(笑)
なんせ「ただの小豆からあんな味の餡を作れるなんて、ある意味
凄いですよ」とまでいわれてしまうのだ。
どんな味なんだろう。興味津々(爆)
不味い菓子屋と嫌われ者のご隠居。事件はちょっとした大掛かりな
「博打」へと変わっていきます。

前回一太郎がさんざん気にしていた”兄”の松之助が、わりに
あっさりと収まるところに収まったのが、ちょっと拍子抜け。
もうちょっと揉めるかと思ったのにね。
でも、この兄さんもおっとりといい人だから、いいのかも。
変にドロドロしたやなヤツがでてこないから、まったり気分で
読むのに向いてます。

投稿者 fran : 23:29 | コメント (4)

2006年03月12日

しゃばけ

畠中恵:著者
新潮文庫

うらがきより
江戸有数の廻船問屋の一粒種・一太郎は、めっぽう体が弱く
外出もままならない。ところが目を盗んで出かけた夜に人殺しを
目撃。以来、猟奇的殺人事件が続き、一太郎は家族同様の妖怪と
解決に乗り出すことに。若だんなの周囲は、なぜか犬神、白沢、
鳴家など妖怪だらけなのだ。その矢先、犯人の刃が一太郎を襲う。
愉快で不思議な大江戸人情推理帖。
日本ファンタジーノベル大賞優秀賞。

なにげにスルーしていた本ですが、ボンブから「おもしろい」と
いわれ、貸してもらったのですが。
・・・アンタ、ふぁんたじー嫌いじゃなかった?(苦笑)

西洋でいうなら、巻き毛のはかなげな美少年の話で思いっきり
フリル満載の少女マンガになるようなものを、日本のそれも
江戸時代に、月代そった、か弱い少年っていわれてもなぁ〜
びみょーにベタっす(大笑)
クリスタルドラゴン(あしべゆうほ著)的にいうならば、妖精の
とりかえっこなのが、妖怪ですか。
火の精ジーンじゃなくて、ふらり火ですか。
精霊とか妖精じゃなくて、付喪神に小鬼に妖・・・
う〜む・・・
すいませんね、ついつい比べてしまって、笑ったさ。

ま、それはさておき。

ってゆーか、そーゆー話です(笑)
どうしても時代劇思い浮かべてしまうので、ファンタジーとは
どうもいいがたい気もしますが、ファンタジーです。
出てくる妖怪たちのかわいいこと。甘いもの大好きで酒も大好きで
若だんな・一太郎にはとことん甘くて、みんな一生懸命。
ミステリ的に謎解きでもあります。が、まぁこれは最後まで
読まないことにはわかんないですね。なんたって妖怪ですから。
気軽に楽しめる妖怪ファンタジー、妖精だの精霊だのがダメな方も
おためしあれ(笑)

投稿者 fran : 23:18 | コメント (0)