2007年07月11日

LAST

石田衣良:著者
講談社文庫

うらがきより
外国人窃盗団に雇われ、通帳から現金をおろす出し子の男が最後に
打った手は(「ラストドロー」)。
住宅ローンに押し潰されそうな主婦が選んだ最後の仕事とは
(「ラストジョブ」)。
リアルで凶暴な世界に、ぎりぎりまで追い詰められた者たちが、
最後に反撃する一瞬の閃光を描く。
明日への予感に震える新境地の連作集。

ちょっと暗いなぁ、これは。
ぎりぎりまで追いつめられた人間がとる行動とは?
こんなんばかりじゃないだろうが、考えさせられる話もあり。
でも、全体的にいまいち。
後味もすっきりしない話ばっかだし。
まぁ、横山氏だの重松氏だので慣れてますからいいですけど(苦笑)

石田衣良、悪くはないのだろうが、あたしには特に可も不可もない。
単に波長が合わないだけなのかもしんないけど。

投稿者 fran : 23:43 | コメント (0)

2007年03月12日

娼年

石田衣良:著者
集英社文庫

「BOOK」データベースより
恋愛にも大学生活にも退屈し、うつろな毎日を過ごしていたリョウ、
二十歳。だが、バイト先のバーにあらわれた、会員制ボーイズクラブの
オーナー・御堂静香から誘われ、とまどいながらも「娼夫」の仕事を
はじめる。
やがてリョウは、さまざまな女性のなかにひそむ、欲望の不思議に
魅せられていく…。
いくつものベッドで過ごした、ひと夏の光と影を鮮烈に描きだす、
長編恋愛小説。

百人いれば百様の性がある。
何が正常で何が異常かなんて、無意味な事だ。
そんなつぶやきが聞こえてくるような一冊。
娼夫となったリョウが、あまりに多様な女性たちの欲望に驚きながらも
魅了され、退屈だとばかり思っていた人生を楽しみ始める、「たかが
セックス、されどセックス」そんな話です。

ただ、きれいすぎるんですよねぇ。結構キワドい描写もしてるのに
なんか乾いている。
それは石田衣良だから、なんでしょか。
とはいえ、読後感はそれほど悪くない。
なんとも奇妙な本でした。

投稿者 fran : 23:23 | コメント (0)