2015年07月11日

中の人などいない: @NHK広報のツイートはなぜユルい?

浅生鴨:著者
新潮文庫

「BOOK」データベースより
お堅いNHKらしくない「だめキャラ」で、
公式ならぬ軟式と呼ばれて人気の@NHK_PR。
いまや企業広報の「お手本」と名高いNHK広報局のツ
イッターアカウントも、はじめはひとりの職員が
こっそりと始めた非公式なものだった。
ゆるいツイートに秘められた真意、炎上騒動、
そして東日本大震災の日―。
笑いと感動の舞台裏を初代担当者が明かす。
後日談「外の人になりました」収録。

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2015年04月14日

ゼロの迎撃

安生正:著者
宝島社文庫

「BOOK」データベースより
活発化した梅雨前線の影響で大雨が続く東京を、
謎のテロ組織が襲った。自衛隊統合情報部所属の
情報官・真下は、テロ組織を率いる人物の居場所を
突き止めるべく奔走する。敵の目的もわからず明確な
他国の侵略とも断定できない状態では、自衛隊の
治安出動はできない。
政府が大混乱に陥る中で首相がついに決断を下す―。
敵が狙う東京都市機能の弱点とは!?
日本を守るための死闘が始まった。

投稿者 fran : 01:04 | コメント (0)

2014年05月29日

生存者ゼロ

安生正:著者
宝島社文庫

「BOOK」データベースより
北海道根室半島沖の北太平洋に浮かぶ石油掘削基地で、
職員全員が無残な死体となって発見された。
救助に向かった陸上自衛官三等陸佐の廻田と、
感染症学者の富樫博士らは、政府から被害拡大を
阻止するよう命じられた。
北海道本島でも同様の事件が起こり、彼らはある法則を見出すが…。
未曾有の危機に立ち向かう!壮大なスケールで「未知の恐怖」との
闘いを描くパニック・スリラー。
2013年第11回『このミステリーがすごい!』大賞受賞作。

投稿者 fran : 01:40 | コメント (0)

2014年05月24日

震える牛

相場英雄:著者
小学館文庫

「BOOK」データベースより
警視庁捜査一課継続捜査班に勤務する田川信一は、
発生から二年が経ち未解決となっている
「中野駅前 居酒屋強盗殺人事件」の捜査を命じられる。
当時の捜査本部は、殺害された二人に面識が
なかったことなどから、犯人を「金目当ての不良外国人」に
絞り込んでいた。しかし「メモ魔」の異名を持つ田川は
関係者の証言を再度積み重ねることで、
新たな容疑者をあぶり出す。
事件には、大手ショッピングセンターの地方進出に伴う
地元商店街の苦境、加工食品の安全が大きく関連していた。
現代日本の矛盾を暴露した危険きわまりないミステリー。

投稿者 fran : 01:36 | コメント (0)

2013年06月19日

こわれもの

浦賀和宏:著者
徳間文庫

「BOOK」データベースより
ある日突然、婚約者の里美を事故で失った漫画家の陣内龍二は、
衝撃のあまり、連載中の漫画のヒロインを作中で殺してしまう。
ファンレターは罵倒の嵐。
だがそのなかに、里美の死を予知する手紙があった。
送り主の神崎美佐とは何者か。
本当に死を予知する能力があるのか。
失われた恋人への狂おしい想いの果てに、陣内が辿り着く
予測不能の真実!
最後の1ページであなたは何を想いますか。

投稿者 fran : 01:35 | コメント (0)

2012年07月25日

外事警察

麻生幾:著者
幻冬舎文庫

「BOOK」データベースより
日本国内で国際テロに対抗する極秘組織・外事警察。
彼らの行動はすべて厳しく秘匿され、決して姿を
公に晒さない―。
高まっていく日本へのテロ攻撃の可能性、
その実態を懸命に探る警視庁外事第3課・住本に
舞い込んだ情報とは…。
熱気をはらんで展開する非情な世界を描き切り、
ドラマ「外事警察」の原点となった傑作警察サスペンス小説。

投稿者 fran : 21:49 | コメント (0)

2012年06月14日

天地明察(上・下)

冲方丁:著者
角川文庫

「BOOK」データベースより
徳川四代将軍家綱の治世、ある「プロジェクト」が立ちあがる。
即ち、日本独自の暦を作り上げること。
当時使われていた暦・宣明暦は正確さを失い、
ずれが生じ始めていた。
改暦の実行者として選ばれたのは渋川春海。
碁打ちの名門に生まれた春海は己の境遇に飽き、算術に生き甲斐を
見出していた。彼と「天」との壮絶な勝負が今、幕開く―。
日本文化を変えた大計画をみずみずしくも重厚に描いた傑作時代小説。
第7回本屋大賞受賞作。

投稿者 fran : 01:06 | コメント (0)

2010年06月14日

六月六日生まれの天使

愛川晶:著者
文春文庫

「BOOK」データベースより
ふと目覚めると、私は記憶を失っていた。
同じベッドには、ゴムの仮面を破った全裸の男が
眠っている…。ここはどこ?この男は誰?
扉を開けると、意外にも外は雪。
そして初老のサンタクロースが、私に手招きをしている!
記憶喪失の女と謎の男の奇妙な同居生活、
その果ての衝撃!傑作ミステリー長篇。

初作家だけど。。。

はっきりいっていい?

つまんない。

つか、独白がうざい。

ものすごいご都合主義展開だし。

投稿者 fran : 00:38 | コメント (0)

2010年04月08日

食堂かたつむり

小川糸:著者
ポプラ文庫

「BOOK」データベースより
同棲していた恋人にすべてを持ち去られ、
恋と同時にあまりに多くのものを失った衝撃から、
倫子はさらに声をも失う。
山あいのふるさとに戻った倫子は、小さな食堂を始める。
それは、一日一組のお客様だけをもてなす、
決まったメニューのない食堂だった。
巻末に番外編収録。

はて。
なにがここまで持ち上げられたのだろうか?
料理はおいしそうなんだけど。。。

なんだかな、話に中身がない。

投稿者 fran : 23:42 | コメント (0)

2009年10月23日

145gの孤独

伊岡瞬:著者
角川文庫

「BOOK」データベースより
プロ野球投手として活躍していた倉沢修介は、
試合中の死球事故が原因で現役を引退した。
その後、雑用専門の便利屋を始めた倉沢だが、
その業務の一環として「付き添い屋」の仕事を
立ち上げることになる。
そんな倉沢のもとに、ひとりの人妻が訪れる。
それは「今週の水曜、私の息子がサッカーの観戦を
するので、それに付き添ってほしい」という依頼だった。
不可思議な内容に首を傾げながらも、少年に付き添う
ことになる倉沢。その仕事が終わるや、またも彼女から
「来週の水曜もお願いします」という電話が入る。
不審に思った倉沢は…。
情感豊かな筆致で綴りあげた、ハートウォーミング・ミステリ。
第25回横溝正史ミステリ大賞受賞第一作。

なんか、前作「いつか虹の向こうへ」を読んだ時には
感じなかった面白さが見えてきた。
いや、たぶん、おもっきりベタなんですが(笑)
無理矢理面白くしようという、主人公の会話の端々に
作者の魂胆も見えてきそうで。

でもまぁ、嫌いじゃない。
戯画化っぽいわざとらしさも、計算なんだろうと思ったら
気にならない。
それだけの内容はありますね。

それにしても、現実逃避な話ばっかり続いてる気がするが、
人間って、ここまで逃避できるものなのだろうか?
強いとか弱いとは、関係ないのだろうが、ここまで現実無視
できるなら、今自分がこうしてる世界は、本当に現実
なんだろうかと、怖くなってくる。

私が、会って、話をしている人は、本当に存在してますか?

投稿者 fran : 00:29 | コメント (0)

2009年08月15日

アナン、(上・下)

飯田譲治・梓河人:共著
講談社文庫

「BOOK」データベースより
東京に初雪が降った夜、高級料亭のゴミ置き場に、
生まれたばかりの赤ん坊が捨てられていた。
その子を発見したのは、流という名の記憶喪失の
ホームレスだった。拾われた赤ん坊は「アナン」と
名付けられ、流と仲間たちによって育てられる。
やがて、アナンの周囲で不思議な現象が次々と
起こるようになる―。

海辺の町に移り住んだアナンは、モザイク製作に
その才を発揮し、周囲の人々を驚かせる。彼の作品は美しく、
観る者すべてを癒す、神秘的な力を宿していたのだ。
アーティストとしての人生を歩み出したアナンが、
「未来」という名の扉を開ける―。
大きな感動を呼ぶ、スピリチュアル・ファンタジーの最高傑作。

梓河人氏が単独で書いている「ぼくとアナン」の
原作というのか元作というのか(^^;

先に「ぼくとアナン」を読んじゃってるから、こっちが
どんなもんか、結構ドキドキもんだったのですが。

けど、これ。
筋は一緒ですが、中身は違うものですね。
ただし目指すものが一緒です。
もし、どちらかが気に入ったのならば、もう一方も
読んで比べてみるのも一興です。
どっちも好きです。わたしは。
こっちの方が、現実系だし、言葉のひとつひとつに
ずしりとした重さがある分、うかつには泣けない
つらさがあるんですけど。

他にも出してるみたいなんだけど、なかなか見つからない。

投稿者 fran : 00:17 | コメント (0)

2009年05月20日

ぼくとアナン

梓河人:著者
講談社文庫

「BOOK」データベースより
ぼくはネコのバケツ。
イエナシビトのナガレさんに、ゴミ箱から拾われて助けられた。
そして聖夜のゴミ置き場で、こんどはぼくが人間の赤ちゃんを
見つけたんだ。男の子の名はアナン。何かに導かれるように、
ナガレさんとアナンとぼくの、ふしぎな旅が始まった。
イノチとタマシイのきらめきを描く、奇跡の物語。

「アナン」飯田譲治・梓河人(共著)という作品の子供版のようです。
子供が読めるような、猫の視点での話がやさしく進んでいきます。
で、そっちもさがしたんだけど、まだみつかっていない。

まぁ、いってしまえば拾われた猫の一生のようなストーリー。
が、もう、めちゃくちゃ泣けます。
最後は号泣でした。
ちょっとファンタジーなので、目をつぶるとこはつぶって(笑)
それでも素直に読める作品でした。
ジャケ買いだけど(笑)

投稿者 fran : 00:37 | コメント (0)

2009年04月13日

ブレイクスルー・トライアル

伊園旬:著者
宝島社文庫

「BOOK」データベースより
技術の粋をつくしたIT研究所に侵入し、ミッションをクリアすれば
1億円が手に入る一大イベントが開催されることになった。
元IT企業の社員チームや、ひょんなことから紛れ込んだダイヤモンド
強盗犯グループなどが参加を表明。生体認証や警備ロボットをはじめ、
数多のセキュリティが設置された難攻不落の要塞を攻略するのは
どのチームなのか。
第5回『このミステリーがすごい!』大賞受賞作。

投稿者 fran : 00:59 | コメント (0)

2009年01月25日

いつか、虹の向こうへ

伊岡瞬:著者
角川文庫

「BOOK」データベースより
尾木遼平、46歳、元刑事。ある事件がきっかけで職も妻も失ってしまった彼は、
売りに出している家で、3人の居候と奇妙な同居生活を送っている。
そんな彼のところに、家出中の少女が新たな居候として転がり込んできた。
彼女は、皆を和ます陽気さと厄介ごとを併せて持ち込んでくれたのだった…。
優しくも悲しき負け犬たちが起こす、ひとつの奇蹟。
第25回横溝正史ミステリ大賞&テレビ東京賞、W受賞作。

投稿者 fran : 21:25 | コメント (0)

2009年01月22日

あわせ鏡に飛び込んで

井上夢人:著者
講談社文庫

「BOOK」データベースより
幻の名作「あわせ鏡に飛び込んで」をはじめ、瞬間接着剤で男を
つなぎとめようとする女が出てくる「あなたをはなさない」、
全篇、悩み相談の手紙だけで構成されたクライムミステリー「書かれなかった手紙」
など、選りすぐりの10篇を収録。精緻に仕掛けられた“おとしあな”の恐怖と快感。

投稿者 fran : 21:21 | コメント (0)

2008年06月02日

失格社員

江上剛:著者
新潮文庫

うらがきより
嘘つき社員に傲慢部長、モーレツ執行役員にゴマスリ常務―
不祥事の元凶がオフィスにはあふれている!
サラリーマンが守るべき掟を「モーゼの十戒」に擬えて、コミカルに
シニカルに描く。
秘かに転職を目論む銀行員の心の内は…「二神に仕えるなかれ」、
セクハラ対策を担当していながら、生保の中堅幹部はなぜセクハラに
陥ったのか…「汝、姦淫するなかれ」など、傑作十篇収録。

元みずほ銀行の支店長、だそうです。作者。
自分の為に働いたら、それが結局会社のためになる。
会社の為には働くな。
と、あとがきにはありますけど。
なんだかんだで建前と本音の間で揺れただけのような。
つーか、所詮、人の上に一度でも立った人間の目線なのよねぇ。

銀行を舞台にした作品もいくつか描いておられるようですが
そこまで手を出す気にはならなかった。

投稿者 fran : 23:23 | コメント (0)

2007年08月20日

三人目の幽霊

大倉崇裕:著者
創元推理文庫

「BOOK」データベースより
憧れの大手出版社に入った間宮緑(まみやみどり)が研修を終えて
受け取った辞令は、“「季刊落語」編集部勤務を命ず。”
座布団に坐って面白い噺をしては客を笑わせる、あの落語…?
その場で辞表を書こうかと世を儚みかけたが、せっかく入ったのに
もったいない、どうにか気を取り直した。
年四回発行の落語専門誌「季刊落語」の編集部は総員二名。
唯一の上司兼相棒はこの道三十年の編集長、牧大路(まきおおみち)。
二と二を足して五にも十にもしてしまう人並み外れた洞察力の主である。
牧の手にかかると、寄席を巻き込んだ御家騒動、山荘の摩訶不思議、
潰え去る喫茶店の顛末…“落ち”が見えない様々な事件が、信じがたい
飛躍を見せて着地する。
時に掛け合いを演じながら、牧の辿る筋道を必死に追いかける緑。
そして今日も、落語漬けの一日が始まる—。

なにげに買った1冊。落語と言えば北村氏の円紫さんシリーズ、そして
映画でもよかった「しゃべれどもしゃべれども」。
さて、これらを超えられるか?とおもいきや、なかなかよかった。
うまくないと、こういう世界は描けないっすよねぇ。
なにしろ素人からみれば「非日常」けれども当人からすれば「日常」
そんな「非日常な世界の日常な何気ない事件」をさらりと切りとって
くれています。
いや、話は全然’何気なく’なんぞないんですが(笑)

ちょっと他のも読んでみようかなー

投稿者 fran : 23:28 | コメント (0)

2007年07月29日

最後の記憶

綾辻行人:著者
角川文庫

うらがきより
脳の病を患い、ほとんどすべての記憶を失いつつある母・千鶴。
彼女の心に残されたのは、幼い頃に経験したという「凄まじい恐怖の記憶」
だけだった。突然の白い閃光、ショウリョウバッタの飛ぶ音、そして大勢の
子供たちの悲鳴――。死を目前にした母を今なお苦しめる「最後の記憶」の
正体とは何なのか?波多野森吾は、母の記憶の謎を探り始める・・・・・・。
名手・綾辻行人が奇蹟的な美しさで紡ぎ出す、切なく幻想的な物語の迷宮。

なんとなく避けてた作家なんですが・・・
なんとなく手に取ったという(苦笑)

ミステリというよりホラー。
ホラーというよりファンタジー。
ちょっとごちゃごちゃ。

痴呆症の一種で、新しい記憶からどんどん失われていく病気になった母。
それは遺伝性もあり、母の血を引く森吾もその可能性に怯える。
母の記憶の最も古く、最も恐怖で残るある事件。
その真相を確かめるべく、母の過去を探り始めるが、、、

なんか、死ぬ前に囚われるのが恐怖の記憶ってやだな・・・
どうせ忘れるなら全部忘れてしまった方が幸せだよなーと思える話。

で、このオチってどうなのよ?
ファンタジーと言ったのは、この最後です。
なんか、かなり、がっかり。
恩田氏なら許すけど、他の人は許さなーい、という勝手(笑)

投稿者 fran : 00:57 | コメント (0)

2007年07月12日

特別室の夜

伊野上裕伸:著者
文春文庫

うらがきより
仕事ぶりと美貌を買われ、大学病院から湘南老荘病院に引き抜かれた
看護師の深沢理恵。リゾートホテルのような豪華な老人病院で特別室の
担当となった理恵は、有名俳優の妻ややくざの組長など、難物の入院患者
たちに翻弄される。やがて患者の一人が不可解な死を遂げて……。
老人医療の暗部を抉(えぐ)る迫真のミステリー!

なんとなーく買った一冊(^^;

老人医療で有名な病院に引き抜かれた看護師・理恵。
お金持ち専用の特別室担当となるが、勤めていくうちに、入院患者が
絶妙なタイミングで亡くなり、新しい患者が埋まっていくことに
気がついていく。
まるで、寿命を病院が操っているかのように・・・
同じような疑問を抱いている医師たちと共に、真相を探ろうとする理恵に
不可解な事件が続発する。

結構さくさく読めたんですが、おもしろいというほどのものではない。
まぁ、あくどい病院ならこんくらい、普通にやってんじゃないの?
つか、見込みのない老人抱えていても利益になんないし。
病院なんて人を人扱いしないし。

病院嫌いを深めただけだった(苦笑)

投稿者 fran : 23:24 | コメント (0)

2007年01月11日

バッテリー

あさのあつこ:著者
角川文庫

「BOOK」データベースより
「そうだ、本気になれよ。本気で向かってこい。—関係ないこと全部
捨てて、おれの球だけを見ろよ」中学入学を目前に控えた春休み、
岡山県境の地方都市、新田に引っ越してきた原田巧。
天才ピッチャーとしての才能に絶大な自信を持ち、それゆえ時に
冷酷なまでに他者を切り捨てる巧の前に、同級生の永倉豪が現れ、
彼とバッテリーを組むことを熱望する。
巧に対し、豪はミットを構え本気の野球を申し出るが—。
『これは本当に児童書なのか!?』ジャンルを越え、大人も子どもも
夢中にさせたあの話題作が、ついに待望の文庫化。

シリーズまだおわってないんですがね。現在5巻。次の6巻で完結らしい。
が、どうでもいいや(苦笑)
かなり話題になっていて、人気作品とかいわれてます。
どこをみても絶賛の嵐。
実際、3巻くらいまではかなり面白く読めました。
天才ゆえの傲慢さ、孤立、とりまく仲間たち、大人たちの困惑、けっこう
わくわく読んでいました。
ここで終わってくれれば、よかったのに・・・

男性が描けてない女性作家、女性が描けてない男性作家、といういいかたで
いうなら、少年が描けていない大人作家ちうたとこ?
作者の理想の少年像だけごり押しでキャラ萌え成り立っちゃってるね。
見事なまでに脳内完結しちゃってる。
一昔前の、冷酷な天才美少年が主人公の、お花とフリルがひらひら舞う
少女マンガそのまんま(大笑)

野球の話だけど野球のことはたいしてでてこない、のは周知の事実で
ありますが、かといって、学校生活が描かれているわけでもない。
これが全寮制の学校だったりしたら、おもいっきり「風と木の詩」世界
でしょう(笑)
つまり、そういう話だと最初から読めば、それなりにおもしろいとは思う。
おとこのこふたりでうじうじぐだぐだやってれば、筋などなくても
成り立つジャンルはあるんですから(笑)

児童書とか銘打つなら、努力とか根性にしてほしいなぁ。
こんなひねくれた傲慢な子供ばかり出てくる話、あたしなら子供に
読ませたくないと思うぞ。
が、現役少年の隆太サンはどう思ったか、聞きたい。ぷぷっ

投稿者 fran : 23:14 | コメント (7)

2006年12月29日

プルミン

海月ルイ:著者
文春文庫

うらがきより
信宏、孝、秀樹、雅彦。公演で遊んでいた4人の小学一年生は見知らぬ女
から乳酸飲料のプルミンを貰い、それを飲んだ雅彦が死んだ。
雅彦は他の子達に暴力をふるい、物品をとりあげていた。
雅彦の母・佐智子に抗議した信宏の母・亮子は葬式で佐智子に
「あんたが犯人だ」と罵倒される。
現代の母親達の心の闇を描く傑作ミステリー。

「子盗り」で子供を授かることへの執着を描いた海月氏の作品。
今度は「うちの子は何も悪くない、悪いのは全部他人」という、現代の
病とも言える、自己中心な母親たちを描いています。
いや、怖いなぁ。

乱暴者で人の物はことごとく取り上げ、陰湿ないやがらせをする雅彦。
そんな子供を溺愛し、いじめられた子供の母親から抗議されても、
知らん顔の母親・佐智子。
そんな雅彦が殺されたのは、復讐なのか?

いじめられていた子供の数だけ、容疑者がいるということになるが
「あの子は死んでよかった、天罰だ」とまで言われると、ねぇ・・・

内容的には考えさせられるし、なかなか面白い。
結構意外な真犯人。
が、なんとなく、インパクトないんだよなぁ。
ヤクルトだと思って飲んだら、類似品の薄い乳酸飲料だった・・・
という感じかしら(笑)

投稿者 fran : 23:47 | コメント (0)

2006年09月20日

翳りゆく夏

赤井三尋:著者
講談社文庫

うらがきより
「誘拐犯の娘が新聞社の記者に内定」
週刊誌のスクープ記事をきっかけに、大手新聞社が、20年前の新生児
誘拐事件の再調査を開始する。社命を受けた窓際社員の梶は、犯人の周辺、
被害者、当時の担当刑事や病院関係者への取材を重ね、ついに”封印されて
いた真実”をつきとめる。
第49回江戸川乱歩賞受賞作。

初めて読む作家です。デビュー作、ということになるのかしら?
なんかちょこちょこ賞にはだしていたみたいだけど。
マスコミ関係者らしいので、本腰は入れてないってとこかな。

さて。
うん、なかなかよかったです。20年前、新生児が誘拐され、犯人は死亡
子供は見つからないまま迷宮入りとなってしまった事件を洗い直す。

身代金を積んだ車で事故を起こし、死んだ”犯人”の娘が、20年後
記者として、大手新聞社に採用内定。
しかし、それが週刊誌にスクープとしてすっぱ抜かれ、彼女は内定辞退
しようとする。しかし新聞社にとって、優秀である彼女はぜひ欲しい
人材であった。そして、その騒ぎから、事実上の社主である人物から
事件の再調査を命じられる。
意外な展開を見せて行く事件。犯人は間違っていないが、もうひとつの
隠された、誰も気がつかなかった真実。

そうくるか、と唸ったラスト。
しかし、なんというか哀しい話でもある。
ちょっと重要なはずの人物が尻切れとんぼみたいになってるのは気になる
のだがな。詰め込みすぎて手がまわらなくなったかしら(笑)

待望の子供をさらわれた夫婦の20年。
犯罪者の子供としての20年。
もうちょっとこのあたり、つっこんでも面白かったかも。
そして。
当たり前だと思っていた事が、根底から覆されたものの行く末。
「彼」の人生のその後は、どう変わっていくのか。

久々に当たったな。

投稿者 fran : 23:25 | コメント (0)

2006年02月08日

非在

鳥飼否宇:著者
角川文庫

うらがきより
奄美大島の海岸に流れ着いた一枚のフロッピー。そこに
記されていたのは奇妙な日記だった。
ある大学のサークル一行が古文書を元に、人魚や朱雀、仙人が
現れるという伝説の島”沙留覇島”へ渡った調査記録だった。
だが、日記の最後に記されていたのは、殺人事件を告げるSOS─
フロッピーを拾った写真家の猫田は警察へ届け、大規模な捜索が
行われるが、それと思わしき島には誰一人いない。
猫田は幻の島探しに乗り出すが・・・
絶海の孤島を舞台にした、驚天動地の本格+ネイチャーミステリ

タイトルに惹かれて買ったけど・・・
くどっ
たのむからさーこんなしつこく説明しなきゃわかんない
トリックやめてくれよー(苦笑)
加えて、あたしが一番苦手とする、人の名前と特徴を覚えろつー
やつでしたの。とほほ。

出てくる人物、全員ウザイわこれ(-_-;
たぶん書き方がそうなんだと思うけど。
いらん描写多すぎだし。
何かっちゃ、もったいぶりっこだし。
その割に伏線がおもいっきりみえみえだし。
言いたい放題だな、おれ(^^;

ということで、大はずれをひいてしまった一冊ですた。

投稿者 fran : 23:21 | コメント (2)

2005年11月02日

手のひらの蝶

小笠原慧:著者
角川文庫

うらがきより
児童精神科医の小村伊緒が勤める児童福祉センター「のぞみ園」に
母殺しの容疑者である九歳の少年・真下裕人が保護された。
伊緒が治療にあたるうちに、裕人は心を開きはじめるようになる。
同じころ「のぞみ園」の近くでは奇妙な連続殺人事件が起きていた。
その現場には母親殺害現場のものと同じ成分の黒い染みが残っていた。
「悪」の本質に挑む驚愕のサイコサイエンスミステリ。

えー。。。やっぱりサイエンスでした。
DZで笑かしてくれた荒唐無稽な発想はここでも健在でした(笑)
ただ、前作よりかは読みやすく、この遺伝子だのDNAだのが
なかったら、ごくふつーのミステリだったかと。
いや、それ外したら話にならんのですが。
やたらと医学用語だの専門用語だのの羅列がない分ということで。

しかしですね。異種生物のDNAが果たして人にそこまで影響を
与えるのか?という点は、やっぱり絵空事で、そこんとこ突っ込み
いれたくなっちゃうのですねー(笑)
SFサスペンスだからと無理矢理納得させる(爆)

さて。
母親を殺害した容疑で、しかしわずか九歳ゆえに保護という形をとって
施設に送られてきた真下裕人。
精神障害というよりも、なにかが欠けているような気がしてならない
伊緒は、危険物扱いする他の医師から極力守ろうする。
そして、巷を騒がせている吸血鬼に襲われたかのような奇妙な
殺人事件。それは、母親の殺され方とよく似ていた。
その吸血鬼のような殺人は実は二年前にも起こっており、犯人は
射殺された筈であった。その時に大怪我を負った刑事が再びその
事件を担当することになるが、あのとき自分が射殺した犯人は
本当に犯人だったのか?と悩み苦しむ。
やがて事件の真相はとんでもない方向へと向かい、裕人と事件との
関わりも明らかになっていく。
そして最後の最後でのどんでん返し。

なんかね、心を病んでる人をかくのがえらい上手いです。
と思ったら、現職の精神科医なんだそうです。作者。
そーゆーひとばっかり相手にしてるってわけだ。そりゃ〜・・・
でも、それ知って、"精神科医が精神病患者を作る"、という
前に読んだ「仮面(ペルソナ)」のセリフが浮かんできて、
ちょっと恐くなりましたです(^^;

投稿者 fran : 23:19 | コメント (0)

2005年09月27日

DZ(ディーズィー)

小笠原慧:著者
角川文庫

うらがきより
アメリカ・ペンシルバニア州で夫婦の冷凍死体が
発見された。五歳の息子は行方不明のまま、事件は
迷宮入りする。
一方、日本では異常な兆候を示す少女がいた。
数年後、恋人を亡くし、重度障害児施設に赴任した
女医・志度涼子は、保護室に閉じ込められた少女に出会う。
そして、運命の歯車は容赦なく回り始めた・・・
人類という種が背負った哀しい運命を、壮大なスケールで
描いたヒューマンミステリ。

・・・・・・(汗)
パラサイトイブの世界だな〜・・・(滝汗)

要は遺伝子異常のある人間がうんぬんって話なんだろが、
医学用語なんかわからんよー
わからんくてもまぁ楽しめるのだが、惜しいかな、弱い。
たぶん専門用語・医学用語の羅列で、これはすごいかもーと
思わせるかもしれないが、逆にいうとそれがなかったら
ただの陳p (ry ・・・げほげほ。

話の進め方も、あっちこっちにいきなり飛ぶから、がらっと
変わる展開に最初はとまどいましたよ。
いろいろと突っ込みどころも多いが、めんどくさいから
やめとこ(笑)
あたし的には、染色体異常だろうが、突然変異の新人種だろうが
「人間」である以上、愚かなのは変わりないだろうに、という
見解のみ。

この人の本、なにげに1冊買った、ほとんど同時にぶんぶんが
この本持ち込んで、期せずして2作を読むはめになってしまったorz
もうちょっと早かったら、買わなかっただろーに・・・
という程度(^^;

投稿者 fran : 21:15 | コメント (2)

2005年07月11日

子盗り

海月ルイ:著者
文春文庫

うらがきより
京都の旧家に嫁いだ榊原美津子は子供に恵まれない。
親戚筋から養子を迎えるよう迫られ、妊娠していると
言ってしまった美津子は、夫とともに産婦人科病院から
新生児を奪おうとして、看護師・辻村潤子に咎められる。
その後まもなく赤ん坊を抱いて祝福される夫婦の姿が・・・

子供をめぐるそれぞれの人生。
嫁は跡継ぎを産むものという古い考え方が今も根付く
旧家・榊原家。
10年もの不妊治療も効果がなく、ついに子供をさらって
しまおうとまで思い詰める美津子。
折り合いの悪くなった夫との間の娘を、孫を溺愛する
夫の両親に奪い取られた看護師潤子。
欲しくもない子供ができて臨月にも関わらずなんとか
堕胎したいと考える関口ひとみ。

それぞれの利害関係が一致したような話運びでありながら
歪んでいく。
「跡継ぎ」でさえあれば全く他人の子供でもいいのだろうか。
息子の血を引いてる孫はかわいいが、嫁は気に入らないと
子供から母親を奪うことはエゴではないだろうか。
努力もせず夢だけをみて墜ちるところまで墜ちたあげく、
簡単に命を捨てようとする女がみせた、あれは母性だった
のだろうか。

ちょっと重いテーマではありますが。

あの子供は、どう育っていくだろう。
少なくとも愛されて育つではあろうが、いつか歪みは
綻びに変わっていくかもしれない。

投稿者 fran : 23:50 | コメント (0)

2005年06月29日

椿山

乙川優三郎:著者
文春文庫

うらがきより
小藩の若者たちが集う私塾・観月舎。
下級武士の子・才次郎はそこで、道理すら曲げてしまう
身分というものの不条理を知る。
「たとえ汚れた道でも踏み出さなければ・・・」
苦難の末に権力を手中に収めたその時、才次郎の胸に
去来した思いとは。
生きることの切なさを清冽な筆で描ききる表題作など
全四編。

時代小説。
うん、まぁ、可もなし不可もなしってとこ?
それなりにおもしろいが、やや甘い感じ。
なにしろ比べてるのが藤沢師匠に宇江佐氏ですからね(苦笑)
これを上回る作品書く人なんてそうそういるまい。

しかし、「花の顔」は今も昔もボケてしまった親(姑)を
介護するのがどれだけ大変か、切々と訴えています。
嫁の心の変化はなかなかよく表現されていると思う。
最後がいいね。

投稿者 fran : 22:04 | コメント (0)

2005年06月05日

ファントムの夜明け

浦賀和宏:著者
幻冬舎文庫

うらがきより
一年前に別れた恋人が失踪してしまった。その行方を
探し始めた私に起こったある異変。
頭の中に誰かの声が聞こえる---
それは幼い頃に死んだ双子の妹が言っていた現象だった。
頭に響く声は、いつも私を死体へと導いていく。
そして私は愛する者たちの死の真相に辿り着こうとして
いた・・・。哀しくも衝撃的な結末が待つ恋愛ミステリの
決定版。

SFっすね。こりゃ。
ってか、浦賀氏はたいていこんなもんか。

この主人公は「死者の叫び」を感じ取ってしまう
わけです。死の間際、最後の瞬間、残った意識とでも
いうのか・・・そういったものを聞き取ってしまい、
例えば殺人なら、誰にどんなふうに殺されたとか。
何を思っていたとか。
いきなりそんな能力に目覚めたから、本人はパニックな
わけですが。
「死者を助ける」恨みを晴らすとかそんなかんじ?
殺された者ほど、心残りはあるし、未練もある。
報われなければ、いつまでも恨みは残る。
それを突き止めて解放してあげる。
そんな能力にとまどいつつも、少しづつ受け止めていき
そして、ほんとうに救わなければならなかったのは・・・

哀しいですね。最後は。
見えていなければならなかった筈のものが見えてなかった。
守らなければならなかったものが見えてなかった。
守ってくれると信じていた人の最大の裏切り。

たまに気が向けば手に取る浦賀氏ですが、毎回救いようの
ない暗さにどっぷり落とし込んでくれます。

投稿者 fran : 21:32 | コメント (0)