2012年07月30日

無理(上・下)

奥田英朗:著者
文春文庫

「BOOK」データベースより
合併でできた地方都市、ゆめので暮らす5人。
相原友則―弱者を主張する身勝手な市民に
嫌気がさしているケースワーカー。
久保史恵―東京の大学に進学し、この町を出ようと
心に決めている高校2年生。
加藤裕也―暴走族上がりで詐欺まがいの商品を
売りつけるセールスマン。
堀部妙子―スーパーの保安員をしながら新興宗教にすがる、
孤独な48歳。
山本順一―もっと大きな仕事がしたいと、県議会に
打って出る腹づもりの市議会議員。
出口のないこの社会で、彼らに未来は開けるのか。

投稿者 fran : 21:45 | コメント (0)

2011年11月09日

オリンピックの身代金(上・下)

奥田英朗:著者
角川文庫

「BOOK」データベースより
昭和39年夏。
10月に開催されるオリンピックに向け、
世界に冠たる大都市に変貌を遂げつつある首都・東京。
この戦後最大のイベントの成功を望まない国民は
誰一人としていない。そんな気運が高まるなか、
警察を狙った爆破事件が発生。
同時に「東京オリンピックを妨害する」という脅迫状が
当局に届けられた!
しかし、この事件は国民に知らされることがなかった。
警視庁の刑事たちが極秘裏に事件を追うと、
一人の東大生の存在が捜査線上に浮かぶ…。
「昭和」が最も熱を帯びていた時代を、圧倒的スケールと
緻密な描写で描ききる、エンタテインメント巨編。

投稿者 fran : 23:41 | コメント (0)

2010年06月25日

家日和

奥田英朗:著者
集英社文庫

「BOOK」データベースより
会社が突然倒産し、いきなり主夫になって
しまったサラリーマン。
内職先の若い担当を意識し始めた途端、
変な夢を見るようになった主婦。
急にロハスに凝り始めた妻と隣人たちに
困惑する作家などなど。
日々の暮らしの中、ちょっとした瞬間に、
少しだけ心を揺るがす「明るい隙間」を感じた
人たちは…。
今そこに、あなたのそばにある、現代の家族の
肖像をやさしくあったかい筆致で描く傑作短編集。

様々な家族とその日常が、軽いタッチで描かれている
短編集。
結構ほんわかしているようで、ぴりっとした毒も
仕込まれていて、巧いです。

投稿者 fran : 00:47 | コメント (0)

2009年04月03日

町長選挙

奥田秀朗:著者
文春文庫

「BOOK」データベースより
町営の診療所しかない都下の離れ小島に赴任することになった、
トンデモ精神科医の伊良部。そこは住民の勢力を二分する町長選挙の
真っ最中で、なんとか伊良部を自陣営に取り込もうとする住民たちの
攻勢に、さすがの伊良部も圧倒されて…なんと引きこもりに!?
泣く子も黙る伊良部の暴走が止まらない、絶好調シリーズ第3弾。

投稿者 fran : 01:13 | コメント (0)

2008年05月22日

真夜中のマーチ

奥田英朗:著者
集英社文庫

「BOOK」データベースより
自称青年実業家のヨコケンこと横山健司は、仕込んだパーティーで
三田総一郎と出会う。財閥の御曹司かと思いきや、単なる商社のダメ社員
だったミタゾウとヨコケンは、わけありの現金強奪をもくろむが、
謎の美女クロチェに邪魔されてしまう。
それぞれの思惑を抱えて手を組んだ3人は、美術詐欺のアガリ、10億円を
ターゲットに完全犯罪を目指す!が…!?
直木賞作家が放つ、痛快クライム・ノベルの傑作。

奥田氏、あたしが一番始めに手を出したのがいまいちだったので
どうしても身構えてしまってたのだが、伊良部シリーズを始め、
サウスバウンドとか、やったら軽くてドタバタでそのくせ奥深くて、
だいぶ身構えもしなくなってきたところで、これだ(笑)

さほどめずらしいテーマでもないし、それゆえ力量が問われるだろう話
であるが、テンポはいいし、二転三転するどんでん返しもあるし、
意外なラストにも苦笑できて、結構お得な感じ(笑)

割と憎めない人物かくよねぇ。
絶対、側にはいて欲しくないけど(笑)

投稿者 fran : 01:58 | コメント (0)

2008年02月27日

空中ブランコ

奥田英朗:著者
文春文庫

「BOOK」データベースより
人間不信のサーカス団員、尖端恐怖症のやくざ、
ノーコン病のプロ野球選手。
困り果てた末に病院を訪ねてみれば…。
ここはどこ?なんでこうなるの?
怪作『イン・ザ・プール』から二年。
トンデモ精神科医・伊良部が再び暴れ出す。

イン・ザ・プールの続編。
前作でも笑かしてくれたが、さらにヒートアップ(笑)
しかし、前作よりは「精神科医」の仕事になってる?!
ありえないけど、こんな医者いて欲しい(爆)

笑わせる話でありながら、泣きもしっかり押さえてる。
これだけの短さなのに、すごくきれいにまとまってる。
うまいなぁと思いましたです。

投稿者 fran : 00:04 | コメント (0)

2008年01月08日

サウスバウンド(上・下)

奥田英朗:著者
角川文庫

「BOOK」データベースより
小学校六年生になった長男の僕の名前は二郎。父の名前は一郎。
誰が聞いても「変わってる」と言う。父が会社員だったことはない。
物心ついたときからたいてい家にいる。父親とはそういうものだと思って
いたら、小学生になって級友ができ、ほかの家はそうではないらしいことを
知った。父はどうやら国が嫌いらしい。
むかし、過激派とかいうのをやっていて、税金なんか払わない、無理して
学校に行く必要などないとかよく言っている。家族でどこかの南の島に
移住する計画を立てているようなのだが…。
型破りな父に翻弄される家族を、少年の視点から描いた、長編大傑作。

すげー楽しそう(笑)
どっか、ひとの少ないとこで自給自足生活もいいかもしんないとか
思い始めてる自分としては、なかなかうらやましい親だ(爆)
ま、大人だからそう思うだけであって、もし、本当にこんな親で
子供の時に、はちゃめちゃやられたら、うんざりするかもしんないけど。

でも、これって、結局何が言いたかったのかなぁ?
自分を貫くのもいいかもしれないけど、なんだかんだ言って逃げてるだけ
でしょう。国を変えるだけの力があるわけでもなし。
国を変えるための行動起こすわけでもなし。
そんで、結局誰かの施しや助けを受けながら、自分だけのために暴れてる
わけで。なんだかな〜
ちょっと二郎たちきょうだいに同情(苦笑)

投稿者 fran : 23:52 | コメント (0)

2007年08月07日

イン・ザ・プール

奥田英朗:著者
文春文庫

「BOOK」データベースより
「いらっしゃーい」
伊良部総合病院地下にある神経科を訪ねた患者たちは、甲高い声に
迎えられる。色白で太ったその精神科医の名は伊良部一郎。
そしてそこで待ち受ける前代未聞の体験。プール依存症、陰茎強直症、
妄想癖…訪れる人々も変だが、治療する医者のほうがもっと変。
こいつは利口か、馬鹿か?名医か、ヤブ医者か。

最初に読んだこの作者の作品が今ひとつで、なかなか手がでなかったのだが
「おもしろいから!」といわれ読んでみた。
確かに、ドラマ化されるだけのことはあるかも。
(空中ブランコの方だが、ドラマだよね?)
意外におもしろかった(笑)
読みながらあべちゃんの顔がちらついてたのには閉口しましたが(苦笑)
イン・ザ・プールはオダジョーか。観なくてよかった(え?)

いや、精神科医って、ぜったいこんなのの方がいいと思います。
鬱病だの、やってる方がバカらしくなるみたいな。
否定も肯定もせず、おんなじことやってくれるんだから(笑)
ほんとに、「利口か?馬鹿か?」と患者を悩ませる医者なんて、きっと
それだけで治療になる(笑)

かなり笑えました。おもしろかったです。
早く「空中ブランコ」文庫化してほしいです。

投稿者 fran : 01:23 | コメント (2)