2013年09月13日

ポリス猫DCの事件簿

若竹七海:著者
光文社文庫

「BOOK」データベースより
三十人ほどの人間と百匹以上の猫がのん気に暮らす
通称「猫島」。島の臨時派出所の巡査・七瀬晃の相棒は、
丸顔で目つきの悪いでっかいドラ猫、DCだ。
個性的すぎる島民や困った観光客が引き起こす騒動に
てんてこまいの毎日。
そんな中には、大きな事件も隠されていて…。
お気楽だけど真面目な青年警官とポリス猫が、
意外な(?)活躍を見せる傑作コージー・ミステリ。

投稿者 fran : 01:41 | コメント (0)

2007年02月22日

海神(ネプチューン)の晩餐

若竹七海:著者
光文社文庫

うらがきより
タイタニック号沈没の際、ある著名作家が、自身最後の未発表原稿を
空き瓶に入れた・・・
20年後、資産家の息子・本山は旧友から謎の原稿を買わされた。
米国に向かう氷川丸に乗り込んだ彼の船室に、何者かが盗みに入る。
原稿には、何らかの暗号が隠されていたのだ。さらに続発する怪事件とは?
たっぷりのユーモアとほろ苦い結末。船上ミステリの名作。

若竹氏って、何冊か読んだけど、どうもしっくりこないのよねー。
といいつつ、また買った訳だが、これはわりと良かった。

1912年に起こったタイタニック号沈没事件。
そして20年後の1932年、日本の豪華客船「氷川丸」がシアトルに向け、
10日間の船旅が始まる。
タイタニック号の犠牲者であったとある作家が残した原稿。船に乗り込む
前に偶然会った旧友に売りつけられた時から、この奇妙な事件は始まって
いた。誰も知らないはずのこの原稿を盗もうとしたのは?
そして何の為に?

満州事変から世界大戦に突入していく時代、その暗く沈んだ背景と
対照的な豪華客船で起こる珍騒動。
けれども、軽快に騒ぎながらも、時代の波に飲み込まれていくさまが
この事件の真相でありありと描かれている。
これもある意味「ふたつの祖国」だよねぇ。

会話や小道具など、当時の時代をよく表している描き方がいい。
「村田エフェンディ〜」をもっと軽く砕いたみたいな感じ(笑)

これ、今気がついたが10年前の作品だわ(^^;
昔の方がいいのかなぁ・・・

投稿者 fran : 23:01 | コメント (0)