2012年05月11日

追想五断章

米澤穂信:著者
集英社文庫

「BOOK」データベースより
大学を休学し、伯父の古書店に居候する菅生芳光は、
ある女性から、死んだ父親が書いた五つの「結末のない物語」を
探して欲しい、という依頼を受ける。調査を進めるうちに、
故人が20年以上前の未解決事件「アントワープの銃声」の
容疑者だったことがわかり―。
五つの物語に秘められた真実とは?
青春去りし後の人間の光と陰を描き出す、米澤穂信の新境地。
精緻きわまる大人の本格ミステリ。

投稿者 fran : 01:14 | コメント (0)

2010年07月17日

インシテミル

米澤穂信:著者
文春文庫

「BOOK」データベースより
「ある人文科学的実験の被験者」になるだけで
時給十一万二千円がもらえるという破格の仕事に
応募した十二人の男女。
とある施設に閉じ込められた彼らは、実験の内容を
知り驚愕する。それはより多くの報酬を巡って
参加者同士が殺し合う犯人当てゲームだった―。
いま注目の俊英が放つ新感覚ミステリー登場。

投稿者 fran : 01:08 | コメント (0)

2010年04月19日

ボトルネック

米澤穂信:著者
新潮文庫

「BOOK」データベースより
亡くなった恋人を追悼するため東尋坊を訪れていたぼくは、
何かに誘われるように断崖から墜落した…はずだった。
ところが気がつくと見慣れた金沢の街にいる。
不可解な思いで自宅へ戻ったぼくを迎えたのは、
見知らぬ「姉」。
もしやここでは、ぼくは「生まれなかった」人間なのか。
世界のすべてと折り合えず、自分に対して臆病。
そんな「若さ」の影を描き切る、青春ミステリの金字塔。

SF?ちっくな。
うん、悪くない。

ただ、とことん、救いようがないけど。

人間の身勝手さに腹が立つ人には向かないかも、だ。

投稿者 fran : 00:32 | コメント (0)

2008年05月23日

犬はどこだ

米澤穂信:著者
創元推理文庫

「BOOK」データベースより
何か自営業を始めようと決めたとき、最初に思い浮かべたのは
お好み焼き屋だった。しかしお好み焼き屋は支障があって叶わなかった。
そこで調査事務所を開いた。この事務所“紺屋S&R”が想定している
業務内容は、ただ一種類。犬だ。犬捜しをするのだ。それなのに、
開業した途端舞い込んだ依頼は、失踪人捜しと古文書の解読。
しかも調査の過程で、このふたつはなぜか微妙にクロスして—
いったいこの事件の全体像は?
犬捜し専門(希望)、二十五歳の私立探偵・紺屋、最初の事件。
『さよなら妖精』で賞賛を浴びた著者が新境地に挑んだ青春私立探偵小説。

なんでお好み焼き屋がだめだから探偵なのだ?
とツッコミいれたくなるよな(笑)
しかし、それなりに優秀だった銀行員であった紺屋が極度のアトピーに
かかり、水仕事は無理だと思った経歴を読めば納得は出来るのである。
とはいえ、なんで犬専門?と思うけど(笑)

ともあれ。
いろんな絶望を抱えて、それでも立ち直るために立ち上げた調査事務所。
舞い込んできた依頼は、犬とは全く関係なく、人探しであった。
のろのろと立ち上がった紺屋だが、事件は意外な展開を見せ始め…。

探偵に憧れ、押し掛け助手に収まった後輩「ハンペー」との温度差が
結構笑える。
ネット仲間のGENや、口は悪いけど何かと手足になってくれる妹や
町役場の友人なども、いい雰囲気だしてます。
決してハッピーエンドなラストではないけど、まぁ納得はできるかな。

シリーズになるのかな?
こういうやる気のない探偵も好き(笑)

投稿者 fran : 02:18 | コメント (0)

2006年08月28日

さよなら妖精

米澤穂信:著者
創元推理文庫

うらがきより
1991年4月。雨宿りをするひとりの少女との偶然の出会いが、謎に
満ちた日々への扉を開けた。遠い国からはるばるおれたちの街にやって
来た少女、マーヤ。彼女と過ごす、謎に満ちた日常。そして彼女が帰国
した後、おれたちの最大の謎解きが始まる。謎を解く鍵は記憶のなかに。
忘れがたい余韻をもたらす、出会いと祈りの物語。

題名からファンタジーかなーと思い、あらすじ読んで、謎解きのミステリ
かなーと思ったら、どっちでもなかった(苦笑)
新規開拓の網にかかった作者です。

うーん。。。微妙。。。
いいとか悪いとか、うまくいえない。

ユーゴスラビアからやってきた少女マーヤとひょんなことから出会い、
この街・藤柴市を案内することになった、おれ・守屋路行と同級生の
大刀洗万智。白河いずると文原竹彦も加わり、マーヤのちょっと怪しい
日本語での会話や質問を通して、今まで気がつかなかったことや、考えも
しなかった事があることに気づく。
そして、戦争のまっただ中にあるユーゴスラビアの「どの国」にマーヤは
帰ろうとしているのか?

要は、守屋はマーヤが好きで、マーヤを探したくて、マーヤの国を
特定するために過去回想の形式で物語は進むんだけど。
で、だからなんなの?という感じがなくもない。
戦争をしている国が自分の故郷で、そこは絶対帰らないといけなくて、
戦争をなくす為に、これからの自分たちが国を作るのだと、平和な
日本のことを学びに来たマーヤに対して、守屋は平和ボケした日本の
学生らしく、なにも考えずにただ漠然と「行きたい」という気持ちだけで
そのへんの思考の違いはおもしろかったのだけど。

「哲学的意味がありますか?」が口癖のマーヤ。
その言葉、そっくりそのまま、この本に返したい気もする(^^;

投稿者 fran : 22:57 | コメント (0)