2018年04月29日

今日からは、愛のひと

朱川湊人:著者
光文社文庫

「BOOK」データベースより
無職宿ナシの亀谷幸慈は、秋葉原でカツアゲされていた
記憶喪失の青年を助ける。元天使だと自称する彼を利用して
小金稼ぎをもくろんだ幸慈だが、失敗して絶体絶命の窮地に。
そこに、一人の女性が救いの手を差し伸べてくれた。
彼女の家「猫の森」で始まった六人の共同生活。
それは不思議なやすらぎに満ちたものだったのだが…。
コミカルにして哀切な傑作長編!

投稿者 fran : 17:09 | コメント (0)

2018年04月01日

冥の水底(上・下)

朱川湊人:著者
講談社文庫

「BOOK」データベースより
市原玲人が友人のライター平松光恵に見せられた
写真には首から上だけ狼の「狼男」の死体が写っていた。
その写真と取材手帳を託し、彼女は忽然と姿を消す。
取材手帳に記されていた“マガチ”とは何か?
殺人事件の容疑をかけられ、追われることになった
玲人は息子をも巻き込んで逃避行を続けていくことになる。

息子一真と共に、失踪した光恵を探し出そうとする玲人。
時は30年近く遡り、山奥で暮らす、ある力を持った
“マガチ”の青年シズクは、初恋の少女を追いかけて上京する。
彼女をそっと見守りながら、出すことのない手紙を
き続けていく。ふたつの時が交錯し、物語はあまりにも
切ないエンディングに向かって疾走する。

投稿者 fran : 16:50 | コメント (0)

2018年01月15日

月蝕楽園

朱川湊人:著者
双葉文庫

「BOOK」データベースより
癌で入院している会社の後輩。
上司から容態がよくないことを知らされ、
伝えてほしいことがあると言われた私は、
激しい抵抗を感じながら病院に行く。そ
して病室を前に、逡巡した。
―このまま帰ったほうがいいのかもしれない。
なぜなら…(「みつばち心中」)。
みつばちのほか、金魚、蜥蜴、猿、孔雀が短編の題名に
なった作品集。そのどれもが重く、切なく、登場人物たちの
「その後」が気になる恋愛小説。

投稿者 fran : 23:53 | コメント (0)

2016年11月13日

遊星小説

朱川湊人:著者
実業之日本社文庫

うらがきより
中途半端にリアルなウサギのぬいぐるみラビラビは、
大事な香苗ちゃんを地球に残して宇宙へと旅立っていた。
乗り込んだ衛星の外に見えるのは彼のライバル・ピエロの人形。
今日も熾烈で珍妙、決して負けられぬ戦いが幕を開ける!?
(『大銀河三秒戦争』)
この切なさは宇宙を超える――こわくて、かわいい。
懐かしくて、何だか切ない。ノスタルジックなあの日の光景、
昭和時代のあたかかなかおり、レトロで、しかし色あせない
思い出……ホラーにSF、ミステリー。
直木賞作家がおくる、傑作「超」ショートストーリー集!

投稿者 fran : 23:55 | コメント (0)

2016年08月11日

キミの名前

朱川湊人:著者
PHP文芸文庫

「BOOK」データベースより
死ぬ前に“二十分間”、自由な時間をもつことができた
女性の意外な選択(「跨線橋の秋」)、生と死についての
真理を人間に教えるか討論する動物たち(「バルル原理」)、
夢の世界で自由に遊べる技術を身につけた男に訪れた、
思いがけない出会い(「夢見王子」)など、現在から過去、
未来、さらには“物語”の中まで、さまざまな世界を
箱庭に見立てた連作短篇集。
泣けて、笑えて、ゾッとする、「箱庭旅団」シリーズ第三弾。

投稿者 fran : 20:57 | コメント (0)

2016年05月11日

黄昏の旗

朱川湊人:著者
PHP文芸文庫

「BOOK」データベースより
切ない話、不思議な話、心あたたまる話―
現在から過去、未来、はたまた“物語”の中など、
さまざまな世界を舞台とした連作集。
国道四号線に突然現れたゾウに慌てる人々、
五年前に別れたときの姿のままの妻子の正体、
無愛想なジェフじいさんと皆に愛されるロボットとの
交流の行方、母が戻らないときにだけ開けるよう渡された
封筒の中身等、十五のショートストーリーが詰まった
「箱庭旅団」シリーズ第二弾

投稿者 fran : 19:31 | コメント (0)

2016年03月01日

なごり歌

朱川湊人:著者
新潮文庫

「BOOK」データベースより
昭和48年、小学校3年生の裕樹は県境に建つ虹ヶ本団地に
越してきた。一人ぼっちの夏休みを持て余していたが、
同じ歳のケンジと仲良くなる「遠くの友だち」。
あなたの奥さまは私の妻なんです―。
お見合い9回の末やっと結婚にこぎつけた仁志が
突然現れた男にそう告げられる「秋に来た男」。
あのころ、巨大団地は未来と希望の象徴だった。
切なさと懐かしさが止まらない、連作短編集。

投稿者 fran : 16:25 | コメント (0)

2016年01月20日

サクラ秘密基地

朱川湊人:著者
文春文庫

「BOOK」データベースより
仲良し4人組で作った秘密基地。
誰も知らないその場所に、少年たちは毎日のように
入り浸っていた。ある日、母子家庭のショースケが
家出すると言いだし、基地に泊まりこんだが…
(「サクラ秘密基地」)。
遠い昔に撮った写真、そこに写し出された哀しい
記憶と残酷な現実―短編の名手が贈る哀切に満ちた六編。

投稿者 fran : 16:14 | コメント (0)

2015年12月13日

箱庭旅団

朱川湊人:著者
PHP文芸文庫

「BOOK」データベースより
現在、過去、未来、そして虚構の世界―
それぞれを「箱庭」に見立てて紡がれた、
涙あり、笑いあり、恐怖ありの珠玉の物語が一冊に。
“出る”と噂の部屋に住んだホラー小説家、
夜中に母を待つ男の子のもとを訪ねてきたカラスのような男、
一冊しか本のない図書館に導かれた姉と弟、
雨が降ると現れる亡くなった孫を待つ祖母など
十六の物語世界を、少年は白馬とともに旅をする。
短篇の名手の真骨頂が味わえる連作集。

投稿者 fran : 15:51 | コメント (0)

2015年10月15日

満月ケチャップライス

朱川湊人:著者
講談社文庫

「BOOK」データベースより
兄妹と母さんが暮らす家に料理上手のモヒカン男が
やってきた。繰り出すメニューは、男同士のムニエルに
ブロッコリーのウソピザ、満月ケチャップライス。
家族の仲間入りのお礼にスプーン曲げの超能力まで授けてくれた。
その超能力を狙う怪しい宗教団体が周囲をうろつき出し…。
忘れられない「家族」の物語。

投稿者 fran : 15:23 | コメント (0)

2013年10月17日

鏡の偽乙女〜薄紅雪華紋様〜

朱川湊人:著者
集英社文庫

「BOOK」データベースより
大正三年、東京。画家を志して家を飛び出した槇島功次郎は、
雪の無縁坂で、容姿端麗な青年画家・穂村江雪華と出会う。
風変わりだが聡明、ずば抜けた画才を持つ雪華は、
この世に未練を残して死んだ者の魂を絵で成仏させる、
驚くべき能力の持ち主だった
。果たせぬ恋、罪深き業…死者たちの断ち切れぬ思いが、
二人の周囲に不可思議な現象を巻き起こす。
幻想と怪奇に満ちた、大正怪異事件帖。

投稿者 fran : 02:05 | コメント (0)

2013年09月02日

銀河に口笛

朱川湊人:著者
角川文庫

「BOOK」データベースより
昭和40年代、太陽の歩みが今よりも遅くて、
1日が十分に長かったあの頃。小学3年生の僕らは
『ウルトラマリン隊』を結成して、身の周りに起こる
事件に挑んでいた。
ある日、僕らは空を走る奇妙な流れ星を目撃する。
UFOかもしれないと光を追いかけた先で、
不思議な力を持つ少年リンダに出会い―
それが、あの紅色の日々の始まりだった。
なつかしくて温かい、少年たちの成長物語。
文庫化にあたり最終章を書き下ろした完全版。

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2013年06月04日

オルゴォル

朱川湊人:著者
講談社文庫

「BOOK」データベースより
「実は前から、ハヤ坊に頼みたいことがあってなぁ」
東京に住む小学生のハヤトは、トンダじいさんの
“一生に一度のお願い”を預かり、旅に出る。
福知山線の事故現場、父さんの再婚と新しい生命、
そして広島の原爆ドーム。見るものすべてに価値観を
揺さぶられながら、トンダじいさんの想い出の
オルゴールを届けるため、ハヤトは一路、鹿児島を目指す。
奇跡の、そして感動のクライマックス!
直木賞作家による感動の成長物語。

投稿者 fran : 01:17 | コメント (0)

2012年11月19日

太陽の村

朱川湊人:著者
小学館文庫

「BOOK」データベースより
父親の定年を祝うハワイ旅行で飛行機事故に遭った
フリーターの坂木龍馬。目が覚めると、そこはド田舎の村だった。
電気・ガス・水道すらない中、村人は鎌倉時代のような生活をしている。
幻術を使う怪しい地頭、父親の仇討ちのため修行する少年など、
教科書にも載っていない年号の村での不思議な日々に、
戸惑いながらも馴染みはじめた龍馬は、やがて隠された村の秘密に
たどりつく。そして龍馬を待ち受ける究極の問いとは。
脱原発の世論が高まる中、「文明と未開」の間に揺れる青年を
直木賞作家が描くノンストップ・エタテインメント。

投稿者 fran : 21:34 | コメント (0)

2012年09月03日

さよならの空

朱川湊人:著者
角川文庫

「BOOK」データベースより
拡大を続けるオゾンホールを食い止めるため、
化学物質ウェアジゾンが開発された。
しかし、それは思わぬ副作用をもたらすことに。
散布した空で夕焼けの色が消えてしまうのだ。
開発者のテレサは八十数歳のアメリカ人女性科学者。
テレサは胸の奥に秘めたある想いを達するため日本へ向った。
日本に着いたテレサは小学校三年生のトモルと
キャラメルボーイと名乗る若者と数奇な運命で巡り合い、
最後の夕焼けのポイントへと向う。
オール読物推理小説新人賞、日本ホラー小説大賞短編賞を受賞。
彗星の如く現れた小説界の大本命・朱川湊人が贈る現代の寓話。

投稿者 fran : 21:16 | コメント (0)

2012年03月26日

あした咲く蕾

朱川湊人:著者
文春文庫

「BOOK」データベースより
美しい容姿からは想像もつかないほどガサツな叔母の
意外な秘密についての表題作、雨の日だけ他人の心の声が
聞こえる少女を描く「雨つぶ通信」、西日暮里の奇妙な
中華料理屋を巡る奇譚「カンカン軒怪異譚」など、
『花まんま』『かたみ歌』の著者が、昭和の東京下町を
舞台に紡ぐ「赦し」と「再生」の七つの物語。

投稿者 fran : 20:59 | コメント (0)

2011年12月25日

本日、サービスデー

朱川湊人:著者
光文社文庫

「BOOK」データベースより
世界中の人間には、それぞれに一日だけ、
すべての願いが叶う日がある。
それが、サービスデー。
神様が与えてくれた、特別な一日。
本来は教えてもらえないその日を、思いがけず
知ることになったら。
直木賞作家の幸運を呼ぶ小説。

投稿者 fran : 21:56 | コメント (0)

2011年10月22日

わくらば追慕抄

朱川湊人:著者
角川文庫

「BOOK」データベースより
人や物の「記憶」を読み取れるという不思議な力を
もった姉の鈴音と、お転婆で姉想いの妹ワッコ。
固い絆で結ばれた二人の前に現れた謎の女は、
鈴音と同じ力を悪用して他人の過去を暴き立てていた。
女の名は御堂吹雪―その冷たい怒りと憎しみに満ちた
まなざしが鈴音に向けられて…。
今は遠い昭和30年代を舞台に、人の優しさと生きる
哀しみをノスタルジックに描く、昭和事件簿「わくらば」
シリーズ第2弾。

投稿者 fran : 00:14 | コメント (0)

2011年03月05日

いっぺんさん

朱川湊人:著者
文春文庫

「BOOK」データベースより
いっぺんしか願いを叶えない神様を探す少年と
その友人の奇跡を描く感動の表題作「いっぺんさん」、
田舎に帰った作家が海岸で出会った女の
因縁話「磯幽霊」とその後日譚「磯幽霊・それから」、
山奥の村で、ほのかに思いを寄せた女の子に起きた
出来事「八十八姫」など、じんわりと沁みる恐怖と
感動の九篇を収録。

投稿者 fran : 15:21 | コメント (0)

2011年02月15日

わくらば日記

朱川湊人:著者
角川文庫

「BOOK」データベースより
昭和三〇年代。当時私は東京の下町で母さまと
姉さまと三人、貧しいながらも仲むつまじく
過ごしておりました。
姉さまは、抜けるように色が白く病弱で、
私とは似ても似つかぬほど美しい人でしたが、
私たちは、それは仲の良い姉妹でした。
ただ、姉さまには普通の人とは違う力があったのです。
それは、人であれ、物であれ、それらの記憶を読み
取ってしまう力でした…。
小さな町を揺るがすひき逃げ事件、女子高生殺人事件、
知り合いの逮捕騒動…
不思議な能力を持つ少女が浮かび上がらせる事件の真相や、
悲喜こもごもの人間模様。
現代人がいつの間にか忘れてしまった大切な何かが
心に届く、心温まる連作短編集。

投稿者 fran : 14:33 | コメント (0)

2010年11月10日

赤々煉恋

朱川湊人:著者
創元推理文庫

「BOOK」データベースより
人の世はなんとおぞましく、美しいのだろう―。
若く美しいまま亡くなった妹の思い出を残したいと、
凄腕だという遺体専門のカメラマンに写真撮影を
依頼した早苗。ところが…。
初恋、純愛、そして日常と非日常への切望の数々。
赤々とした、炎のような何かに身を焦がす者たちの
行く末を、切ない余韻の残る筆致で巧みに描く。
直木賞作家・朱川湊人の真骨頂を、連作集であなたに。

投稿者 fran : 23:55 | コメント (0)

2010年10月14日

スメラギの国

朱川湊人:著者
文春文庫

「BOOK」データベースより
志郎が新居に決めたアパートの前には、
猫が集まる不思議な空き地があった。
その猫たちに構うなという大家の忠告に反し、
志郎は空き地を車庫がわりに使い、
捨て猫を飼いはじめる。
だが、それが彼の幸福な日常を一変させる。
愛するものを守るために凄惨なまでに闘う人と猫。
愛と狂気を描く長編ホラーサスペンス。

これはちょっと・・・

猫好きには、たまらなく残酷な話ではないかと。
表紙のファンタジックな雰囲気に騙されてはいけないのです。

ここまでする必要があったのだろうか。

短編では、なかなか心に響くいい話を書く作者なだけに、
なにがあったの?!と問いつめたくなります;;;


投稿者 fran : 01:16 | コメント (0)

2009年09月25日

水銀虫

朱川湊人:著者
集英社文庫

「BOOK」データベースより
17歳を目前に自殺した姉。明るく優しい性格で、
直前までそんな素振りはなかったのに、なぜ…
背後には、死神のような女生徒の姿があった(「はだれの日」)。
孫を交通事故で亡くした祖母。断ち切れない愛情と悲しみが、
孫の幼友だちをおぞましい事件に巻き込む(「虎落の日」)。
惨劇の陰には、人の心を蝕む「水銀虫」の存在が。
取りつかれ、罪を犯した人々の、悪夢のような一日を描いた
ホラー短編集。

いやぁ怖い怖い。
美しく、怖い。

ただ、これ単行本のジャケ、不気味ですよね。。。
文庫は綺麗だけど。
かなり鬱です。やばいです作品が。

ノスタルジックさはかけらもないので、これまで朱川作品を読んできた
人にはかなり異質なものになってると思います。

ただのホラーでもないところが、さらに不気味なんだよなぁ。。。

投稿者 fran : 00:01 | コメント (0)

2008年10月06日

かたみ歌

朱川湊人:著者
新潮文庫

「BOOK」データベースより
忘れてしまってはいませんか?
あの日、あの場所、あの人の、かけがえのない思い出を。
東京・下町にあるアカシア商店街。
ある時はラーメン屋の前で、またあるときは古本屋の片隅で—。
ちょっと不思議な出来事が、傷ついた人々の心を優しく包んでいく。
懐かしいメロディと共に、ノスタルジックに展開する七つの奇蹟の物語。

やっぱりアナログの、古きよき時代をよく描いてある。
今回は特にホラー色が強い気がするんだが。。。
死んだ人に出会える町、っていう感じでしょか。
あの世と繋がってると噂のあるお寺とか、時空を超える本とか。
決して怖くない、どころか、その町に行きたいとすら思える。

そして、これはひとつひとつは短篇なんだけど、全篇を通して
登場する古本屋のおじさんのひとつの物語にもとれます。
最後の「枯葉の天使」は、ほんとに泣けます。
最後まで脇役なんだけど、主役でした。

狭くてなにもない町だけど、住みやすい。
ときどきは、ちょっとばかり奇妙なことが、ないこともない。
そんな、町。
そしてアカシア商店街。
いいですね、この世界。

投稿者 fran : 23:49 | コメント (0)

2008年09月16日

都市伝説セピア

朱川湊人:著者
文春文庫

「BOOK」データベースより
人間界に紛れ込んだフクロウの化身に出会ったら、同じ鳴き真似を
返さないといけない—
“都市伝説”に憑かれた男の狂気を描いたオール讀物推理小説新人賞
受賞作「フクロウ男」をはじめ、親友を事故で失った少年が時間を
巻き戻そうとする「昨日公園」など、人間の心の怖さ、哀しさを描いた
著者のデビュー作。

「昨日公園」読みながら、なんっか既視感がんがんで、なにかと
思ったら、昔「世にも奇妙な物語」で観たんだ。
ちょっと設定は変わっていた気がするけど、流れはこのまんま。
あの話、すごく印象に残っていたので、原作のこの話読めたことは
すごく幸せだ〜。

ま、要するに、「世にも〜」の世界が好きなひとは、この作家も
きっと好きだろう。

他の作品も、ちょっと不思議でちょっと怖く、そしてちょっと懐かしい。
味わい深い短編集です。

投稿者 fran : 22:18 | コメント (0)

2008年06月25日

花まんま

朱川湊人:著者
文春文庫

うらがきより
母と二人で大切にしてきた幼い妹が、ある日突然、大人びた言動を
取り始める。それには、信じられないような理由があった…(表題作)
昭和30〜40年代の大阪の下町を舞台に、当時子供だった主人公が
体験した出来事を、ノスタルジックな空気感で情感豊かに描いた全6篇。
直木賞受賞の傑作短篇集。

これは好きだなぁ。
懐かしい空気にちょっとファンタジックなところ。
当たりの重松作品をまとめたみたいな(どういう感想?・笑)
子供だった時の思い出話という語りで展開されていきます。

懐かしいというには、ちょっとばかり時代がずれてるんですが
でも昭和40年台って言えば、あたしにはセピア色の思い出ですからねぇ。
見るもの聞くもの全てが不思議だった年頃。
花まんま、やったよなぁ。
妖しげな高架下、あったよなぁ。
親とかに脅し半分で言われたようなこと、真面目に受け取っていた
そんな時代。
今で言う都市伝説っぽいもの。それが凝縮された感じ。

なかなか楽しく読めました。

投稿者 fran : 00:22 | コメント (0)