2014年06月08日

ミッドナイト・ラン!

樋口明雄:著者
講談社文庫

「BOOK」データベースより
みんな死んでるはずだった!
練炭集団自殺を実行寸前の男女五人組。
突然でくわした、ヤクザに追われる少女を助けるが、
誘拐を疑われ警察に指名手配されてしまう。
追っ手のヤクザから無数の弾丸の雨あられ、
パトカーからは包囲されても、奴らはとことん走り続ける。
痛快無比なジェットコースターノベル。

投稿者 fran : 01:46 | コメント (0)

2013年03月10日

モンスター

百田尚樹:著者
幻冬舎文庫

「BOOK」データベースより
田舎町で瀟洒なレストランを経営する絶世の美女・未帆。
彼女の顔はかつて畸形的なまでに醜かった。
周囲からバケモノ扱いされる悲惨な日々。
思い悩んだ末にある事件を起こし、町を追われた未帆は
、整形手術に目覚め、莫大な金額をかけ完璧な美人に
変身を遂げる。そのとき亡霊のように甦ってきたのは、
ひとりの男への、狂おしいまでの情念だった―。

投稿者 fran : 01:00 | コメント (0)

2011年02月18日

永遠の0(ゼロ)

百田尚樹:著者
講談社文庫

「BOOK」データベースより
日本軍敗色濃厚ななか、生への執着を臆面も
なく口にし、仲間から「卑怯者」とさげすまれた
ゼロ戦パイロットがいた…。
人生の目標を失いかけていた青年・佐伯健太郎と
フリーライターの姉・慶子は、太平洋戦争で
戦死した祖父・宮部久蔵のことを調べ始める。
祖父の話は特攻で死んだこと以外何も残されて
いなかった。
元戦友たちの証言から浮かび上がってきた
宮部久蔵の姿は健太郎たちの予想もしないものだった。
凄腕を持ちながら、同時に異常なまでに死を恐れ、
生に執着する戦闘機乗り―それが祖父だった。
「生きて帰る」という妻との約束にこだわり続けた男は、
なぜ特攻を志願したのか?
健太郎と慶子はついに六十年の長きにわたって封印されて
いた驚愕の事実にたどりつく。
はるかなる時を超えて結実した過酷にして清冽なる
愛の物語。

投稿者 fran : 14:40 | コメント (0)

2009年10月19日

漆黒の王子

初野晴:著者
角川文庫

「BOOK」データベースより
ある地方都市のマンションで、男女の死体が発見された。
遺体は暴力団藍原組組員とその情婦。
だが、藍原組では以前から組員が連続不審死を遂げていた。
しかも、「ガネーシャ」と名乗る人物から「睡眠を差し出せ」
という奇妙な脅迫メールが…。
一方、街の下に眠る暗渠には、“王子”他6名のホームレスが
社会と隔絶して暮らしていた。
奇妙な連続殺人は彼らの仕業なのか?
ふたつの世界で謎が交錯する超本格ミステリ。

初作家です。
んー。
悪くない。
なんだろ、これだけの厚さに、これだけの不気味な
死がつまってるのに、淡々としてる。
そして、最後に、爆発する。

やくざの抗争、奇妙な死が不気味な影を落とす「地上世界」
世俗を隔離・拒絶したホームレスたちと"私"の「地下世界」

一見なんの関係もないように思えるふたつの物語が
交互に語られていきます。
そのふたつが結び合わさった時。
全ての疑問が化学反応を起こしたかのように、誘発し
解きほぐされていく。

決して後味がよいわけではないが、それなりに満足はできる。

投稿者 fran : 23:38 | コメント (0)

2009年09月22日

あなたが、いなかった、あなた

平野啓一郎:著者
新潮文庫

「BOOK」データベースより
「老い」のために、少しずつ崩れ始めた肉体に戸惑う青年と、
南国のリゾート地を突然襲った悲劇との交錯。
―日常性の中に潜む死の気配から、今を生きる実感を
探り出そうとする11の短篇集。
小説家は、なぜ登場人物の「死」を描くのかという謎を、
ノルマンディ地方の美しい風景の中で静かに辿る
「『フェカンにて』」。
経済のグローバル化のただ中で、途方に暮れる
一夫婦を描く「慈善」など。

ジャケ買いに近いが、、、よーわからん、、、
それでもそこそこ数の作品を発表されてる中堅どころ?な
作家なのに驚く。
ことば遊びは嫌いじゃないが、合う合わないがあるからね。
残念だが、このひととは合わなかったようだ。

投稿者 fran : 23:34 | コメント (0)

2009年01月23日

マイナス・ゼロ

広瀬正:著者
集英社文庫

「BOOK」データベースより
1945年の東京。空襲のさなか、浜田少年は息絶えようとする隣人の「先生」から
奇妙な頼まれごとをする。18年後の今日、ここに来てほしい、というのだ。
そして約束の日、約束の場所で彼が目にした不思議な機械―
それは「先生」が密かに開発したタイムマシンだった。
時を超え「昭和」の東京を旅する浜田が見たものは?
失われた風景が鮮やかに甦る、早世の天才が遺したタイムトラベル小説の金字塔。

投稿者 fran : 21:23 | コメント (0)

2008年11月17日

ストロベリーナイト

誉田哲也:著者
光文社文庫

「BOOK」データベースより
溜め池近くの植え込みから、ビニールシートに包まれた男の
惨殺死体が発見された。警視庁捜査一課の警部補・姫川玲子は、
これが単独の殺人事件で終わらないことに気づく。
捜査で浮上した謎の言葉「ストロベリーナイト」が意味するものは?
クセ者揃いの刑事たちとともに悪戦苦闘の末、辿り着いたのは、
あまりにも衝撃的な事実だった。
人気シリーズ、待望の文庫化始動。

ホラーとか伝奇ものとか得意なのか?で、結構だしてる
作家さんみたいですが、初めて知りました。

が、外れだな。こりゃ。

ふざけてんのか真面目なのか。
くだらない会話で腰砕けさせたと思ったら、思いっきりグロな描写。
しかも刑事のくせに勘だけで人を動かす。
あ、超能力もの?SFでもありますか?というご都合主義展開。

まぁ、そのあたりは許せる範囲ではあったのだが、一番嫌だったのが
会話。というか、コミックチックな場面。
別にそれ自体は嫌いな訳ではないのだが、そのタイミングかなぁ。
なんか虫酸が走るほど、気持ち悪かった。

つか、単に登場人物どれも気に食わないタイプだったというのが
一番でかいか(苦笑)

投稿者 fran : 01:25 | コメント (0)

2008年02月19日

閉鎖病棟

帚木蓬生:著者
新潮文庫

「BOOK」データベースより
とある精神科病棟。重い過去を引きずり、家族や世間から疎まれ遠ざけ
られながらも、明るく生きようとする患者たち。その日常を破ったのは、
ある殺人事件だった…。
彼を犯行へと駆り立てたものは何か?その理由を知る者たちは—。
現役精神科医の作者が、病院の内部を患者の視点から描く。
淡々としつつ優しさに溢れる語り口、感涙を誘う結末が絶賛を浴びた。
山本周五郎賞受賞作。

なんかすごい昔から、電車の中で読んでる人とかみかけたんですが。
最近よく行く本屋で平積みになってるのを見て、買ってみました。

深いんだけど、淡々としてる。
決しておもしろいという本ではない。
だが、すごく優しい。
精神病者と言われるひとが、どれほど普通に、奇異に見えてもそれが
単にその人の個性なら、日常を淡々と生きてることが、さりげなく
描かれていく。
普通、とか、異常、とかって、なんなんだろうな。
線を引くのも人間。
線を引かれるのも人間。

考え出したら、止まらない。

投稿者 fran : 23:56 | コメント (0)

2007年07月24日

果てしなき渇き

深町秋生:著者
宝島社文庫

「BOOK」データベースより
元刑事・藤島秋弘のもとに、失踪した娘の加奈子を捜してほしいと、
別れた妻から連絡があった。家族とよりを戻したいと願う藤島は一人、
捜査に乗り出す。
一方、三年前。中学生である瀬岡尚人は手酷いイジメにあっていた。
自殺さえも考えていたところを藤島加奈子に救われる。彼は彼女に恋をし、
以前、彼女がつきあっていた緒方のようになりたいと願うようになるが…。
二つの物語が交錯し、探るほどに深くなる加奈子の謎、次第に浮き彫りに
なる藤島の心の闇。用意された驚愕の結末とは—?
『このミステリーがすごい!』大賞第3回受賞作。

いやはや、救いようのない暗黒小説。
後味も悪いし、元々闇を持つ人間はここまで堕ちることが出来るんだと
いうくらい堕ちる。
過去の「このミス」大賞って、だんだん信用ならんくなってきたぞー

とかいいつつ、きっとまた買っちゃうんだろな(^^;

投稿者 fran : 23:58 | コメント (0)

2007年01月29日

子宮の記憶

藤田宜永:著者
講談社文庫

うらがきより
会いに行こう、かつて僕を誘拐した女に!
生後三日で新生児室から連れ去られた過去を持つ十七歳の島本真人は、
実母の愛を充分に受けずに育った。父が経営する歯科医院の機材を壊して、
現金を持ち出した真人は、神奈川県の真鶴を目指す。
そこには「誘拐犯」、黒江愛子が住んでいるのだ。
(「キッドナップ」改題)

まーたやっちまいましたな。一度読んだことある作者だが、いまいちだった
のに、つい手をだしてしまった。
案の定、がっくり。

母親に愛されない少年。母親的には自分なりに愛情を込めてるとでも
いいたいのだろうが、あれが愛情なら、世の中の虐待もみんな愛情に
なってしまう。親の顔色を伺い、びくびくと過ごして来たこどもがまともに
育つわけはない。

誘拐犯の女も、結局なんで誘拐したのかつっこんでないし、自分が誘拐した
子供が17年たって目の前に現れ、それを知った時の描写も全然ない。
てきとーに「きゃー」と驚いて逃げておわり?おい?
話があちこっちとっちらかってどうにもおさまりが悪いぞよ。

あたし的には、とにかく人物が気持ち悪くて合わないので、このひとは
もういいや。

投稿者 fran : 23:23 | コメント (2)

2006年12月14日

サウンドトラック(上・下)

古田日出男:著者
集英社文庫

うらがきより
東京は異常な街に変貌していた。
ヒートアイランド現象によって熱帯と化し、スコールが降りそそぐ。
外国人が急増し、彼らに対する排斥運動も激化していた。
そんな街に戻って来た青年トウタと中学生ヒツジコ。
ふたりは幼い頃海難事故にあい、漂着した無人島の過酷な環境を
生き延びてきたのだった。
かって母親に殺されそうになり、継母からも拒絶されたヒツジコは、
世界を滅ぼそう誓う。見た者の欲望を暴走させるダンスを身につけた
彼女は、自身の通う女子高で、戦闘集団「ガールズ」を組織する。
一方トウタは、友人レニの復讐を手伝うため、東京の地下に住む民族
「傾斜人」の殲滅を決意した。
トウタとヒツジコの衝動が向かう先とは・・・。
崩壊へと加速する東京を描いた、衝撃の長編小説。

いやはや・・・これはSFか?
かなり読むのに苦労しました(苦笑)
なんか、言葉が言葉じゃない。まさしく音楽のように、紡ぎ出されて
時折意味不明に。上下巻とはいえ、たいした厚さではないのに、1冊
読むのに1週間くらい時間かかりました。めずらしいことです。
こいつと取っ組み合いしてたもんだから、ここんとこの本の更新が
止まっていたのよん。

とはいえ、けっして不快でもつまらないわけでもない。
それはちゃんと最後まで読んだことからも、いえます。
むしろおもしろい。けれども、言葉との戦いでした(笑)

六才のトウタは父親のクルーザーで旅をしている途中、嵐にあい
父親は投げ出されて行方不明、トウタは無人島に流れ着く。
その同じ嵐の日、四才のヒツジコは、母親の投身自殺につきあわされ、
海に投げ出される。救命ボートに運良く放り投げられた形となった
ヒツジコはトウタのいる無人島に流れ着いた。
ふたりはただ本能のままに、無人島で生き延びていた。
言葉も忘れ、野生動物並みとなったふたりはやがて発見され、小笠原の
島人が里親となり、再教育が始まる。
音楽を受け入れられないトウタ、感情を表せないヒツジコ。
中学生になった頃、島の教師夫婦の養女となり、東京へ去ったヒツジコ。
それから数年遅れて、就職のため東京に渡ったトウタ。
再会はしないまま、ふたりはそれぞれに、東京を崩壊させる道標と
なっていく。

近未来というか、ほんとに2年〜先の東京が舞台なんですが、2年後は
無理でも、10年後は確実にこうなってるだろうと思わせる世界です。
温暖化の悪循環により四季がなくなった都市。不法入国の外国人の
増加。無秩序化していく日本。怖いぞこれは。
ヒツジコに開眼させられた少女たちはさしずめ「新人類」でしょか。
死語だなぁこれも。
ちなみにトウタは「十歌」、ヒツジコは「羊子」とかいてほんとうは
「ようこ」なのですが、母親に「めえめえないてばかりいるから
ヒツジコだ」と、そう呼ばれ続けていたので、自分はヒツジコだと
思っているのです。

結局のところ、話はなんかふたりが再会したところで、宙ぶらりんで
終わってしまい、序章ばかりで終章がないやんか、というなんとも
おそまつな感がなくもないのですが。
ま、いっか。これ以上続いたら、無理だった(笑)
やっぱり本は「言葉」で読みたいです(笑)

投稿者 fran : 23:03 | コメント (2)

2006年11月13日

枯葉色グッドバイ

樋口有介:著者
文春文庫

うらがきより
「誰もがなりたくないと思い、それでいて誰もがなれてしまう。
そこがホームレスの面倒なところだな」
代々木公園のホームレスで元刑事の椎葉明郎は、女性刑事・吹石夕子に
日当二千円で雇われ、一家惨殺事件の推理に乗り出す。
考えるホームレス、椎葉の求めた幸せとは?
ハートウォーミングな長編ミステリ。

たぶん初めて読む作家だと思うが。
正直少々退屈。
大体、いくら事件が袋小路に行き当たったからって、しかも元刑事と
いえどホームレスに探偵やらしますか?警察さん(苦笑)
勝手に頭突っ込んでやるんならともかく、すでに世を捨て、嫌がる人を
「雇う」ってねぇ・・・

大田区本羽田で起きた一家惨殺事件。遺留品の多さから解決はすぐだろうと
思われたが、思わぬ膠着状態に。
新米刑事の吹石夕子は、なんとか糸口を掴もうとがんばっていた。
そんなある日、ふと見かけたホームレスが、かって指導を受けたこともある
椎葉だと気づき、彼を更正させたい気持ちから協力を求める。
唯一生き残った一家の長女・美亜も加わり、事件は少しずつ新たな
面を見せ始める。

人が考える「幸せ」というのは十人十色という問いかけでもありますな。
自分の価値観を押し付けちゃいけない、人を否定してはいけない、
吹石夕子にはまだまだそういう心が欠けている。
椎葉も相当いい性格してるんで、それをうまくあしらうのはおもしろ
かったが、いかんせん下品(爆)
まぁ、決して取り込まれることなく、更正なんて屁とも思ってないとこは
よかったかな。これで立ち直りましょうなんて結果にしたら、それこそ
けっ、という感じになったが(笑)

あーしかし、臭気が漂ってきそうだ(爆)

投稿者 fran : 23:21 | コメント (0)

2005年11月15日

目撃

深谷忠記:著者
角川文庫

うらがきより
八歳のとき母が父を刺し殺す現場を目撃した作家の曽我。
三十九年前の忌まわしい過去を引きずる彼の許に東京拘置所から
一通の手紙が届く。夫を毒殺したとして懲役十年の有罪判決を
受けた収監中の関山夏美からのものだった。
無実の罪を着せられた自分にどうか力を貸して欲しいと手紙は
訴えていた。旧友で夏美の担当弁護士、服部朋子の要請で、曽我は
この事件の控訴審に関わってゆくが・・・
現行の裁判制度の矛盾を突く緊迫の法廷ミステリ。

うーーーんむ・・・考えさせられた話ですた。
警察がこれと疑ったら、はっきり明確なアリバイがない限り
その思いこみを覆す難しさ、常に冤罪との背中合わせな
取り調べ。真実とはなにか。そして、人間の記憶のあやふやさ。

この夏美が夫を殺したと警察が決め手にしたのが、犯行現場から
走り去る「女」をみたという目撃者がいたからであり、それが
どんなにあやふやで、おぼろげな物であったとしても、証拠と
して最重要であり、それを頼りにする。
しかし、人の記憶というのはかなり怪しいもので、みたことが
ないものでも見たような気になる、いろんな情報から刷り込みも
起こる。記憶は不変ではない。さまざまな要因から、歪められ
修飾され、変形される。
そのあたりがかなりおもしろかった。

そして、その記憶の歪みは、曽我の母が父を刺し殺したという
事件にも関係してくる。
夏美の真実。曽我の真実。このふたつの話で進んでいく。

曽我のほうは、まぁいいとしても、夏美・・・相当むかつく女だぞー(苦笑)
いえ、最後でね、思ったのよ。
こいつ20年くらい食らえ!ってね(笑)

かなり冗長な部分があったりもしますが、読み応えはあった。
そして、警察だけではなく、弁護士も時として冤罪者を作る・・・
恐いっすよ(苦笑)

投稿者 fran : 23:14 | コメント (0)

2005年09月14日

山猫の夏

船戸与一:著者
講談社

あらすじ
1982年ブラジル。アンドラーデ家とビーステルフェルト家の
2つの勢力がいがみ合って支配する町・エクルウ。
日本人の”おれ”が働く酒場≪蜘蛛の巣≫は休戦地として
そこそこ繁盛していた。
ある日、見かけない日本人がふらりとやってきて、銃と金を
突き出し、「おまえを雇う。これは契約金だ」。
男は通称”山猫”、本名を弓削一徳と名乗る。
なにがなんだかわからないまま、”おれ”はいつの間にか
山猫の言うとおりに動かざるを得なくなっていく。
山猫の仕事は、仲が悪い筈の両家の息子と娘が、ロミオと
ジュリエットよろしく駆け落ちしたのを追いかけ捕まえる
ことであった。
山猫が雇った得体のしれない4人の男達と共に始まる追走。
それだけでは終わらない、山猫の真の狙いとは?
混沌の時代、混沌とした人間達を描くハードボイルド。

かなり毛色の変わったものを読ませていただきやした(笑)
めたくそ腕の立つ男達の腕っ節比べ?な、ばりばりのハード
ボイルド、汗と埃が匂い立つような男の世界でございます(笑)

無法地帯なエクルウ、賄賂・横領・殺人なんでもござれ。
警察は(よろこんで)買収され、軍隊は(よろこんで)
武器の横流し。いがみ合う両家があるかぎり、別の意味で
平和な町にやってきた山猫。
ただの人捜しが、とてつもない策略を秘めていた。
たった一人の日本人に撹乱され、狂っていく町。
次第に明らかになる山猫の正体。
ただ流されいくままに生きてきた”おれ”も次第に変わって
いく。

まぁ、突っ込みどころはありますがな。
ここまで男のロマン〜な世界みせられちゃ、なんもいうこと
ねぇですって(笑)
次から次へと、よくまぁ生きてますな、な修羅かいくぐって、
へらーっとした男が、自分の足で立つように変わってく様は
なかなか楽しかったぞ。
根性座ってない男はこんくらい窮地にたたせたらいいかもな(笑)
しかし、山猫さん。へたすりゃただの不気味な男・・・
自意識過剰?傲慢?そりゃー確かに強いのだろうけど、あまりの
自信満々さに、しかも、やったら一人高笑いの様に、最後まで
不気味なだけでした(^^;
いや、最後は、そぉだったのね〜かわいそう〜でしたけど(^^;

投稿者 fran : 23:10 | コメント (2)

2005年08月30日

神祭

坂東眞砂子:著者
角川文庫

うらがきより
土佐の山に囲まれた盆地に、ひっそりと佇む嬉才野村。
村の家々では、かって盛大な「神祭」が行われていた。
それは、氏神様に一年の収穫を感謝する祭りであり、
遠方からの親戚縁者が集い、村が賑わう日でもあった。
村に住む老女・由喜の脳裏に甦った、四十年前の「神祭」の
奇妙な記憶とは・・・
嬉才野村を舞台に、神秘と幻想美あふれる土俗世界を描いた
珠玉の短編小説集。

・・・ホラー・・・ですかね?
ってゆーか、気持ち悪いけど(^^;
なんか、ぬちゃーっとした世界だなぁ・・・
長編だと、この気持ち悪さが延々と続いて、でも
話がまぁ、ぬめっとしてるし、って一応納得してたけど
短編でも、同じだった・・・
なんてゆーか、文章自体がどろ〜っとしてるんだな。
たぶん。
このひとホラー以外書けないね(^^;
何書いてもホラーにしかならないだろうし。

感想までぬめ〜っとしちゃったよん(^^;


投稿者 fran : 23:11 | コメント (0)